がん のすべての投稿

4月5日(土)稽古日誌~午後~

土曜日の午後は自主稽古でした。
この稽古、本来は十分に稽古できていない大人や黒帯の稽古時間と場所を確保しよう、という目的でみんなで稽古場所を確保して始めたものです。
ただ、せっかく稽古場所があるのだから、稽古したい人はだれでも参加していいですよとしたところ、来るわ来るわ。
今回はもう最初の趣旨はどこへやら、子どもの方が多い。

自主稽古のイメージとして少人数でディープに稽古という私のイメージはどこへやら。
大人が途中参加も含めて9人。子どもが9人。

ここ最近のブームか、全員が剣の稽古でした。
杖剣士がつきゆびで自分の稽古ができそうもないので、初心者の稽古を見てくれました。
ありがとう。
さすがに、普段から剣を一生懸命やっているだけあって教え方もいいですね。
むしろ初心者には私よりもわかりやすいかも。
初心者の6人は切割の八方切りを稽古していました。
2時間以上同じ稽古していたので、随分形になってきたような気がします。

で、smileとハミルトンは基本太刀の稽古。
しかし!!!
おしゃべりが多すぎ!!!
せっかく茶帯同士で組めるのだからもっと時間を大切にしろ!!!

高校生コンビもひたすら基本太刀。
特に浮船はなかなかうまくできないのか、非常に長い時間をかけて稽古していました。

大人はAF初心者WさんとRAHさんにNori先生と副館長代理補佐先生が基本太刀を教えていました。
剣術の稽古が充実するように、よろしくお願いします。
WさんもRAHさんも剣はほとんどやったことがないので、苦労しているようです。
頑張ってください。

途中から少し時間を取って、Noriさんと副館長代理補佐さんで相心太刀の稽古。
以前からそれぞれの得意そうなものをと考えて、Noriさんには裏太刀、副館長代理補佐さんには相心太刀を中心に稽古して来ました。
副館長代理補佐さん相手だとなかなかうまく行かないので、剣の振り方から稽古していましたが、すぐできるようになります。安心してください。
そうそう今回はできませんでしたが、二人で裏太刀も稽古しておいてください。
Mightyさんにも裏太刀を覚えてもらわないとね。

ということで、ほとんど剣術の稽古になりましたが、2名を除いてみっちり稽古ができていたのでよい稽古だったのではないでしょうか。

握る02

長くなったのでわけました。
「握る」ことの続きです。今回は合気道における具体的な理について考えてみます。

それゆえ、合気道において相手の手首や身体の一部を「握る」場合には必ず、無意識の動作が生じるのです。先にも述べましたが無意識の動作は制御できないものであり、言いかえればその動作について「警戒」することはできないのす。つまり、相手の手を握ろうとする場合、意志決定プロセス完了後から握ることを完了するまでの間は「無意識」であると同時に「無防備」にもなるのです。
その無防備な過程の隙を上手く利用しようというのが柔術の考え方なのではないかと思います。

その際、大切なことは攻撃側の行動は通常一定の条件が付されたものであるため、あくまで攻撃してくる者に合わせた術理で技をかけなければならないということです。一番顕著な例がスピードで、スピードの差はこの握る際の隙をリセットしてしまいます。相手との速度差が大きいと、相手が技をかける側の動きに反応して、動作を変化させるのはそのためです。
もう一つ意識しておくとよいと思うのが、意識下で命令した行為は当然一定の範疇で完結するものですが(完結しろという条件付きの命令と考えてもよいかと思います)、その命令を実行するのは本能的な(無意識の)動作なので条件を成就させなければ行為は完了しないということです。つまり、握るという行為が完了しない間は身体は無意識に握るという動作を続けます。そこに隙が生まれるのです。

先日の稽古でも説明しましたが、
この2点
・条件を発動させないような技のかけ方(特に速度)
・行為の完結をさせない
という無意識下の動作への外部的な制御を行なえば相手を力を使わずに崩すことができると考えます。

久しぶりに【難】な話になりました。

握る01

4日の稽古は仕事の都合で、後半のみの参加となってしまったので、稽古日誌がかけません。(TT)
稽古日誌を書きましょうといっておいて、自分がかかないのでは申し訳ないので、代わりに稽古で話をした「握る」ことについて。

よく技の説明において「握る」「握られる」「握り方」という言葉を使います。これらの言葉の使われ方からもわかるように、一見すると握るという言葉は能動態として使われれる言葉であるように見えます。
もちろん、相手の(手首などを)掴む気もないのにいきなり握ってしまうことはないので「握る」という行為は意識的な行為であることに間違いはありません。
しかし、「握る」という動作を考えると、実は非常に無意識に近い動作であることに気がつきます。ここでは行為と動作という言葉を使い分けていますが、握るという行為を具体的に行う手順を握るという動作と定義しるのでそう読んで下さい。
私たちは頭の中で相手の手を握ろうという意思決定プロセスまでは意識的に行いますが、意思決定に基づいて作用手順を行う際には意識は働きません。
すなわち握るという動作は非常に本能的なプロセスであり、ほとんど無意識に行われる動作なのです。

