例のごとく稽古を丸投げして、徳島にやって来ました。(  ̄▽ ̄)
今回は合気道と全く関係ないイベントに参加しに。
今回参加するのは、晋山式という行事。
新しい住職が就任する際の儀式です。
今回参加させて頂くのは、四国最古の禅寺の晋山式です。
高知空港から車で3時間。よくもこんな何も無いところに1200年以上も前に開山 したなぁと感心してしまいます。
晋山式の話は次回にして、今日高知で感じたのは、どこからどこまでも坂本龍馬一色ってことぜよ。あ、( ̄□ ̄;) 。
いや、高知ってもっと沢山有名人いるじゃん。長宗我部元親とか、やなせたかしとか。
ちょっと商業色がつよすぎて、食傷気味になりました。まっことやり過ぎっぜよ。あ、!Σ( ̄□ ̄;)。
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11月16日(土)稽古日誌 午後
今日は久しぶりの午後の大人の稽古です。
大人の稽古は大人だけで稽古できるので、他の道場の方や三重や東京の仲間も時々顔を出してくれます。
今日は外からの仲間はいませんが、大人は随分います、ラッキー。
さてみっちり自分の稽古をしよう・・・と思いきや、子どもがたくさん。
いや、きっと彼らは江戸川君と同じように、見た目は子ども中身は大人に違いない。
ならば、ついていなくても大丈夫だ、と0.5秒くらい自問自答して大人の稽古に参加。
とりあえず山鉄さんと二人で稽古したのですが、どうも息が上がる。
息が上がるというのは、合気道としていまいちなので、おかしいな、と思いつつ休憩。
今日の自分のテーマは「崩し」。
相手の攻撃を捌いた時点で崩し、そのまま崩した状態を維持して技に移る。
崩しが不十分でもいけないし、崩しすぎて自分と相手のバランスが崩れてしまっても行けないので結構難しいコントロールが必要になります。
例えば方手取りの時の一つの形として、相手が手をつかもうとした瞬間に手首を内側から回して相手の手首(腕)を制する。
この時気をつけるのが、相手の手首をつかんだり、絞り上げたりしないこと。
せっかく自分のコントロール下においても力を入れて絞ってしまうと、「力で抑え込んでいる」だけになってしまいます。
あくまで、相手を制した力(相手への圧力)を維持したまま、作用点で力の大きさと作用を固定しながら技に入る方向に相手を誘導していく。
同世代の人にしかわからないかもしれませんが、イメージ的には「くっつく波紋」って感じでしょうか。
これが結構難しいのですが、やっているとはまります。
できると楽しいです。
Noriさんにかけてみたところ、いきなり入れ食い状態で、「先生!これ教えて下さい!副館長代理補佐さんにかけたい!」と。
力を抜くのが今のテーマでは????
で、何回か練習した後チャレンジしにいったのですが、悶々としている副館長代理補佐さんに肩すかしを喰らって、感覚を忘れてしまったのか上手くかかりませんでした。
稽古しましょうね。まだリアクションHさんがいます!
体転換について
最近の稽古で体転換がプチブームなので、体転換について私見を少し。
転換は相手の攻撃を捌く(流す)ことが目的ですが、その点についてもう少し突っ込んで考えてみます。
相手の攻撃を捌くということは、相手の攻撃力をそぐわけですが、それだけではありません。その後に技をかけることを前提として転換することから、転換の目的は単に相手の攻撃を捌くだけでは物足らず、技をかけやすい位置に相手を誘導しながら攻撃力を削ぐ、という二つの動作を同時にする必要があります。
その際、捌き終わった時点で自分の力を使ってしまっていては、その後に技をかける力が残っていません。大切なのは自分の力を残したまま相手を制することだと思います。
そのためには、転換において自分の力を極力使わないようにすることですが、それにはどうしたらよいかが問題になります。
力を使わないということは実は力を使えないということに通じるのではないかと思います。身体を回転させる際に、身体の中心軸を動かす感覚で回転するのがよいのではないかと考えます。軸というのは非常に細い線(あるいは細い棒)なので、それを回すのに力は必要ありません(別の言い方をすれば力を使うことはできません)。自分の身体の中心に可能な限り細い軸を意識してそれを回す。
