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5月17日(土)稽古日誌

久しぶりの稽古日誌です。
今日の稽古前半は「下半身の使い方

身体の使い方の一つとして、下半身特に膝から下を自由に使うことができるようになることはとても重要だと思います。
下半身が固い、別の言い方をすれば下半身に融通が利かないと身体の微調整ができません。
そうなると、バランスの崩れた状態で動かなければならなくなってしまいます。
最初に完全に相手に対して有利な体勢になっていればよいのですが、そうでない場合この調整ができないとどんなに動いても技が上手くかからないと思っています。

今日は、そのうち
腰を落とした状態で膝から下を動かす
ことをテーマに稽古をしました。

準備運動に四股を30回踏んでいたので、追加で押し相撲の基本稽古
よく相撲でハズ押しと言われる形で踏ん張る相手を押す稽古です。
これは結構きついのですが、腰をしっかり落とした状態で足を動かすにはよい稽古だと思います。

続いて、正面打一教。
これも今日はいつもとやり方を変えて、一旦崩された状態から膝を柔らかく使って腰を切り、抑えられている状態を切り返す稽古をしました。
この稽古も技というよりは、身体の使い方の稽古だと言えます。

下半身に負荷をかける稽古は非常に疲れますが、その効果も大きいので機会があればやりたいと思っています。
以上の稽古をやったところで、みなさん足腰がつらそうだったので山鉄さんにバトンタッチ。

後の稽古日誌はよろしく。

縁を大切にしませんか!

GWも終わり、新しい学校や職場の環境にもすっかり慣れたころではないでしょうか。

これまで体験に見えた方や問い合わせをいただいた方で、どうもタイミングを逸してしまった、と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

季節はもうじき夏。
少し汗ばみますが、これからは怪我も少なく身体を動かし始めるにはよい時期です。
習い事を始めるには、やはり「縁」が無ければ難しいと思います。
名古屋至誠館に来られた方や、お問い合わせいただいた方とは一度は縁があったと思っています。

でも、ちょっとしたきっかけで、少しその縁が離れてしまった、と感じている人もいるでしょう。
そこで私からもう一度、せっかく結ばれた縁をつないでみようとの呼びかけです。

このブログを読まれた方、この投稿を読んだということが(もう一度)縁が結ばれた、ということだと思います。
せっかくの機会、そんなに簡単になくしてしまってはもったいないと思います。

はじめてここを読まれた方も、以前こちらを訪れた方も、是非一緒に稽古しましょう!
水曜日の稽古、土曜日の稽古どちらでも構いません。
ふらっと訪れてみて下さい。
いつでも大歓迎します。

BBQの御礼

昨日は、たくさんの方がBBQに参加してくだいました。
参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
そして何より企画の段階から中心になってくださった方々には本当に感謝しております。
ありがとうございました。

結局、大人子どもあわせて全部で50人が参加して下さり、とても楽しいひと時を過ごすことができました。
子ども達も楽しんでくれたようで、本当によかったです。
ありがとうございました。

5月10日BBQ 確定版

image1.稽古について
通常通り東郷で行います。当日はBBQの準備もあるため、準備担当の方は途中でそちらに移ってください。それ以外の人は、12時まで3時間みっちり稽古しましょう!
12時になったら、車に分乗してBBQ会場に向かいます。
追伸:私の肩書を覚えていますか?

2.BBQについて(概略)
現時点で参加者は45名ほどです。
もちろんいつも通りドタ参も大歓迎です。
日 時:5月10日(土)稽古終了後~夜9時
場 所:洲原公園(刈谷市井ケ谷町松ケ崎6番地10)
宿泊施設にはお風呂はありますが、他には何もないので、着替え(パジャマ等)や洗面道具等も一式持って来てください。

3.BBQの準備について
子ども達へ。遊ぶものをもってくるのは構いませんが、近くに池があるので遠くに転がるもの(ボールやフリスビー)は持ってこないようにしましょう。
大人の方へ。もちろん飲み物は用意するつもりですが、持ち寄りも大歓迎です。いや、むしろ何か持って来てくれ! と私の心が叫んでいます。
女性およびイケメンの方へ。日焼けしそうです。対策はばっちりと。
テスト前のかわいそうな仔羊達へ。心優しい大人が勉強を見てくれたりくれなかったりします。
勉強しつつBBQというのもありですよ。事前の努力はもっと大切ですが。

