予定通り、昨日に続いて県武道館に稽古に行きました。
昨日は足腰が余裕でしたが、むむ、しゃがむと膝がちょっと突っ張って「よいしょ!」と自然と声がでるぞ。
どうやら筋肉痛のようです。まだ翌日筋肉痛がでることを喜ぶべきか、筋肉痛になったことを悲しむべきか、ハムレットのような複雑な心境です。
それでもめげず、午前の仕事を終えてフェードアウト。
いつもRAHさんに見せているスルスルっと入る動きを上手く使って、職場からスルスルっと抜け出します。
いざ、県武道館へ!
今日も稽古前稽古(よく考えたら変な表現ですが)からスタート。
今年の現役生には、うちのメンバーによく似た「ニオイ」を発している人がちらほら。
( ̄∇+ ̄)v キラーン
ということで、昨日自主練習の時に「胡散臭い」ワールド全開で稽古していました。
私の嗅覚は間違っていませんでした。
今日は稽古前稽古から昨日一緒に練習した人たちが来てくれました。
ふふふ ( ̄ー ̄)
で、昨日の復習も込めて両手持ちの側面入身
これは無難に終わりました。
本日も田中先生の稽古です。
昨日と同じように、四股40回(20回×2)と円描き10回
今日も余裕・・・じゃない。
筋肉痛が・・・
そうか、この筋肉痛は円描きの筋肉痛か・・・
でも、「平気だよ~ん」という顔をして(でも身体は正直で汗がボタボタおちました)終了。
早速体術へ。
最初の技は半身半立ちの四方投げでした。先生はあの膝でよく座りができるな、と改めて先生の超人ぶりに感嘆しました。
半身半立ちの四方投げでは、最初に一歩踏み込んでしっかりと身体全体で相手を引きながら極めることを注意されていました。
特に今年は女性が多いため、ごつい男を手先だけでは極めることができず、何度も体全体の使い方を注意されていました。
二つ目の技は胸持ちからの合掌捻り? でした。
受けが胸持ちに来るところを両手でつかんで呼吸投げをするのですが、相手の掴んでくる流れを利用して腰を切り送り出します。
いつも言っていることですが、先生は相手の手を握ったり掴んだりしません。また、腕を捻じったりもしません。そうすると呼吸投げでなくなってしまいます。
上手くできない人ほど、相手の手をつかんだり腕を捻じったりして無理やり投げますがこれは先生の技ではないので私はやりません。
また、先生の技は決してシテの腕は上下しません。上下させて勢いをつける方法もないわけではありませんが、先生がやられる技のように勢いよくは投げられません。
この点は忘れないようにして下さい。本当は先生の技を受ける機会があるとよいのですが、本当に気持ちよく吹っ飛ぶのでびっくりします。
そんな技を目指したいですね。
で、この時点で密かに「次はあれか?」と予想を。
思ったっ通り! 三つ目の技は胸持ちからの肘極めでした。
これが出るということは先生気合が入っているな、とひそかにニンマリ。
これは私も好きなので、よく稽古でやります。
今回合宿参加者の半数は女性なのですが、じつはここまで誰一人私のところへは来てくれません。(´_`。)
おっさんだからか? ごついからか? 先に胡散臭さにつられた男たちが来るからか?
わかりませんが、女性が来てくれた以上、めいいっぱいジェントル&親切にやろう! と決意。
でも肘極めかぁ・・・
極めないとダメだし、極めたら間違いなく痛がるし、手加減が難しい、というかできるのか?
とNoriさん並みに内心悶々としながら開始。
でも、説明を多くする作戦でそれなりにソフトかつしっかりとやることができました。
以外にみなさん「皮一枚」を巻き込むのが上手い。
ここで、意を決して田中先生のところへ。
実は私は一度も先生に直接肘極めをかけられたことはありません。たしか。
繰り返し先生の技を見て、「きっとこうだろう」と思ってやって来たのです。
でもこのままでは悔いが残る、そんなのは嫌だと思って失礼を承知で先生に「先生肘極めをかけて下さい」とお願いしました。
先生は快く技をかけて下さり、繰り返し極めながら技のポイントを教えて下さいました。
極め続けるのではなく緩めて極めるを繰り返すことで、身体に直接「技の掛る感触」を教えて下さいました。
先生がそのように教えて下さったことと、先生にお願いして技をかけていただけたことは感動で胸が一杯になりました。
めちゃくちゃうれしかったです。本当に合気道を続けてきてよかったと思いました。大げさかもしれませんが、本当にそう思ってのです。
もう一つ「実は」なのですが、これまで大学の稽古でもどうも私のやる肘極めは多数派の技とは違うような感じがしていて、(掛ってはいるものの)ちょっと不安がありました。
そこで、意を決して先生に身を持って教えていただいたのですが、先生にかけられて「一緒だ!」と思ったのもとてもうれしかったです。
なかなか、私にきちんとかけて下さる方はいないので、今日先生にかけていただいた感触は深く頭と体に刻みこみました。
道場でもまた稽古しましょう!
と思いきや、次はさらにディープに肘極めが崩れた時の極めも練習。
ここで、お話のあと杖に。
杖の最初の技は誘った杖を相手が掴んだところを引いて崩して、横面から杖を打ち込む、という技でした。
身体の動線の変化がなれないとわかりにくい技で、ここらで胡散臭いワールドの効果か、超人気者になることができました。
これは杖の技で今までやったことがないので、是非やりましょう!
続いて、相手が杖で横面を打ってくるのを捌いて四方投げと呼吸投げに。
ふふふ。ここでも胡散臭いワールド全開です。
なにやら副館長代理補佐さんやMigtyさんやRAHさんや日拳T君のように目を輝かせながら「胡散臭さ」に惹かれる学生たちがわらわら集まってきました。
うーん、いいなあ。
相手の掴んでいるところを支点として紡錘形を二つ(鼓)描くように杖を動かしながら、「ありゃ?」と言われるように投げてみます。
一部目が星のように輝く人たちが。うーん、最高な学生ですね。
ここで稽古終了。
本当は稽古後稽古(やっぱり日本語変だな)もみっちりやりたかったのですが、仕事があるので断念してすぐに帰宅。
今回の合宿は先生の稽古にしっかり参加できて、かつ先生に技をかけていただいて、この上なく最高でした。
K大学のみなさん、ありがとうございました。
でも、明日か明後日も行きたいな・・・