稽古の際に話したと思いますが、攻撃において私たちは先の意志決定プロセスにおける身体への命令に際して一定の条件を付して握り方を決定し、本能的な動作を発動させるのです。
この「条件を付す」ことについてはここでの本題ではないので割愛します。

さて、本能に支配された動作は人間が動物である以上非常に制御困難なのです。もちろん、人間は普通の動物と違って非常に高度に知性と理性が発達しているので、訓練によって一定の本能的動作については発動しないようにトレーニングすることも可能かもしれません。しかし、もし握るという動作について本能から理性へ支配権の変更をはかったら大変なことになります。もし、本能的に握らなくなったら、例えば鉛筆を握る際にもそれぞれの動作の手順(人差し指を動かして親指と同時に対象物に接触させ、左右から同等の圧力をかけて一定のところで力を止めて・・・)とすべての過程を「いちいち頭で命令して」行わなければならなくなります。
そんなことは不毛ですし、人間の動作の中でも根幹的な動作である握るという行為を意識で支配することはほとんど不可能です。

続く・・・

剣の稽古について01

大人の門人も増えて、有段者の数も多くなりました。
白帯の人の稽古日数も増えて、だんだんと稽古にゆとりができるようになりました。
というわけで、ようやく剣の稽古を開始します。
といっても通常の稽古時間内にはまだまだできません。
稽古後稽古や自主稽古の時間帯にやりたいと思いますので、準備しておいて下さい。

剣を稽古する際に最初から気をつけてほしいことは絶対に脇を開けない、ということです。
よく言われることですが、剣の理は合気道の身体の使い方に非常に役に立ちます。
これは考え方を変えると、剣を稽古する際に間違った身体の使い方を覚えてしまうと、本来体幹や身体の使い方の理解に役立つはずの剣術が間違った身体の使い方を身につける形で影響してしまうということを意味していると思います。

剣を振る際に、力を込めて振ると気分がいいです。
そこで初心者は力を込めて振るために脇が空いて肘に力が入ってしまいがちです。
傍から見ていると剣を振り下ろした瞬間に肘が張って一瞬肘が上(開く方向に)動きます。
こういう振り方をしていると組太刀では切り結んだ瞬間や切り終わった瞬間に体が流れたりつんのめるようにバランスを崩すことがあります。この力みを含んだ形が身についてしまうと修正には非常に時間がかかります。

なので、最初は力も入らず、非常に窮屈な姿勢になりますがともかく脇と肘を開けないように剣を振るように習慣づけて、そいう振り方の形を覚えてください。
私もまだまだ未熟ですが、我流の間違った剣は怪我のもとにもなります。
正しい形をきちんと身に着けてください。

剣の稽古について

公言はしていなかったのですが、この1年間ずっと「剣術の稽古」をやれる環境作りが一つの目標でした。
白帯が急に増えたことや、剣術を教えられる人の数の少ないこと。
これらをひとつずつクリアすることが「私の課題」でした。

門人のみなさんは私が剣術を教えることを至極当たり前のこととおもっているかと思います。
名古屋至誠館ではそうなんですが。

でも、もしこのブログを東大合気道部OBが読んでいたら「 (★★)! 」と思うでしょう。
OBになってからも20年以上大学の稽古や合宿に参加し続けていますが、そこでほとんど剣術を教えたりすることはありませんでした。
私にとってずっと剣術は「自分だけの稽古」でした。
それは「他人になんか教えるもんか」とか「他の人とやりたくないね」という意味ではなく、普段私たちが稽古しているのは合気道なので、そこに剣術を「当然やるべきもの」
として入れるのは抵抗を感じていたからです。

一方で剣術の理は、身体の使い方にとって非常に役に立つと思っていたので、自分自身は剣を振る機会をできるだけ持つようにしていました。基本的に剣を振るのは好きです。多分前の道場で一緒に稽古していた人たちも、私が一人で剣を振っているのをよく見かけたことかと思います。

そんな考えのもと剣を稽古してきたので、「他人と剣術をやる」「他人に剣を教える」というのは、非常にレアだったと思います。私と稽古したことのある何百人もの東大OBの中でも、私と剣をやったという人の割合は数%もないのではないでしょうか。
ということで、現在わが道場では私が剣を教えるという珍しい状況が日常化しているわけです