そんなところかな?
足りないところは、皆さん補足してください。

合気道の面白さ

合気道に興味を持っている方、名古屋市緑区あたりで合気道をはじめたいという方へ。

合気道のおもしろさ、は「動きの柔らかさ」と「」にあると考えています。
はじめて合気道を体験する方にとって「動きの柔らかさ」は
・うさんくさい
・手品のように不思議
なものに見えるのではないでしょうか。

でも、手品と同じようにタネはあります
しかも、そのタネは「理」という合理的な根拠に基づいているので、その理屈をきちんと理解した上で稽古をすれば誰でも上達できるのものなのです
子どもの場合は非常に鋭い感性と感覚を持っているので、大人が理屈で理解することを身体で理解することができます。
また、理論を踏まえながらの稽古は身体への負荷も軽いため、怪我をすることなく長期間にわたって継続することができます。

先にも述べましたが、合気道の面白さはその「不思議さ」にあると思います。
不思議に思えないのであれば合気道の面白さも感じられない、と言っても過言ではないかと思います。
そしてどうせなら、徹底的に不思議な感触を求めてみて下さい

是非、道場に足を運んでその「不思議さ」を体験してみて下さい。
何よりもまず体験してもらうことが一番「不思議さ」と「楽しさ」を実感できると断言できます。

一人でも多く合気道に関心を持って、一緒に稽古する仲間が増えることを願っています。

GWの稽古予定

Noriさんが調べてくれたので、改めて予定を書きます。
以下の曜日は個人利用可能時間で

個人利用可能時間 参加予定 開始予定時刻 確定度
29日(火) 9:00~18:00 Nori,T,館長 15:00
30日(水) 9:00~18:00 Nori,副代,W,(丸投) 11:00
1日(木) 12:00~15:00      
2日(金) 9:00~21:00 Nori,RAH、丸投げ,AFW 19:00
3日(土) 9:00~15:00 館長,Nori,T,RAH,AFW 13:00
4日(日) 9:00~18:00      
5日(月) 9:00~18:00  館長,(RAH) 16:00   確
6日(火) 9:00~18:00      

 

参加予定の方はコメント下さい。
表に加えていきます!

5月2日(金)稽古日誌

諸般の事情により今日の稽古日誌はまじめにかかせていただきます m(_ _)m。

今日は自主稽古ということもあって、参加者は大人5人、子ども2人。
これはこれでマニアックな稽古ができていいです。

AFWさんとRAHさんは審査の技の構成を検討。
普段の稽古だけだとなかなかやらない技もあります。
時々自分でやる技を考えたり、技を選んだりすると、忘れていたことを思い出せていい機会だと思います。

Noriさんと副館長代理補佐さんはマニアックな稽古。
副館長代理補佐さんは、諸手取りの天地投げ。どの方向に腕を動かしていくか、感じとりながらの稽古をしていました。
なかなか天の手と地の手のバランスをとるのは難しいです。
非力な相手であれば力である程度なんとかなるのですが、うちにはどんなに力を入れてもピクリともしない剛腕の持ち主が二名ほど。
やはり、パワーではなく技を追及したいという気持ちはよくわかります。

Noriさんの課題はイメージと身体のリンケージ。
特に動きがコマ送りになりがちなところを全体の丸い動きをイメージして動く。
軸の意識と身体が無意識に動くようになってきている今ならきっと効果が大きいと思います。

で、見ていて怖いのは子どもたち。
特にもともとまだ力のないフラ娘は、力む感覚から遠いのか丸く動くのがうまいうまい。
うーん、本当に上達しました。
1年半前が嘘のよう。
せっかくだからもっとうまくなってください。

杖剣士は成長期か最近少し身体と力のバランスが難しいところがあるようです。
まあ、成長期はしかたないので、気長にやりましょう。
でも、うきーとはならないようにして下さい。

明日も稽古。GWの家族旅行もいいですが、稽古一杯のGWもいいですね。
明日は午後1時から個人稽古ができます。
稽古そのものは午後3時からです。
マニアは1時に集合ということで。

4月30日(水)自由稽古

今日はNori先生の稽古ということで、頑張って時間を作って昼間に稽古に参加しました。

更衣室で着替えて道場にはいると・・・
Nori先生と副館長代理補佐さん、アラフォー初心者Wさんが稽古していました。
平日昼なのに、みなさん仕事熱心ですね。

私が着いた時には、副館長代理補佐さんの話によると”地獄突き”の練習もしていたそうですが、時遅く次の技に移っていました。
Noriさんは交差取りの入り身投げ
 →初動から動きをとぎらせないことが課題
副館長代理補佐さんは両手取り天地投げ
 →力の方向を探るのが課題
AFWさんは正面打ち二教表
 →相手が起き上がって抵抗できないようにするのが課題
とそれぞれが自分のやりたい技を稽古していました。