ただ、物理的に相手と接しているのは手や腕なので、その部位も動かさなければいけない。力としては軸だけを動かし、動いた軸の運動エネルギーが身体の外側に伝わって相手に物理的にはたらく、というのが一つの理想ではないかと思います。軸の回転運動が次第に外側に伝わる、その軌跡を鳥瞰すると螺旋の動きになるのだと思います。
軸のみを動かすときの意識としては、足特に腿の内側に意識をおいてそれぞれの足が内回りに回るように意識しながら二つの回転のエネルギーを腰を通る中心軸に伝えるように意識するとよいと思います。二つの回転の意識は中心に向かう力の意識となり、軸を回転する力が外側に拡散しないように働くはずです。
反対に相手との接点である身体の外側から動き出すと、身体全体が一体化して動くためどうしても身体全体と動かすエネルギーが必要となります。
また、転換終了後に手首やひざに力が入っている(緊張している)のも、やはりエネルギーロスであると思います。
方法や考え方・理論は人それぞれだと思いますが、できるだけ余分な力を使わない、という点ではみんな考えが一致するのではないでしょうか。
11月16日(土)稽古日誌 午前
今日は学芸会や展覧会や補習や期末試験やなんやで、事前から子どもが10人以上欠席と連絡を受けていました。
で、道場を覗いてみるとNoriさんが一人で剣を振っている・・・
これは二人っきりじゃないか(ニヤリ)、あんなことやこんなことして(おちょくろう)、と下心いっぱいでいると子どもが4人登場しました。
6人で稽古開始。
子どもが全員白帯なので、二組に分かれて、私とNoriさんがそれぞれの組をみることにしました。
4年生、1年生、幼稚園生なのでとにかく動きが愛らしいので、やさくししまいそうなのをこらえて、いつも通り厳しめに。
ほとんどがまだ始めたばかりなので、基本の一教・二教と座りの呼吸を稽古しました。
稽古の途中から大人が二人参加。
二人の体転換のくせを修正するところから稽古を始めました。
当初の予定では、大人が来たところでNoriさんに自分の稽古をしてもらおうと思っていたのですが、あとから来た二人がいい感じで稽古をしていたので、そのままNoriさんには子どもの指導をお願いしました。
すみません。
小さな子どもにどれくらい稽古をさせるかは、いろいろ難しい面もありますが、うちの方針としては厳しく稽古して早くうまくなれば、子ども本人も楽しい! と考えて少し大変でもしっかりとやってもらいましょう!
関節技で痛くて涙しても・・・・ね。
11月6日(水)稽古日誌 -新しい門人-
HPがダウンしているため、書き込みが前後しているかもしれません。
11月から新しい門人が2名増えました。
一人は有段者で、もう一人は日本拳法をやっている大学生。
いつものように仕事を終えて道場に入ろうとしていると、ずいぶん大人がたくさんいるではないですか。
一人は今日から水曜稽古に参加することを知っていいたのですが、もう一人は「誰だ?」
入ってみてわかりました。
以前、体験に来てくれた大学生でした。柔術に興味があるとのことで、合気道をはじめたいので色々経験していると言って体験に来てくれました。
他の武道をやっている人はいいですね。リアクションHさんも書いていますが、どうしても合気道を続けていると馴れ合いになってしまう部分があります。もちろん、稽古は型稽古であって、相手に合わせる必要はありますが、それだけではねぇ。やっぱりいろいろやってみたいというのも人の心でしょう。
うちの道場を訪ねてきた人にはできるだけ柔術の楽しさを知ってもらいたいと思っています。ということで、体験に来てくれた時には好きにやってもらいました。とはいえ、その上で技をかけるのはとても大変。日拳の彼にとっては不十分だったかもしれないかな、と半ば反省していたところだったので、彼が道場にいたのを見てとても驚きました。嬉しかったです。
それにしても、最近は武道経験者がよく来てくれます。で、稽古に来るようになってくれます。名古屋至誠館で合気道や柔術の魅力を知ってくれたとすればありがたいです。私は合気道を主にやっていますが、いろいろな武道をやりたい、という人の気持ちはよくわかります。雑食主義おおいに結構だと思います。他の武道を経験した人がうちの門をたたくのが、名古屋至誠館の一つの魅力になってくれればうれしいです。
そういえば、HさんはがっつりT君に食いついていました(笑)。
HP復旧しました!