実は前の道場でも剣術はいつかやらなければならないな、と思っていました。でも、私自身のこだわりとして剣術をやにはそれなりの土台が必要であると考えていたため、なかなか剣術の稽古の実施には踏み切れませんでした。何しろ中途半端に剣術をやることはとても危険です。徒手の稽古であれば子ども同士で骨が折れるような事故はめったにありませんが、剣は別です。固くて重量のある武器を未熟な人が振り回せば、当然大けがをするリスクに繋がります。それゆえ剣を教える際には、非常に厳しく接することにしています。私にとっては何より、指導者の未熟さや不理解で子どもが怪我をすることはもっとも忌むべきことであるので、時に厳しすぎると言われても大事のないことを最優先に考えて剣を指導するようにしています。

名古屋至誠館の一つの稽古内容は「身体作り」にあります。この1年間、身体の動かしかたの理を稽古してきたことを踏まえて少し前から、黒帯の人を皮切りに剣術の稽古を始めることにしました。言いかえれば、名古屋至誠館では普段の稽古内容が剣術の稽古をする土台作りと並行していた、というわけです。そういう稽古をしてきたから、最近ようやく剣の稽古をできるようになったのです。丸投げ館長ですが、たまにはそんな先のことを考えながら、深~く稽古を進めていたのです。多分。

とはいえ、まだまだ課題はたくさんあります。少しでも早く十分に満足な剣の稽古ができるよう、まずはこれまで剣をやったことのある有段者と茶帯のみなさん、しばらくは真剣に剣術に時間と力を注いでいただければと思います。

剣の振り方について-How to swing the sword-

今月から始める大人稽古で剣もやりたいなと思っているので、事前にちょっと剣の話を。

剣で一番大切なことの一つは「握り」だと考えます。
剣を両手で握った時に、包み込むように握りながら力を入れすぎない。
言いかえれば、剣が手から離れない力を必要十分条件として握る。
剣は比較的外から見てその力の入り具合が分かりやすいのですが、不必要な力が入っている人は肩が張って脇が甘くなる。
特に剣を振り上げた時の脇の開き方が顕著です。
力が入っているいる人の剣は、振り下ろす際に肘から動き始めます。

示現流のように一の太刀にすべてをかける流派ではまた違う教え方をするのでしょうが、後の先を重視して相手に合わせて千変万化する鹿島の剣では、力は下半身で創り出し、上半身と手首や剣先には柔らかさを追及します。
剣をかじった程度の初心者だとこのあたりが理解できないので、やたら力で振ったりぶつかったりします。
もっとも、そういう振り方をしているうちはより高度な実戦や合戦は到底できない(形はできますが、傍目にみて見るに堪えないものになりかねない)ので、基礎のきちんとした稽古が何よりも大切になります。

剣の理は体の動かし方の理の一つであり、柔術にもとても広く応用できます。
これまでの体術の稽古でもそうした点に意識をはらってきました。

体術ではそこそこできていても、剣になると緊張してかたくなってしまう人がいます。スキンさんも書いていますが、柔らかい動きに十分な意識を払いつつ、剣の稽古をしてください。
剣の稽古は我流や力に走らないように、しっかりと行って来たいと思います。
みなさんもそのつもりでいて下さい。
また剣のうまい人が遊びに来てくれると思いますし。

———————————————–
I think one of the most important thing is “how to grip” in swinging sword.
When you use sword, you shouldn’t grip the hilt with all your strength but wrap it with both parms.
You only have to grip the hilt not to slip the sword.

Biginner put too much stregnth when grip the hilt, so his sides are loose.
Especially, when he brandishes the sword overhead.
If your sides are loose, you can’t put all your strength on the sword.
You can see whether one use the sword appropriately if you look his form. The point is elbow.
Bigginer moves his elbows at first.

In Kashima, you have to adapt your movement with enemy.
So you should keep lower half of the body stead, and keep upper body and point of the sword free.
If you put all your strength, you can’t master the advanced techniques.
If you master “how to grip” the sword, you can adapt it to taijutu.