自分の調整をする意味も込めて私は
・天地投げもどき(天地投げ風の呼吸投げ)
・ふんわり呼吸投げ
を稽古しました。

ここで時間が来たので更衣室に戻って着替えて仕事へ。
短い時間の稽古ですがいい稽古ができました。
GWならではです。

 

5月10日の予定について

異動で涙目になっている副館長代理補佐さんに代わって。
GWにも仕事しなければいけない大人や、GWで不完全燃焼の子どものために

5月10日恒例の
バーベキュー大会
を行います。
毎回一部の賢明な子どもから「どこが大会なんですか?」と突っ込まれますが、大会なんです。
生焼け肉早食い競争とか
ビール早呑まれ競争とか
も予定されています。

以下詳細についての連絡です。

日 時:5月10日(土)稽古終了後~夜9時
場 所:洲原公園(刈谷市井ケ谷町松ケ崎6番地10)
宿泊も可能です。

タープやテーブル等の備品をお持ちの方は持って来てください。
詳細は宴会師範までお問い合わせください。
出席者については、またこのページで連絡します。
すでにスキンさん一家は参加を宣言されています。早いなあ。
もちろん、宿泊だそうです。

重心と下半身

先日稽古をした際に、すっかり忘れている人がいることが分かったので改めて。

いつも身体の軸を意識して動くように話をしていますが、軸だけ意識していても安定はしません。
軸の安定が身体の水平方向の安定だとすると、身体の縦軸方向の安定は重心によって維持されます。

しかし、この二つはなかなか両立させにくいです。
重心を下げて安定しようとすると、下半身が固まってしまいます。
下半身が固まってしまうと身体の動きが制約されて、軸がぶれます。

大切なのは、重心を落しつつ自由に動く下半身を作ること。
あまりゆっくり動いていては、柔らかさを見失うこともあるので注意してください。
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I always tell you to keep your “axis” of the body when you practice.
But you can’t be stable with only awareness of the axis.
The axis construct the stability in the horizontal direction, the center of gravity maintains stability in the vertical direction.

However, these two are hard to balance easily.
If you try to keep stability by lowering the center of gravity, your lower half of body may be fixed.
Then your movement is restricted, and your axis is blurred.

The important thing is to use the lower half of body freely whit dropping the center of gravity.
So you have to be careful to keep your move smoothly.

祝日について知っていますか4

13番目の祝日が11月3日の文化の日です。この日は非常に色々な出来事があった日で、現在も固定日が祝日とされています。
もともとは、明治天皇の天長節(天皇誕生日のこと)として祝日とされました。明治天皇が崩御された後は、明治節として祝日とされました。
この日に合わせていろいろな出来事がおこなわれることが多く、日本国憲法は施行は5月3日ですが公布は11月3日です。これも明治節に合わせたと言われています。
私のすきな「ゴジラ」の第一作も1955年の11月3日に公開されました。まさに「文化の日」です。
この日は晴れの特異日で、天気がとても良いため現在でもいろいろな行事が行われます。

14番目の祝日は11月23日の勤労感謝の日です。もともとは新嘗祭の日だったのですが、戦後アメリカによって勤労感謝の日と改められた祝日です。新嘗祭とは「天皇が五穀の新穀を神様に進めて、自分でも食べ、収穫に感謝する」お祭りでその起源は飛鳥時代とも奈良時代とも言われていて、古来より行われている感謝祭でした。現在の勤労感謝の日の趣旨は「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」なので、この祝日も趣旨が結構変わっているような気がします。

最後の祝日は12月23日の天皇誕生日です。言わずとしれた現在の今上天皇のお誕生日です。勘違いされている人もいるかもしれませんが、日本ではクリスマスもクリスマスイブも祝日ではないため、12月の唯一の祝日です
随分先の話で叱られるかもしれませんが、皇太子徳仁親王のお誕生日は2月23日、悠仁親王のお誕生日は9月6日、愛子さまのお誕生日は12月1日です。

以上が日本の祝日ですが、もう一つ。
日本ではほとんど祝日は廃止されませんが、その中で数少なく廃止されたものもあります。大正天皇の天長節(10月31日)です。紀元節、明治節、ほかの天長節も廃止されましたが、形を変えて現在でも残っているので明治以降で廃止された主な祝日は大正天皇の天皇誕生日ということになります。ちなみに本当は8月31日なのですが、色々理由があって10月31日に制定されていました。知っている人は明治天皇、昭和天皇、今上天皇の天皇誕生日があるのに何で? と思っていたかもしれませんね。

