このページを読んでいる方は、「子どもに合気道をならわせたい」と思っている方だと思います。
せっかく子どもに習わせるのであれば、親も一緒に始めてみてはいかがでしょうか。
子どもの送り迎えの間の時間はもちろん大切かもしれませんが、週1回子どもと一緒に汗をかく時間はもっと素晴らしいです。
私をはじめ現在有段者のほとんどは親子で合気道をやっています。私の場合は長い間合気道をやってきているので、子どもも自然とはじめたのですが他の有段者の多くは子どもと一緒に合気道をはじめた方ばかりです。是非彼らに子どもと一緒に道場で稽古する楽しさを聞いてみてください。きっと、自分もやってみようかなという気になると思います。
とはいえ、これまでほとんど運動をやってこなかったという方や、子育てで運動をやる暇はなかった、もう年齢が年齢だしという母親にとってはそんなの無理という気持ちもあるでしょう。でも大丈夫です。当道場で親子で一緒にはじめた方はみんなはじめた時は三十代後半(子どもが小学校に入っているのですから当たり前ですが)です。もちろん、最初はそれなりに筋肉痛にもなりますが、合気道は柔術なのでゆっくりと長く稽古することが可能です。すでにたくさんの「親子門人」がいるので、慣れていない初心者にどのように稽古してもらえばよいかは私以外みんなよく知っています。
見ているだけだとどうしても親としての上からの目線でみてしまいがちですが、一緒に稽古すると子どもの楽しさと苦労もわかります。子どもからみても一緒に稽古している親から言われることは単に親としてだけでなく、同門の仲間としての言葉としてまた違った重みをもつものになります。
何より、なかなかはじめにくいかもしれませんが、実際にはじめてみると本当におもしろいんです。きっと子どもの手を引っ張って稽古に行くお母さんやお父さんになるはずです。素敵だとおもいませんか?