サーバーのトラブルで、2週間にわたってHPが閉鎖されていましたが、ようやく復旧しました。
バックアップの問題で1か月分の投稿がなくなっていますが・・・まあいいか。
みなさん、再度投稿よろしくお願いします。
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I am sorry we haven’t see our site for two weeks.
Now we’ve recovered our site completely.
Please enjoy.
9月18日稽古日誌
久々の稽古日誌一番乗りです。
今日はいつも合宿でお世話になっている大学のOBが稽古に参加してくれました。
これまで参加してくれてい同大学のゲストもかなりの数になりました。
ありがとうございます。&これからもよろしくお願いします。
で、せっかく剣ができる人が参加してくれたので、大人は剣の稽古をしました。
こっちは例によって丸投げなので、コメントはNoriさんかな。
子ども達は来月からの昇級審査に向けて練習することにしました。
うちの道場の方針として、子ども同士できちんと教えることができるようになってもらうことを目指しています。
先輩や上級生がきちんと教えることができる風習が育っていることがとても頼もしくもあり、嬉しくもあります。
目的があると子どもたちの真剣さが違います。
いつも以上に真剣に稽古していました。
こういうときの稽古姿は保護者にも是非見てほしいと思えるものです。
ということで、今日休んだ子ども達も審査に向けてしっかり稽古して下さい。
上の級の子たちは「教えるのも審査の一つ」なので、気を付けて下さい。
カウントが! 04
やはり定例行事はきちんと踏まなければ、ということで
カウントが30000を超えました
皆様ありがとうございます。 副館長代理補佐さん、今回はキリ番ゲットできました?
合気道のネタあり、どうでもいいネタありと「楽しければよし」のコンセプトで綴って来たHPですが、皆さんの参加を得て順調にアクセス数を増やしています。
新たに参加してくれるようになった無礼者さんやスキンさんにも感謝です。
無礼者さんの無礼っぷりも楽しみにしています。
私より理論的なスキンさんの合気道談義も楽しみにしています。
ところで、山鉄さんや丸儲けさんはどうしているのかな。
と振ってみたりして。
みなさん、これからもよろしくお願いします!!!
土曜の大人稽古について
9月より不定期で土曜日午後に大人の稽古を行ないます。
今月の稽古は9月21日(土)午後2時~です。
同日夜は懇親会もあります。
稽古の際には剣と杖も忘れないようにして下さい。
重心と柔らかさ
副館長代理補佐代行代理支部長さんが書いていたので、T大のことについて書こうと思ったのですが、丸投げできそうな匂いがプンプンしたので、スキンさんに投げたところいきなりジャストミートしてくれました。
以下はスキンさんの投稿です(投稿できる権限を渡したので、コメントでなくて投稿して下さい。なんでも自由に投稿してもらって構いませんよ~)。
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T大の特徴はまず足腰にあります。毎練習毎に四股と円かきを必ず実施するので4年の段階で足腰だけなら全員2段以上でしょう。技は合気会系と養神会系の間に位置するような技です。形よりも効くか効かないかを重視している傾向がありますのでともすれば、悪い方向へ進んでしまう(受けががちがち、仕手もがちがちで力任せの技になるため道場内では年功序列的に技がかかるが素人には手を離されたり逃げられたりするためかからない。)可能性があります。しかし指導陣が呼吸をとことん大事にした練習により無駄な力を抜くことを意識させられたり、正しい鹿島神流剣術(剣の重みを生かしつつものうちのみに力を出す、千変万化できるよう芯は強くもちつつ、節々は柔らかい)を取り入れていますので全体としては悪い方向へ進まずにすんでいると思います。
先日の稽古風景はT大部員の平均よりも悪い方向へ進んでいる人が少なめなものだったのでより良い印象を抱いていただけたのかなと思います。
副館長代理補佐さん
私も非常にためになった一日でしたし、楽しかったです。また家庭が許す限り顔を出しますのでよろしくお願いします。
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OB稽古in名古屋02
土曜日に行った大学のOB稽古について、あんまり嬉しいので、続編を。
OB稽古を行って2日、たくさんの方から感想をいただきました。
嬉しかったのは、みなさん今回のイベントに積極的で、是非またやろうという意見がほとんどだったことです。
次も頑張って企画しようというモチベーションにつながります。本当にうれしいです。
また、名古屋で他の道場で稽古している後輩が参加してくれたこともとても嬉しかったです。道場の稽古やほかの用事に優先してOB稽古に参加してくれたことは、呼びかけをした立場としてはとても嬉しかったですし、大学の繋がりの強さを感じました。