随分長くなってしまいましたが、祝日のお話でした。

祝日について知っていますか3

9番目の祝日は海の日です。海洋国日本でありながら、これまで海にちなんだ祝日はありませんでした。未成年の人のほとんどにとっては生まれた時から当たり前に祝日だった海の日。実は制定されたのは1996年ととても最近なのです
海の日は制定当初7月20日でしたが、現在ではハッピーマンデー法により7月の第三月曜日となっています。もともと7月20日は「海の記念日」でした。この日も実は明治天皇にちなんだ記念日です。
海の日の趣旨は「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」だそうです。

10番目の祝日が敬老の日。「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」日で、現在はハッピーマンデー制度で9月の第三月曜日ですが、もともとは9月15日でした。今の高齢者の方が聞いたら怒るかもしれませんが、もともとは「としよりの日」という名称でした。秋晴れの天気のよい9月の中旬を選んで設定された記念日で、日本各地で長寿を祝う催しが開かれるようになり、それが広まってついには祝日となったという日本独特の祝日です。この祝日は制定当初から社会受けがよく、サザエさんなどでも何度もネタとして取り上げられています。もちろん、そこに描かれている人々は「としより」と言う呼称に腹を立てるよりも祝日の制定を喜んでいます。

11番目が秋分の日。これは春分の日と同じく、秋分(もともとは昼と夜の長さが同じになる日)の日。本来は春分の日と反対に置かれ、豊かな実りを祝うお祭りがおこなわれる日でした。ところが!
現在の祝日法では「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」となっています。なんと! 春分の日と秋分の日はその趣旨が全く違うのです。
これは皆さん、知らなかったのではないでしょうか。
ちなみによく「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、春分の日と秋分の日の気温は十度以上違っているのをご存じでした?

12番目が体育の日。「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」日で、1964年(昭和39年)に東京オリンピックの開会式が行われた10月10日を祝日として制定したものです。この祝日もハッピーマンデーによって現在では10月の第二月曜日となっています。
ところで東京オリンピックは「夏季オリンピック」なのに、開会が10月でした。その理由は秋雨前線が去る頃で天気が良い日かつゴロの良い日だと言われる節と、10月10日が晴れの特異日(データ的にほとんど雨が降ったことがない日)だと言われる節があります。どちらにしても、秋晴れの心地良い天気の下オリンピックが開幕したことは間違いないでしょう。

祝日について知っていますか2

続いて4つ目は春分の日。この祝日はもともと年によって日にちが変わる祝日でした。もともとは昼と夜の長さが同じになる日で、天文観測によって決定されます。そのため、3月20日になる年と3月21日になる年があります。
ところで、「なんで昼と夜の長さが同じになると祝日なんだ?」と思う人がいるかと思います。私もその一人です。
祝日法によればこの日は、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日だそうです。そういわれてもねえ。それがどうして祝日になるかわからない。ということで、調べてみました。
どうも、もともとは古代中国の「祖廟を祀る日」から始まり、日本では緑が芽吹き始める時期として五穀豊穣を祈るお祭りがおこなわれていたのが起源のようです。
農耕が重要な時代においては、その節目となる日は祝日にふさわしかったんでしょうね。ちなみに、春分は二十四節季の一つでこの日から清明節までが一つの節季となります。

5つめの祝日は昭和の日。この日の成り立ちを知っている人はすでに「古い人」です。この日はもともと昭和天皇の天皇誕生日でした。私も古い人なので、生まれたときからこの日は当然に祝日だったわけです。
ところが、平成になって4月29日は「みどりの日」となり、その後また「昭和の日」と名前が変わりました。古い人たちはそのことはご存じと思いますが、不思議に思っている方も多いのではないでしょうか。
これは実は法律上の問題で、戦前には「天皇が崩御された日は大祭日として休日とする」という旧祝日法があって崩御された天皇の記念日が自動的に制定されたのですが、現在の祝日法では崩御された昭和天皇の記念日を祝日とする条項がないため、国会で審議して何とか祝日にしようと苦労した結果上記のような変遷をたどったわけです。背景にはGWの祝日の一つをなくさない、ということもあったようです。

6つめの祝日は憲法記念日。1947年5月3日に日本国憲法が施行されたのを記念して翌年に制定されました。現在の平和憲法を祝う祝日なので、この日もやはり毎年固定日となっています。

