普段道場では合気道の稽古をしています(あたり前か)。
合気道は開祖植芝盛平先生が武道として確立されたものですが、その源流の一つに武田惣角先生の大東流合気柔術があると言われています。
さらにこの合気柔術はもともと会津藩で藩外への伝承が禁止されていた御留流(会津御式内、御式居内)から編み出されたと言われています。
つまり合気道の源の一つが御留流だったわけです。
私は残念ながら幕末に生まれていないので、その真偽については知りえませんが、合気道の技や術理を見ていると、きっとその技術は今の合気道の中にも色濃く流れていると思います。
また合気道には試合がないため、試合の得点に特化して技が変化することもなかっと考えます。
それゆえ、遥か昔から練り上げられてきた柔術の技術が合気道の中には、理を失うことなく受け継がれていると思っています。
加えて、その発祥意義から、空間的な限定や無手・正座などの多くの制約的な前提条件の下で発達してきた御留流は、力の出せない状況でも相手を制圧することを目的とたといわれています。 その術理が合気道においても生きているからこそ、合気道は力を用いずに相手を投げたり制したりすることができるのだと思います。
その意味では、合気道は何よりも動きの理を重視して稽古する必要がありますが、その威力と魅力は源流からの歴史と同様に無限に深いものだと思います。
そんな時代を超越した流れをくむ武道を、是非中学生や高校生の人たちにもやってもらいたいといつも思っています。
いよいよ運動の秋。
名古屋至誠館で一緒に合気道の稽古をしましょう。いつでも気軽に体験受け付けています!
「力のないワタシでも相手を制することができる」と期待できからこそ、合気道を始めました。
実際にそうなれるよう、少しずつでもその理を身につけていきたいですね。