さらに今はなかなか稽古する機会のないOBがうちの道場の稽古や合宿に来てくれると言ってくれたこともとても嬉しかったです。同門の仲間が来てくれて、うちの門人とも交流してくれることは合気道の稽古においても人の輪においてもこの上ない幸せです。
さらにさらに、今回の稽古にからめて、M君や武がわざわざ午前の名古屋至誠館の稽古に参加してくれたこともとても嬉しかったです。これも門人一同感謝しています。OB稽古は午後だったので、午前に東京や滋賀を出れば余裕なのにわざわざ前倒しで名古屋に来て午前の稽古に参加してくれました。本当にありがたいとともに、仲間の大切さを感じました。
そんなこんなで、終わった後も満足とありがたさを感じさせてくれる稽古に感謝するとともに、次も必ずやるぞ、と強く感じました。
それが言いたかったです。
愛知県合気道連盟講習会について
丸投げ館長です。
連絡事項をいくつか
1.今週水曜日よろしくお願いします。休みます。
2.県連講習会について
出欠の連絡がまだの方はできるだけ早めにNoriさんまで返事をしてください。
もちろん私は参加です。
いろんな人と稽古したいので。もちろん、懇親会も。
OB稽古イン名古屋
9月7日は稽古が二本立てでした。
午前はいつも通りの稽古で、午後は大学のOBと現役の合同稽古に参加しました。
大学の周年記念行事にあわせて、現役の方々が地方のOBと稽古をするためにわざわざ名古屋まで来てくれました。
大学は東京にあるので、名古屋近辺に在住するOBはそんなに多くありません。
にも関わらず呼びかけに応えて参加してくれた20名以上のOBの皆さんありがとうございました。
特に私よりもずっと上の先輩方に久しぶりにお会いできたのはとても嬉しかったです。
本当に楽しかったです。
今回は事前に学生から連絡をいただいて、手伝いをさせていただきました。
準備を通して現役のみなさんと近づけたこともとても嬉しいです。
それなりの行事だったので、到底自分だけでは動けず、ほかのOBや道場の大人の人たちにも手伝ってもらいました。
事前の準備や呼びかけに協力いただいた皆さん、事前の急な変更にも嫌な顔をせずに対応してくれた、後輩の皆さんに感謝していますし、私のために自分たちに関係のないイベントの下働きをやっていただいた門人の皆さんにも感謝しています。
門人のみなさんは手伝いの傍ら稽古を見学して参考になったかと思います。
さらに稽古への参加するよう声をかけてくれたOBにも感謝です。
少しの時間ですが、普段の稽古では味わうことのできない、貴重な体験ができたかと思います。
9月7日稽古日誌
今日の稽古は東京や関西からのゲストも迎えて賑やかでした。
いいですね、やっぱり。
同日は母校の大学のイベントがあることもあって、大学のOBがたくさん参加してくれました。
大学OBの繋がりのありがたさを感じます。感謝。
さて、折角たくさんの人が外から稽古に参加してきてくれているので、皆に一つずつ技を出してもらうことにしました。
私の母校はいろいろなスタイルの合気道をやる人がいるので、うちの門人にとってはとても刺激になります。
午後の稽古の際に大学OBの数名から言われましたが、うちの門人は母校の大学のスタイルに似ているそうです。
私のスタイルや、折につけ参加してくれるたくさんの大学OBの影響を考えれば当たり前かな。
稽古後は大人の門人も子どもの門人もそれぞれ自分の気に入ったスタイルの稽古法をゲストの人たちに紹介してもらっていました。
本当にいい刺激になった稽古です。
これからもよろしくお願いします。
ゲリラ豪雨を考える02
問題はどうして「局地的」になるかです。
1.上空にある冷たい空気
ですが、上空(雲ができるくらい上空)は大きな空がつながっています。言い方を変えれば一つの大きな空があるわけです。
また、
3.南から入ってくる湿った空気
とありますが、これも我が家の周りだけ湿った空気が入ってきて、隣町には湿った空気は入ってこない、ということもあまり考えられません。
言いかえれば、1と3の条件は「名古屋全域に雨が降る」条件ではあっても、「局地的に雨が降る」条件ではないと考えられます。
とするとゲリラ豪雨の一番の条件は2の地面近くの温度が高い、ということです。
これをイメージするには焚き火をイメージしてもらえばよいと思います。焚き火をするとその上の部分だけ非常に熱くなります。しかし焚き火から数m離れるとほとんど熱さを感じなくなります。そして、焚き火の上に薄い紙などを投げると上昇気流で紙は上の方に上っていきます。
つまり、地面近くの熱については非常に局地的に存在させることができて、しかも局地的な上昇気流を発生させることが可能です。
要するに、局地的な熱源さえあれば局地的な豪雨は振るのです。
そうすると次に問題になるのは、どうしたら「局地的な熱源」が発生するかです。
その原因と考えられるのがヒートアイランド現象です。車やエアコンの室外機など自然界に存在しない熱源が一か所にあつまると、局地的な熱が生じます。こうした熱源は、住宅の集中や交通網の分岐点など都市の構造によって、ある一点に集中的に発生します。例えば構想マンションが立ち並んでいる場所などがそうした場所です。つまりヒートアイランド現象によって局地的な熱源が生じることが、ゲリラ豪雨の原因であるのではないかと考えられます。
とすると、局地的豪雨が降るのは大都市の証、ということになるのかな?