4月5日(土)稽古日誌~午前~

午前の稽古はいろいろな行事がかさなってか、スタートは若干少なめ。
子どもが12人、大人が7人。

今日のテーマは「下半身の柔らかさ」と「脱力」です。
名古屋至誠館の目指すのは柔らかい合気道なので、今日の稽古では「力を抜く」ことを意識して稽古しました。
どうしても投げようという意識が強く働くと力んでしまいます。力を抜いて、下半身特に膝から下を柔らかく使うことが大切で、そうすれば、相手の力にも負けずに、また連続で動いても疲れることはありません。力みは疲れにもつながるのでともかく脱力を意識しました。
稽古としては物足りないかもしれませんが、柔らかさと脱力のためなので、ご了承ください。

まずは準備運動で腰を落とした状態で下半身をやわらかく使う稽古。
身体を柔らかく使うためには、どうしても腰が浮かないようにしなければならないので、その点を意識しながら膝から足先までを柔らかく使う準備運動をしました。
その後、二人一組で腰を低くしながら足を自由に使えるための稽古。
足を柔らかく自由に使えることが力を使わないために不可欠だと思うので、入念に稽古しました。

最初の技は片手取の側面入身投げ。
力んで力で投げることがないように、身体を柔軟に使うことを意識してもらいました。
腕に力が入らないように、身体の位置を動かして体全体を下げることで相手を誘導しながら崩す。
そのまま下半身を柔らかく使って腰を切ることで、腕の力を使うことなく相手を投げることができることを実感してもらいました。
この形で投げれば、力のない人や女性でも力強い男性を制することができます

続いての技は、片手取小手返し。
全く同じスタイルで、ともかく力んだり、腕の力に頼らないようにすることが重要です。
基本の形は同じなので、下半身を柔らかく使って大きく動くことを意識しました。

その後は後取の三教と四方投げ。
相手の後ろから持たれると窮屈になりますが、ここでも余計な力を入れずに自由に動ける足腰を作ることが大切です。

最後は呼吸投げ。
先程の比べて自由度が高くなった状態で、柔らかさを確認できればと思いました。

稽古後稽古は少な目。
午後にも稽古があるからね。

本を読もう!3

館長から子どもへのおススメ本です。
他にも「こんなの読んだよ!」「面白かったよ!」という本は紹介してください。
「僕こんなの読んだよ!」という声が聞きたいなあ。

小学生へ
小学生の時は科学ものがお勧めです。まんがでも構いません。私は「科学まんが」が大好きでした。
星の王子さま」カレーの王子様を食べていた人は是非読もう。
シャーロックホームズ」シリーズ:あんまり謎解き要素がないのがホームズシリーズの特徴なので、子ども向けにかかれたシリーズは推理小説の入門にお勧め。
大どろぼうホッツエンプロッツ」シリーズ。好きでした。
手ぶくろを買いに」「ごんぎつね」:暖かいけどちょっと寂しいお話。郷土の生んだ作家新美南吉の作品です。言葉もきれいです。
チョコレート工場のひみつ」「床下の小人たち」「モモ」:どれも映画化された小説です。原作も面白いですよ。

中学生へ
アレクサンドル・デュマモテクリスト伯」:この人の人生を読めば苦労なんて・・・
ミヒャエル・エンデはてしない物語」:映画化された小説。ファンタジーです。
ディクソンアラビアン・ナイト」:是非お勧めの一冊。人生で一度は読もう。
斎藤 惇夫冒険者たち」:オヤジたちははまっていたかも。私はちょっと苦手なんですが。
ジーン・ウエブスターあしながおじさん」:すてきな話が手紙で綴られます。
森鴎外高瀬舟」:中学生におすすめです。是非悩んでみて下さい。短いです。
筒井康隆時をかける少女」:オヤジたちはアイドル目当てだったかもしれませんが、お話は面白いです。何度もリメイクされている作品の原作です。
手塚治虫火の鳥」:マンガですが、是非中学生にお勧めです。
高木敏子ガラスのうさぎ」:感動かどうかわかりませんが、ぐっときます。
志賀直哉小僧の神様」「清兵衛の瓢箪」:いつかは読んで欲しい志賀直哉。ここらへんからかな。
芥川龍之介蜘蛛の糸・杜子春」:やはり一度は読んでおきたいね。
有川浩図書館戦争

高校生へ
伊藤左千夫野菊の墓」:純愛ですよ、純愛!
太宰治走れメロス」「人間失格」:この順で読んでください。太宰治がよくわかります。中学生には勧められないなあ。
小川洋子博士の愛した数式」:映画も素敵でしたが、原作の素敵です。
竹山道雄ビルマの竪琴」:中学生でもよいのですが、高校生には読んでほしいなあ。
畠中恵しゃばけ」シリーズ:気楽に読めます。単に私が好きなだけ。
カフカ変身安部公房」:ある日いきなり・・・セットで読もう。
石山たいらマンガでわかる微分積分」:単なる宣伝です。
柳田理科雄空想科学読本」:理系に行くなら読め!