7つ目の祝日はみどりの日。おそらく一年でもっとも不思議な祝日です。実はこの祝日、わざわざ制定される必要はないのです。というのは祝日法3条3項で「その前日及び翌日が「国民の祝日」である日(「国民の祝日」でない日に限る。)は、休日とする。」という規定があるため、5月4日は自動的に休日になるのです。これも古い人たちはご存じですが、以前は「国民の休日」と呼ばれていましたよね。先ほどの祝日法3条のためです。それをわざわざ「みどりの日」という名前をつけたのは、GW感をたっぷりにするためでしょうか、それとも4月29日に制定されていたみどりの日の行き場を確保するためでしょうか。
ちなみにみどりの日の趣旨は「自然にしたしむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」だそうです。祝日法的にはどうせなら5月1日を「みどりの日」として欲しかったと思うのは私だけでしょうか?

8つ目の祝日がこどもの日。「こども」は漢字ではなくひらがなで書くそうです。端午の節句と一致します。その趣旨は「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」だそうです(祝日法による)。これも祝日大好きな私は子どもの頃から「男の子の節句は祝日なのに、女の子の節句は祝日じゃないんだ」と不思議に思っていました。この点については、実は3月3日の上巳の節句が祝日でないことを差別だとする運動もあるそうです。祝日が増えることには反対しません、私は。

祝日について知っていますか1

いよいよ来週からいよいよゴールデンウイーク。
楽しみにしている子どもの大きなお友達も多いのではないでしょうか。
今年は、4連休が週末に絡んだため大人は3日有給休暇を取らないと大型連休にはなりませんね。

ちなみに私はどのみちどこにも行けないので、やけっぱちで29日とかには仕事を入れてしまいました(TT)。
私の他にもどこにも行かない人、一緒に稽古しましょう!

さて、GWと言えば祝日のラッシュですが、今回は祝日ネタで。
現在日本で制定されている祝日は
元日
成人の日
建国記念の日
春分の日
昭和の日
憲法記念日
みどりの日
子供の日
海の日
敬老の日
秋分の日
体育の日
文化の日
勤労感謝の日
天皇誕生日
の15日

さて、それぞれの祝日について、ちょっと見てみましょう。
元日は実は祝日だったのです。
日本のほとんどの会社はお正月を休みにしているので、元日が祝日であってもなくても休みになる人が多そうですが、れっきとした新年を祝うための祝日なのです。
そういうと、「祝日と休みが重なるのはもったいないな」と思う不心得な大人もいるかもしれませんが。
ちなみに元旦の旦は「朝・夜明け」の意味で、元旦とは元日の朝を意味します。
よく元旦を1月1日と思っている人がいますが、実は朝だけなんです。
新年の一番最初という意味です。こう書くと年賀状に元旦と書いていいのか?と思う人がいるかもしれませんが、年賀状が届くのはお昼頃ですが、挨拶としては朝にするので元旦でいいということになるのでしょうね。

次の祝日は成人の日ですが、もともとは1月15日で固定されていました。15日はもともとの小正月で元服の儀式がこの日に行われることから「大人になる日」というイメージで1月15日にしたようです。祝日法第2条によれば「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」だそうです。プチネタですが、成人の日のお祝いの対象となる人は、途中で変わったそうです。すでに中年にさしかかった人で、「自分の時と成人の日を迎える年が違っているのでは?」と思っている人、実は正解かも知れません。

3つ目の祝日は建国記念日。これは特定の日を祝わなければいけないので、昔も今も変わりません。正式名称は「建国記念の日」だそうです。もともとの起源は日本の初代天皇である神武天皇の即位した日を祝う明治の「紀元節」の日でした。ついでに触れておくと、この紀元節に合わせて大日本帝国憲法が1889年2月11日に発布されました。歴史の勉強になるね(笑)。

これから武道を始める方へ

世の中に「武道」と名前のつくものはとても沢山あります。
そのどれもが、特定の技術や動作、理合について特化しているものであり、学ぶべき価値があると思います。
同時に、特別な一点に特化することでどうしても残りの部分は軽視されがちになり、一長一短も生まれると思います。
例えば、拳による「突き」の使い方を徹底的に求める武道は「蹴り」を稽古する時間が必然的に減ってしまったりする、ということです。

なので、「オールマイティ」を掲げる武道はどうしても眉唾になってしまうのが、私の持論です。
(ただし、「広く浅く」という点に特化する武道であれば、一通りはできる、ということになります)