「おまえんちいいなあ、ゲリラ豪雨が降るくらい都会で、うちなんか普通の雨しか降らない田舎だもんな」
「わたしさぁ、昨日ゲリラ豪雨でずぶぬれになっちゃって。都会だからしょうがないよね」
豪雨の被害は深刻だから、ない方がいいのですが・・・
ゲリラ豪雨を考える01
昨日9月4日、名古屋地方は市内全域で局地的な豪雨でした。
市内全域で局地的というと日本語がおかしいですが、意味としては非常に限定された地域に雨が集中的に降る現象が、名古屋市全域で起こったということです。私の家の近くでは、一時的に強く雨が降ったものの危険を感じるほどではなかったですが、家から数百メートル離れたところでは道路が川のようになって大変な状態だったようです。
つまり、「うちのまわりだけ集中豪雨」という状況が名古屋中で起こっているというわけです。
このゲリラ豪雨(局地的な豪雨)はどうして起こるのでしょうか。
ゲリラ豪雨が起こる原因は
1.上空に冷たい空気がある
2.地面近くに暖かい空気がある
3.南から湿った空気が流れ込んでくる
であると一般的に言われています。
その具体的なメカニズムは簡単に言えば下が暖かく上が冷たい状態になることで上昇気流が起こり、その上昇気流で湿った空気が上空に持ち上げられ雨雲ができて雨が振るのです。
こんな説明を聞いていると一見「なるほど」と思ってしまいますが、上記の条件だけでは雨が降ることは説明できても「局地的に降る」ことは説明できません。
<続く>
9月4日稽古日誌
水曜日の稽古では基礎のレベルアップを目標にして稽古しています。
今日のテーマは転換。
実際に相手に手を取られた場合の体捌きの稽古をやりました。
こういう基本の稽古は理解しにくいものなので、少しでも比較してわかるように、最初に「よくない形」で転換を試してもらうことにしよう、と道場に行く途中から考えていました。
稽古の最初にまず「よくない形」での転換をやってもらおうとはじめたところ、見ているこちらは唖然、やっている本人達は困惑という思わぬ事態になりました。
ほとんどの人が
・言われた「よくない形」をやろうと思ってもできない。
のです。
本当なら、その後で「この形はこうこう、こういう理由で問題があるから、次はこうやって転換してみよう」と説明することを予定していたのに、みんな勝手に体が動いてしまって「よくない形」ができない。
あまりのできなさっぷりに、言おうと思っていた「ほら、それでは動きにくいだろう?」の言葉は言えずじまい(誰もそんな転換はしていない=できない の)で、結局予定通りの説明をしたものの、その前提となる「できない人」がいないため、すごくが肩すかしをくったというか意味のない説明になってしまい、苦笑しました。
とはいえそんな肩すかしをくったのは、みんなが考えなくてもに自然と体転換できる、考えても変な転換はできない身体ができているためです。
日頃の稽古が文字通り「自然体」となってみんなの身体に沁みこんでいるのを見てちょっと感動しました。
でも、まだまだ直すところは一杯あるのですが。
少し嬉しい気持ちになった稽古でした。
怪我をしない稽古02 ~稽古の目的~
前回、怪我をしない稽古は上級者(または教える側)にとって不可欠だ、という話をしました。
書いた後で考えてみたのですが、怪我をしない稽古を望むかどうかは稽古に参加する側の目的にもよるかと思います。
限界を超えるまで自らの肉体を追い込むことで、無理をしてでも普通では手に入らないような成果を手に入れようとする人にとっては、怪我をしない稽古よりも「怪我するまで激しく稽古すること」の方が大切かもしれません。
限界を超えて、超人的な力を身に着けたいという熱い気持ちはわかります。
また、そんな人たちが集まってする稽古は、互いに壊れても構わないことを納得済みのホットでハードな稽古になるのでしょう。