本を読もう!2

先だって本を読もう!
と書いたところ、色々な人からおすすめの本が紹介されました。
一覧にしてみます。

日拳Tさん
星新一の「ボッコちゃん」:小中学生にもおすすめです。
星新一のショートショートはお勧めです。
金城一紀go」:読まなきゃ

Mightyさん
江戸川乱歩 子ども用は「怪人二十面相」「少年探偵団」シリーズ
大人用だと「屋根裏の散歩者」「人間椅子」「黒蜥蜴」「D坂の殺人事件」「陰獣」など
私も読みました! どこの学校の図書館にも必ずあります。また、子ども用と大人用があるので、それぞれを是非読んでみて下さい。大人用はちょとエッチな描写もありますので、注意。江戸川乱歩は推理小説というかミステリー作家、うーん。ちなみに名探偵コナンの「江戸川」と「小五郎」は江戸川乱歩からです。
赤塚次郎・・・赤川次郎では?
赤川次郎だと「三毛猫ホームズ」シリーズや「吸血鬼はお年ごろ」シリーズかな
赤川次郎と言えば一世を風靡した推理小説作家です
吉川英治三国志」:長いですが高校生は是非チャレンジを
平井和正幻魔大戦」:サイキックウオーの物語です。
このほかに「ウルフガイ」シリーズや「ゾンビハンター」シリーズがあります。SF作家です。

杖剣士
山田悠介その時までさようなら」:山田悠介の恋愛ものです・・・
山田悠介と言えば「リアル鬼ごっこ」で有名なホラー作家。独特の世界観が特徴です。
中学生から高校生向きだと思っています。大人はどう思うのでしょうか。
他の人から勧められて「スイッチを押すとき」を読みました。設定に関して悶々としてしまいました。

館長
宮城谷昌光三国志」「重耳」:ともに中国歴史読み物です。歴史好きの人是非どうぞ。
陳舜臣小説十八史略」:中国史の勉強用にもお勧めの一冊。さくさく読めます。
中島京子ちいさいおうち」:映画が公開されたので、読んでみました。面白かったです。
横溝正史獄門島」:映画等では超有名な作者ですが、多分この作品が一番推理小説としておすすめです。主人公は金田一耕介。ある人の「じっちゃん」です。
中島敦山月記」「名人伝」:中学生以上にお勧めです。「名人伝」は私の師である田中先生もお勧めの一冊です。
作者不明「竹取物語」:高校生は是非読んでみて下さい。もちろん現代訳で構いません。大人向きのものを読んでください。この話が今から千年前に書かれたと思うとゾクゾクします。
石光真清城下の人」「曠野の花」「望郷の歌」「誰のために」:明治の会津人石光真清の手記です。師から勧められて読みました。大人向けです。重いですが、本当に歴史の勉強になります。

無礼者・ジャージーシティー・がんが読むとよいかも
梁井宏「酒飲みの品格」
二ノ宮知子「平成よっぱらい研究所」
今井佐和子「お酒のたしなみ方 〜楽しく飲んでも飲まれないステキな時間の過ごし方〜」

本を読もう!

先に卒業のことについて書きましたが、まもなくすべての小・中・高生が春休みとなります。
(すでにT君のように春休みを満喫している大学生もいますが・・・いいなあ大学生)

小・中・高校生のみなさん、春休みは是非読書をしてください。
実は春休みは結構長いです。学校が始まっても、新学年はすぐに忙しくなるわけではありません。
また夏休みと違って「長期」の休みでもないため、家族でどこかへいく機会もそんなに多くありません。

仕事柄、保護者の方から「うちの子は春休みは家でごろごろしていて困る」という声もたくさん聞きます。
心配(しても仕方)ありません。ほとんどの家庭が同じです。 ( ̄▽ ̄*)

話をもとに戻すと、「じゃあ春休みは本でも読んだらどうだ!」というのが私の意見です。

こう書くと「どんな本を読んだらいいかわからない!」と本を読まない子は言いますが、そんなの簡単。
とりあえず図書館で、ペラペラページをめくって、面白そうな本を手あたりしだい借りてきます。
その際まず大切な点は、「しっかり読める本を探そう」なんて思わないことです。
ともかくフィーリングが大切。なんとなく面白そうに見える本を借りてくる。
家に帰ってきたら、自分が一番面白そうと思う本から読み始めてみる。

そして第二に大切な点ですが、20ページくらい読んで眠くなったらその本は読むのをやめる
真面目な親の中には「始めたことは最後まで」と考える人もいますが、そんなの無理。
私は今でも、何となく気になる本をたくさん買ってきては、ぱらぱら読んで眠くなってしまうものは本棚に「貯蔵」します。
もし万が一全部の本が、途中で眠くなったら、翌日本を図書館に返却して最初からやり直し。
自分にあった本を探すことからはじめるのが一番いい方法だと思います。