実際に武道を学び始めると、次々に求めるものが生まれたり、変わったりするので実際にはそんなに深刻に考える必要は全くないのですが、
武道を始める際には、「とりあえず自分が求めたいもの」を考えてみることがよいと思います。

同じ合気道であっても、流派や道場によってやはり「特化したい」ものはあると思うので、その中で自分がやりたいと思う合気道に近いもの(相手を投げ飛ばしたいのか、技術を求めたいのか、理合を学びたいのか)を直観的でかまわないので、判断してとりあえず始めるのがよいと思います。
どこの道場のみなさんも、その道場のスタイルに居心地の良さを感じて稽古を続けているので、雰囲気から判断すればよいと思います。

 

4月19日(土)稽古日誌

今日の稽古は皆さんのリクエストによって、先週の滋賀稽古のおみやげ稽古になりました。
色々な人がいろいろなところに稽古に行くことで、みんなにも為になるのはとてもよいことだと思っています。
できるだけ色々な稽古に参加して、広い視野を持つようになれるといいですね。
ただし、一部の人だけが外にいくのではいけないと思います。
みんながそれぞれ外に出て学ぶことが大切だと思います。

今日の稽古の中心は鹿島の体術でした。
最初は下段抜きの体術版から。
剣術の理が理解できていないとできない技だと思います。
なので、なかなか初心者には難しかったかもしれません。
でも、何より経験が大切です。

次は中段突きに対して体当たり(当身)で相手を崩す技。
相心の鍔競りの応用です。
鍔競りを力でやるのでは理解できないので気を付けてください。
剣術の理は腕力ではありません。

続いて空手封じ。
これは多分善弥先生のオリジナルだと思います。
空手封じには二種類ありますが、今回は浅めに入る方。
最初の当身が大切です。

続いて柔道返し(封じ?)
多分これも同じオリジナルです。
組まれる前にかけるのがポイントです。

その後は、一応紹介だけですが、七里引きからの捨身。
これは田中先生が好きな技です。

その後、片手持ちの四方投。
今回はNoriさんたちの疑問を受けて、受けの悪い例について稽古しました。
受けが拙いと、投げる方がしっかり投げることができず、お互いに上達できません。
いつも言っていることですが、合気道はともすればなれあいになってしまいます。
受けが拙いと、投げる方が手加減しなければなりません。
相手に怪我をさせないことは絶対条件ですが、できる限りきちんと投げて受けられるようにしましょう。

その後は、有段者に体術を任せて、私と中学生の茶帯2名で剣を担当しました。
最近ゲストのみなさんのおかげで着実に剣術ができるようになってきました。
おかげで、みんなが剣を覚えてきています。
最後は有段者と茶帯の子どもたちに裏太刀。
ここでは久しぶりに「鬼」になりました。
彼らには、しっかりとした稽古ができるようになってほしいので、中学生であっても手加減はしないようにします。

よろしくね。

タイミングの大切さ

今回もあまり合気道と関係ない話です。m(__)m

ご存じの人はご存知ですが、4月になって仕事がてんやわんやになっています。
大幅に仕事の方針を変更しなければならないような状況になっていて大変です。

で、そんな時忙しさの中で思うのが「タイミングの大切さ」についてです。
今回の仕事の状況変化はかなり厳しいものなのですが、それを単に「厳しくて困った」だけと受け取ると、現実的にも(これは仕方がないのですが)気分的にもどんどんマイナスになってしまいます。
マイナス要因があるのなら、それをプラスに変える努力をしなければな、といつも思っています。

過去の経験からも、一旦踏ん切りをつけるタイミングを逃すと、決まってじり貧になります。
で、じり貧になると、却って萎縮してしまって身動きがとれなくなります。
そうすると、さらにタイミングを逃して、結局どんどんろくでもない状況に陥ってしまったことが何度かあります。
やはり最善なのは、大きな変化が起こったタイミングで前に向かって積極的に進むこと、それができなかったときはできるだけ長引かせないようにリスクを恐れずに勇気を奮うことだと思います。

一時は大変でも、そうした場合は後から考えて「よかった」と思うことが多かった気がします。
結局は少々大変でも思いきれるかどうかなんでしょうね。

そう考えると、蒼氷さんはタイミングをしっかり掴めてよかったですね。
うーん、合気道もタイミングだし、やっぱりタイミングは大切なんですよね。

合気道をはじめたいと思っている人も、今がいいタイミングかも。

4月12日(土)午前稽古日誌

午前の稽古は午後の稽古のためにいつもより少し短めで。
今日のテーマはたくさん技をやろう! です。
まずは正面打ちからスタート
正面打一教
正面打入身
正面打二教
正面打四方投
正面打三教
正面打小手返し
正面打四教