いつも誰かが包帯を巻いている、一時期の熱血スポ根マンガみたいかな。
とはいえ、前回も書いたように長く合気道や柔術を続けたい私にとっては、(若ければまだしも)もうすでにそんな稽古はあまり効率的とは言えないような気がします。
結局のところ、合気道を稽古する一番の目的は自己の鍛錬にあると思います。
自身にとって、怪我をしても激しく上達する可能性がある稽古がいいのか、身体の健康と上達のバランスを取りながら稽古するのとどちらがよいかは人それぞれなんでしょうね。
私自身は稽古できなくなるのが一番嫌なので、怪我しないように稽古しているのですが・・・
怪我をしない稽古
先だって副館長代理補佐さんと話をしていて驚きました。
彼は、以前は始終手首や足首を怪我していたとのことです。
原因は合気道の稽古とのことで、合気道を稽古するようになって怪我が絶えなくなったそうです。
でも最近は稽古で怪我をすることは全く無くなったそうです。
稽古日誌でも書いていましたが、私に投げられても怪我をしないとのことですが、それは
あたり前
です。
稽古で上達してもらうためには、できる限り厳しく投げられた方がいろいろな意味で練習になってよいと思います。
しかし、怪我をしては元も子もありません。
だから怪我をしないぎりぎりの範囲
で投げることが大切だと思っています。
技術のレベルに差があればそういう投げ方をするのは上級者の当然の義務です。
合気道の理念は相手を傷つけない和の心です。
その上で稽古をするには、上級者がきちんと相手の実力を理解してそれにあった稽古をするべきです。
でも技術がつたないうちは感覚的に自分の技量と相手の技量を理解できずに、力に任せて相手を怪我させてしまうことが多々あります。
怪我をすると稽古もできなくなってしまいます。残念なことです。
なので、相手に怪我させないことは当然の話です。
ただ、もし相手のことを一切考えないで技をかけてよい、という状況が存在するならば別ですが。
皆さんがうまくなったらもう少し強く投げさせて下さい。
何にしても名古屋至誠館では怪我のない稽古をしましょう。怪我をする稽古は仕組み自体に何か問題があるはず。常に意識して稽古を考えていきましょう。
合気道・合気柔術やってみよう!
普段道場では合気道の稽古をしています(あたり前か)。
合気道は開祖植芝盛平先生が武道として確立されたものですが、その源流の一つに武田惣角先生の大東流合気柔術があると言われています。
さらにこの合気柔術はもともと会津藩で藩外への伝承が禁止されていた御留流(会津御式内、御式居内)から編み出されたと言われています。
つまり合気道の源の一つが御留流だったわけです。
私は残念ながら幕末に生まれていないので、その真偽については知りえませんが、合気道の技や術理を見ていると、きっとその技術は今の合気道の中にも色濃く流れていると思います。
また合気道には試合がないため、試合の得点に特化して技が変化することもなかっと考えます。
それゆえ、遥か昔から練り上げられてきた柔術の技術が合気道の中には、理を失うことなく受け継がれていると思っています。
加えて、その発祥意義から、空間的な限定や無手・正座などの多くの制約的な前提条件の下で発達してきた御留流は、力の出せない状況でも相手を制圧することを目的とたといわれています。 その術理が合気道においても生きているからこそ、合気道は力を用いずに相手を投げたり制したりすることができるのだと思います。
その意味では、合気道は何よりも動きの理を重視して稽古する必要がありますが、その威力と魅力は源流からの歴史と同様に無限に深いものだと思います。
そんな時代を超越した流れをくむ武道を、是非中学生や高校生の人たちにもやってもらいたいといつも思っています。
いよいよ運動の秋。
名古屋至誠館で一緒に合気道の稽古をしましょう。いつでも気軽に体験受け付けています!