そして、面白くてどんどん読める本を見つけたら「一気に読む!」
これも、一日何ページなんていう読み方はナンセンス。
せっかくその本の世界に没頭できたら、親に叱られるくらいまで一気に読んでしまいましょう。
ちなみに私は最近「直木賞作家を読もう」というテーマのもと本を読んでいます。
最初に「下町ロケット」を読みはじめて面白いので一気に半分近くまで読んだのですが、途中で何気なく広げた「ちいさなおうち」にはまってしまって、一気に2日で読み切ってしまいました。
もちろん、その間「下町ロケット」は休止状態。
でも、それでいいと思います。面白いから読めるのだし、読むことを面白いと思えるようになる事が大切だからです。

さて、第三に大切ことですが、一冊本を読み切った後はどうするか?
これも簡単。
同じ作者の別の本
同じジャンルの本
のどちらかを探します。できれば同じ作者の本がお勧めです。というのは、本には相性があります。その人にとって読みやすい文体の本の方がたくさん読めると思います。
特に読書がまだまだ、という人には少しでも本に慣れるために「読みやすい本」=「文体の相性のいい本」をお勧めします。

え、すでに本好きな子はどうすればいいか?
そんなの、好きな本を読めばいいんです!

追伸:課題図書は「楽しむ読書」のためにはやめておきましょう。
あれは読むことが「課題」となる読書で、仕事です。「読みたい」本ではなく「読ませたい」本です。
友達を親に選ばれえるようなもので、どう考えても面白くないでしょう?
課題図書を読むのは「宿題」になっている時だけ。だって「課題」なんだもの。

4月2日(水)稽古日誌

今日の稽古は団子持ちからの夜桜見物でした。

大人が12人、子どもが12人。
端から端までびっしり人が座っているのは壮観です。
先週の土曜日は20人を切っていたため少ないな、と思ってしまいましたが、ずいぶん贅沢な話でよくないですね。反省。

稽古の内容の前に新年度を迎えてメンバーの再確認。
わが道場の構成メンバーを見渡してみると
年長さん
小学2年生
小学3年生
小学4年生
小学5年生
小学6年生
中学1年生
中学2年生
中学3年生
高校1年生
高校2年生
大学生
20代
自称20代
30代
40代
あらフィフ
と実に多彩。
どんな世代の人が入ってきても大丈夫だな、よし。
バラエティに富んでいることはいいですね。

さて、稽古の内容ですが、リクエストがあったのでまずは三教。
まずは手首をがちっと決める三教。
男性はこれで十分なのですが、女性はやはりこの三教は効きにくい。
どうしても相手の力の力みと逃げが問題になってしまいます。

そこで次は、相手に過度の痛みをかけない形での三教。
基本的な形は同じなのですが、身体全体の構造を利用して全体を崩すことを意識してみます。
その分、難しいのですが相手の身体の大きさに関わらないでかけられるのが利点だと思います。

その後は四教。
この技はコツをつかむのが難しいですね。
実は私も得意ではありません。(><)

続いて関節技スペシャル。
胸取からの肘極め。
本当にこの技は柔よく剛を制すなので、非力で小柄な女性が大の男を抑え込める技だと思います。
私の気のせいでなければNoriさんが楽しそうでした。

最後は片手取からの七里引き→腕絡め→連行術
関節技コンボです。
個人的には七里引きは大好きなのですが、友達のなくなる技なのでやりすぎに注意しましょうねT君

稽古が終わった後、案の定一番痛い四教を喜々として稽古している方々が。
一部の人たちには痛いものほど喜ばれるという法則がありますが、決して合気道はそういう武道ではありません。多分。
今月は土曜日が充実しています。
しっかりと稽古カレンダーを確認して稽古に参加して下さい!

3月29日(日)稽古日誌

土曜日の稽古は「ともかく四方投げをしたい!」という気持ちから、テーマを四方投げにしてみました。
一つ大きな反省があるのですが、「自分も一緒にたくさん四方投げする」だったのが、結局ほとんどできず、という結果に終わりました。
ストレスが~
ちょっとRAHさんの気持ちが分かります
で、途中でおみやげ稽古をすっかり忘れていたことに気が付いて、一教に変更。
前回の講習会の稽古で一番記憶に残った、というか大事に思った内容を強調してみました。

自由稽古では、白帯の子たちの昇級審査の練習。
教える色帯の子たちにとっても、教わる白帯の子たちにとっても「自主稽古」は大切な機会だと考えます。
お互いにしっかりやって下さい。
しばらく続くよ。

最初は遠巻きに見ていましたが、しっかりと教えて教えられているので、安心しました。
稽古後の稽古(いまいちな日本語なので適切な表現はないものか)では、最近の全体的な課題である剣術の稽古を。
向こうでは、杖剣士とsmileがRAHさんとMightyさんと一緒に稽古しているのを見て、着実に形ができてきているのを感じながら、問題の中級者コースの充実に。
Noriさんも随分裏太刀と相心をやっているのでもう大丈夫でしょう。
また明日も早めにやれたらやりましょう。