続いて横面打の技に
横面打肘極
横面打五教
横面打合気落

非常にたくさんの技をやりました。今日の稽古は一つ一つの技の稽古としては十分な時間もなかったと思いますが、基本的な技を徹底的にやってみました。
結構いろいろと悩むところがあると思います。
分からないところはどんどん稽古してみて下さい。

STAP細胞論争を見て

昨日からテレビではSTAP細胞絡みのニュースが非常に賑やかに報道されているのですが、ニュースや特集を見るたびに強い違和感を感じるので、ちょっとブログに書いてみようかな、と思いました。全く合気道には関係ありません。ちょっと長いので興味のある人だけ。

テレビでは盛んに
・研究のやり方が杜撰だった
・データの提示がなされていない
・科学的にまったく全く納得できない
という「科学的な視点」や「研究者としての在り方」について議論がなされています。
それはそれで、いわゆる研究者の世界ではとても大切なことなのでしょうが、今回私がとても気になっていることは、当事者である小保方さんが4人もの弁護士に依頼をしていることなのです。

法律に詳しくない人には分かりにくいのでちょっと補足ですが、
弁護士を代理人として立てる目的は何らかの利益や権利を勝ち取るためです。
そして、現実的にほとんどの場合がそれは金銭的な利益を意味します。

今回の事件ですが、
・科学的な研究方法の正否
・研究成果の存否
・捏造の有無
についての真実を「科学的に」「学問的に」争うだけであればおそらく弁護士はほとんど役に立たないはずです。どんなに知財や化学に詳しい弁護士であっても、実際の研究者ではないので、そのあたりの証人や擁護者としては弁護士よりもまさに「研究者」の方が適しているわけです。でも、彼女はそういう人を会見の場には伴わず、あくまで代理人としての弁護団が付き添ってきただけです。

もちろん、パニックになって欧米よろしく「何もかも弁護士を通さないと話ができない」というスタイルを取ったのかもしれませんが、でも科学論争だけなら弁護士は役に立ちません。
弁護士が役に立つとすると、科学的な内容よりもむしろ調査の仕方とか手続き的な面についての問題があり、その不備を指摘する目的がある場合だと思います。そう考えると理化学研究所の調査の仕方について争うために弁護士を雇うこともあるわけです。
しかし、それでもさらに疑問が残ります。いや、むしろ強まります。では、一体弁護士を立ててまで彼女が望む利益は何なのか? です。

弁護士絡みなので法的に考えて弁護士を立てる場合は主に以下のいづれかの場合だと考えられます。
・理化研、ネイチャー、国などから損害賠償請求をされた場合
・自分の名誉を傷つけられたことに対する損害賠償請求のため
・自分の地位保全のため
この3つはどれも考えられうるのですが、今回の場合は上2つは非常に微妙な気がしています。まず真ん中の名誉棄損に基づく損害賠償請求。2009年に同じような捏造問題で名誉棄損による損害賠償請求裁判が東北大学でありました。その際は請求額が2400万円に対して判決は110万円。日本では名誉棄損の賠償額は非常に低額です。なので、今回でもとても4人の弁護士に成功報酬で支払えるような額ではありません。だからこれはないと思うのです。
次に一番上ですが、今回のケースで仮に悪意をもって論文を捏造したとしてもそれによって「具体的な経済的損害」が発生したとは多分言えないと思います。例えば、ネイチャーに掲載されたことを前提に補助金を受け取ったという事実があれば、国や研究所から返還と損害賠償を請求される可能性もありますが、そもそも研究途上の事柄について「実は嘘だったから研究費を返せ」なんていう理屈が通ったら、研究者の人生はみんなばくちになります。なぜなら、一時は定説であった理論が実は何十年か後に間違っていたということは大いにあることで、それを「間違っていた理論によっていろいろな損害がおこったから弁償しろ」と言われたらたまらないですし、また実験成果が出なかったら弁償しろとも言われかねません。そんなことをしたらそもそも研究というものができないですから、今回ケースが悪意であってもまず損害賠償問題は起こらないのではないかと思っています。ただし、研究費の不正流用は別ですが。
とすると、一番可能性が高いのが一番下の地位保全ですが、これは自分の研究所での立場や雇用を裁判的に勝ち取るという訴えです。彼女の場合年収は1000万円ほどと言われているので、期間雇用であっても経済的利益は大きいのですが、問題はその方法です。普通に考えれば、最初にいろいろと言われているように実験データや事実を提示して自分の正しいことまたは「そんなに悪くはないこと」を証明するのが一番正攻法であって、おそらく周囲やマスコミや研究関係者もそういう視点で考えているから、科学論争や研究是非論だけが取り上げられているのだと思っています。

