祝日について知っていますか4

13番目の祝日が11月3日の文化の日です。この日は非常に色々な出来事があった日で、現在も固定日が祝日とされています。
もともとは、明治天皇の天長節(天皇誕生日のこと)として祝日とされました。明治天皇が崩御された後は、明治節として祝日とされました。
この日に合わせていろいろな出来事がおこなわれることが多く、日本国憲法は施行は5月3日ですが公布は11月3日です。これも明治節に合わせたと言われています。
私のすきな「ゴジラ」の第一作も1955年の11月3日に公開されました。まさに「文化の日」です。
この日は晴れの特異日で、天気がとても良いため現在でもいろいろな行事が行われます。

14番目の祝日は11月23日の勤労感謝の日です。もともとは新嘗祭の日だったのですが、戦後アメリカによって勤労感謝の日と改められた祝日です。新嘗祭とは「天皇が五穀の新穀を神様に進めて、自分でも食べ、収穫に感謝する」お祭りでその起源は飛鳥時代とも奈良時代とも言われていて、古来より行われている感謝祭でした。現在の勤労感謝の日の趣旨は「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」なので、この祝日も趣旨が結構変わっているような気がします。

最後の祝日は12月23日の天皇誕生日です。言わずとしれた現在の今上天皇のお誕生日です。勘違いされている人もいるかもしれませんが、日本ではクリスマスもクリスマスイブも祝日ではないため、12月の唯一の祝日です
随分先の話で叱られるかもしれませんが、皇太子徳仁親王のお誕生日は2月23日、悠仁親王のお誕生日は9月6日、愛子さまのお誕生日は12月1日です。

以上が日本の祝日ですが、もう一つ。
日本ではほとんど祝日は廃止されませんが、その中で数少なく廃止されたものもあります。大正天皇の天長節(10月31日)です。紀元節、明治節、ほかの天長節も廃止されましたが、形を変えて現在でも残っているので明治以降で廃止された主な祝日は大正天皇の天皇誕生日ということになります。ちなみに本当は8月31日なのですが、色々理由があって10月31日に制定されていました。知っている人は明治天皇、昭和天皇、今上天皇の天皇誕生日があるのに何で? と思っていたかもしれませんね。

随分長くなってしまいましたが、祝日のお話でした。

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