夏合宿にはたちパパから「おすみつき」をもらえるようにしっかり剣を「身体になじませて」下さい。

4月13日の講習会について

4月13日に小牧南スポーツセンターで
植芝先生の講習会があります。
みなさん是非ご参加ください。
時間は14時から15時45分です。
詳細は会員用ページを見てください。

その前日は第2回の滋賀稽古です。
こちらは午後1時くらいからです。
この日は午前に稽古があるので調整が必要です。

両方について参加・不参加を知りたいので、平岩までできるだけ早く返信下さい。

講習会に参加すること

この投稿を読んでくれているでしょうか。

日曜日は本部の栗林師範の講習会に参加してきました。
道場開設以来、どんどん講習会に参加して勉強して下さいと言い続けてきました。

合気道をはじめて黒帯を取るくらいまでは何よりも基本の形を覚えなければならないので、わき目を振らずに一つの形を稽古するべきだと思います。
しかし、各人の体格・年齢・性格等の相違は技や武道に対する考え方にも大きな影響を及ぼします。そのため、多分黒帯を取って一定の時期(もちろん時期にも若干の個人差はあると思いますが)が経過すると、自分の合気道、特にこれまでやってきたことやその結果として形成されている今の自分に不安を感じるようになるのが普通だと思います。

そして、過去と現状に対する不安は、今のままの稽古を続けていって大丈夫だろうかという未来への不安につながります。私見ですが、思春期と同じでどんな素晴らしい稽古をしてきた人であっても、真剣に稽古している人であれば必ずこういう時期を迎えると思います。

その時に、自分の技や稽古を再確認する指標となるのが、外での稽古だと思うのです。講習会で本部師範や他の先生に学んだり、自分とは違う道場で稽古している人と手を交えることは、とてもためになると思います。そして、それを自分の道場に持ち帰って仲間とともにいろいろと考えながら、自分たちの技や稽古を見つめなおす。
そうすることで、自分の技や稽古が目指すべき方向性がおぼろげながら見えてきて不安が消えるのではないかと思います。

ただ、そのためにはともに稽古する仲間も同じ気持ちを共有できる必要があると思います。自分がその時期になくても、その悩みを理解して稽古に付き合う。そうしなければ、せっかく見え始めた光もまた閉じてしまうと思います。特に苦しんでいるときにその悩みに共感してもらえなかったり、そういう悩みを抱いていること自体を否定されたりすることはとてもつらいです。
また周囲に理解しようという気持ちがないと、外面的には同調しても結局悩んでいる部分への思いやりはないため、軽くながされてしまったり、悩んでいる人にとって光の見えない方へ歪めて解釈されたりするかもしれません。
成長のために悩む仲間を思いやる気持ちこそが合気道の「和」の精神の表れではないかと思っています。

とはいえ、そう簡単に仲間の悩みを理解できるわけでもないと思います。そういう悩みを理解する土壌を作るためにも、できるだけ機会をつくって講習会等に参加し、みんなと同じ体験をすることで共感できる部分が増えると思います。
それだけではなく、そういう機会を通じて自分の稽古を半ば強制的に見つめなおすきっかけにも必ずなります。

少しでも遠くへ、長く続けたい、上達したい。そのためにも、講習会等の参加機会を大切にしてください。

3月22日(土)午後の稽古日誌

今日は一日稽古。
昼食をとってからは剣術の稽古。
せっかく剣の指導をできる人がたくさん参加してくれているので、全員で剣を。
この日のために剣も十分な数しました。

一番多い初心者組は剣の振り方を練習。
担当はスキンさん。
あれだけたくさんの初心者をきちんと教えてくれました。ありがとう。
剣は日常生活でまったく使わない道具です。
まずは手になじむまで何万回でも振ることが大切だと思います。
自分で剣の稽古するときもできるだけたくさん振るようにしてください。
最低数百回は振る必要があると思います。

少しできる人たちは基本太刀をこばっちが指導。
ここは丸投げ。
何よりも組太刀の基本はこれ。
浮船は大変ですが、しっかりと反復稽古して下さい。

基本太刀ができる人は裏太刀をNaoさんが。
一本目から十本目までしっかりと教えてもらっていました。
裏太刀は本数が多いので、しっかり形を覚えるようにしてください。
復習しておいてね。杖剣士。

最上級はDrアーキーで
相心太刀と実戦太刀
この組みはNoriさんと副館長代理補佐さん。
実戦太刀までやるとは予想していなかったでしょうが、忘れないうちに復習をしておいてください。
もうこれで、必要な件は全部やりましたね。ニヤリ。

これまでの私の課題だった剣の稽古も少しずつできるようになってきました。
剣の稽古は合気道の通常の稽古時間外に行うのが基本になるので、できるだけたくさんの人が個々に稽古できることが大切です。
みんなで頑張りましょう!