にも関わらず、そういう釈明や弁明はほとんどなかった。とすると考えられる可能性は
・科学的事実や観点から自分の正当性を証明するのはほとんど不可能である
・もっと別の大きな利益が目的である
のどちらかかな、と思ってしまいます。

最初に違和感がある、と言ったのはこの点なのですが、もし科学的に自分の立場を維持することがほとんど不可能であるとすると、そもそも彼女と研究所やマスコミの論点はかみ合うはずもなく、言いかえれば彼女とすればどんなにめちゃくちゃに科学的に叩かれようがもともとそこで争っているわけではなく、法的な観点から自分の地位を保全しようとしているということになるわけですから、何となく一生懸命科学論を論じているのは筋違いのような気がするのです。
もう一つはかなりうがった見方なので、まあ違うとは思いますが、もし私が彼女の立場であってSTAP細胞自身の存在はまず確実で、もう少し時間をかければものにできるという状況にあるなら、捏造疑惑が研究所から湧いた時点で、外資系かどこかでふんだんに研究費を出して雇ってくれるところを探すんじゃないかと思います。そのためにも後始末というか、処理としてしっかりとした弁護士を雇ってきっちり片をつける(法的なあとくされのないようにしておく)というのもありかもと。もともと居心地の悪さがあったとしたらよけいそうかもしれません。でも、そんなんじゃあないことを願いたいですね。後味が悪い話になるし。

ところでSTAP細胞の研究は今どうなっているのでしょうか。ちゃんと継続されているのかな。せっかくの発見なので、真実なら外国に先を越されないようにして欲しい気がするのですが、大丈夫なんでしょうかねぇ。
とまあ、いろいろ考えながらニュースを見ていたわけですが、どうも当初の問題に対して大げさな弁護団まで組まれる一方で科学者らしからぬ対応をしているところに、違和感が拭えずいろいろ考えたりしてみたりしたわけです。
でも、書いたらすっきりしたので、ビールでも飲もうかな。

 

 

 

 

子どもに感動

土曜日の稽古はこれといって特別なことがあったわけではありませんが、とても感動しました。
子ども達の稽古する姿勢
に対してです。

全体での稽古中はもちろんですが、稽古の最後の自主稽古の際も、必ずそれぞれが自分のやるべきことを見つけて稽古してくれます。
遊んでいる子や、道場の外に出て行ってしまうような子はいません
また低学年の子や初心者の子に対しては、しっかりと合気道の先輩として自分の教えられることを教えようとしてくれます。
おかげで子どもの稽古の雰囲気はとてもよいものになっています。
変な言い方ですが、子どもらしさを持ちながら大人なふるまいができる子たちばかりで、新しい子どももその影響を受けて育ってくれています。

以前も書きましたが、子どもを子ども扱いするのは子どもに対して失礼であると同時に子どもの成長の邪魔になると思います
かといって、単に子どもを大人扱いすればよいわけでもないと思います。
子どもは子どもだと認識しつつも、稽古においては自分たちと対等に考えることが大切だと思います。
何より一番大切なのは、同じ仲間で同等だと心の底から思うことでしょう。表面上対等に扱ったところで心の中で「子どもだから」と思っている限りその気持ちを子ども達は敏感に感じ取ります
こればかりは、大人が「そうしよう」と打ち合わせてもできません。個々の大人が心からそう思っているから、子ども達に伝わるのだと思っています。
そういう意味で、非常によい道場になってくれた、とみなさんに心から感謝しています。

午後の稽古はさらに感動的でした。
延々と剣の稽古を2時間以上も、しかも途中からは自分たちで号令をかけながら黙々と稽古を続ける様子は、むしろ大人のお手本になるんじゃないかと思ったくらいです。
きちんと役割分担されて、稽古の方針が立てば、子どもだけで稽古してもしっかりした稽古が成り立つ。
そんな理想的な雰囲気はなかなかありえません。

この子たちが稽古を続ける限り、未来は非常に楽しみですし、またきっと素敵な新しい子どもの仲間も増えることでしょう
この一年間で辞めた子どもが一人もいなかったのも、きっと今の子ども達が創り出してくれている雰囲気のおかげなんでしょうね。
これからもよろしくね。