3月22日(土)午前稽古

土曜日の稽古は朝一からちょっと雰囲気が違っていました。
その本当の意味は後でわかったのですが・・・
(私「一人」)その雰囲気の違いはが大人が多いのが理由だ(と思っていました)。

今日は大人が19人、子どもが12人。
午前・午後と稽古があるため、たくさんの人が参加してくれました(と思っていました)。
茨城・名古屋・三重・滋賀、さまざまな場所からみなさんがさんかしてくれました。

午前の稽古は有段者が十数名いるので、一人一技の持ち回り。
きちんと稽古日誌を書こうと思っていたのですが、すっかり忘れてしまいました。
四方投
諸手取呼吸投
・・・
誰か補足して。
メイプルさんなら補足できそう。

最初はあんなに広かった道場も30名を超える人が稽古すると結構狭く感じます。
稽古が充実することはとても嬉しいです。

それぞれの個性とお気に入りの技を出し合う稽古は好きです。
もちろん、一定のテーマのもとに稽古をすることも大切ですが、せっかくたくさんの人が参加してくれるときはいろいろやりたいでしょみなさん。

卒業おめでとうございます。

先日の中学校の卒業式に続いて、今日は小学校の卒業式でした。
名古屋至誠館でも、中学を3名、小学校を3名が卒業しました。
みなさん、おめでとうございます。

4月からは新しい学校生活が始まります。
きっと、今から楽しみで仕方がないと思います。
大人になると、職場で人の入れ替わりはあっても生活が変わることはそんなにない、というかあってほしくありません。
でも、学生の皆さんの場合は明るい未来へのスタートなので、とっても楽しいと思います。
思いっきり新しい学校、新しい部活、新しい生活、新しい勉強を楽しんでください。

そして道場では、今まで以上に年長者として頑張って稽古して下さい。
高校生の4人はもう「一般」ですからね。
一部の大人が若さをやっかんだりしますが、気にせず若さをアピールしまくってください (^^)。
これからもしっかり稽古に励んでください!

3月19日(水)稽古日誌

もう一人くらいは稽古日誌を書いてくれることを期待しつつ。

今日の稽古は大人9人子ども10人の19人。
子どもが気のせいか少し少な目?
それでも十分賑やかでした。
いい雰囲気で稽古できてうれしいです。

特に子どもは叱らなくてもきちんと稽古に向き合ってくれるところは本当に、いい道場だな、と思います。
ありがとうございます。

今日の前半は副館長代理補佐さんが担当。
・片手取二教
・片手取四方投
・横面打四方投
詳細は副館長代理補佐さんよろしく。

その後私が交代して「探る」稽古。
下半身の自由を奪う(そうしないと無意識に身体でごまかしてしまうので)ために座った状態で、受けが両手を拳で突き出して、仕手がそれを手のひらで迎える。
受けが力を加えるのに対して、仕手は相手の力の流れを感じ取りながら、力を入れずに均い衡を保つ。
自分の力の流れと力みを感じ取る稽古です。
力は単純に瞬間の力積としてのみ存在するわけでなく、その初動から発動までの一連の力の流れが存在します。
その流れを理解することは相手を制するにも、自分の身体をより効率的に使うためにも役に立つ稽古です。

慣れないうちは勢いや小手先(ん?本当にやるときも小手先か?)を動かしてごまかしてしまうのですが、それだと本来の「探る」目的が達成できません。
慣れると、最初から「相手の力が出ない状態」を作り出すこともできるようになると思います。

稽古では説明しませんでしたが、実は一つ重要なポイントが。
私の受けをしてくれた人が、しっかり力を入れなおすために仕切り直しした際、座る位置を下げていました。
これが何を意味するか分かるとコツがわかると思います。

速報!!

3月22日について連絡します。
Drアーキーさんが、東京から稽古&懇親会に参加してくれることになりました。
当日稽古参加者は剣を忘れないように。
スキン・Nao・Drアーキー・丸投げ館長で剣術を行います。
みっちり稽古できますね。

1.午前の稽古(9:00~12:00)
東郷町体育館 畳の間
体術:担当 一応館長

2.午後の稽古(12:00~16:30くらい)
東郷町体育館 板の間
剣術+体術 担当:スキン Nao Drアーキー

3.定例懇親会(18:00開始)

場所 魚介ともつ鍋 元祖けむり屋
豊明市新田町門先11-1
担当 Nori 無礼者 蒼氷