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山陰旅行記3

2日目は出雲大社へ今回一番のメインです。
出雲大社について最初に感じたのはスケール感。
言葉で上手く言い表せないのですが、伊勢神宮や明治神宮、熱田神宮とは違って大社全体の造りが大陸的というか壮大な感じがします。もちろん、神社!という感じなんですが、なんとなく他の神社と雰囲気が違う感じです。
その一つが巨大な日の丸。写真の日の丸はなんと畳47畳分の大きさだそうです。畳47畳分と言えば普段稽古している道場の赤畳の内側の部分くらいの大きさです。DSC00113
遠くから見てもこんな感じです。あと境内が開放的な感じがしました。DSC00094
本殿に拝礼したのちに境内を散策して資料館へ。
この資料館はお勧めです。
中でも圧巻だったのは、銅矛と銅鐸の部屋。一面国宝の銅鐸と銅矛がずらっと並んでいます。資料館の方曰く、こんなにたくさんの国宝が一度に見られるのはここだけとのこと。
この部屋では復元された銅鐸を鳴らすこともできて、結構楽しいです。DSC00109DSC00106
出雲大社を後にして、次に向かったのは一畑電鉄の「出雲大社駅」。
ここは分かる人にしかわかりませんが、2年前に中井貴一主演の「Railways 49歳で運転士になった男の物語」で取り上げられたローカル鉄道で、出雲大社駅は映画中に何度も出てきたターミナル駅。
特に期待はせずに見たのですが、静かでいかにも日本映画らしい映画で、すっかり見入ってしまい今回の旅行でも是非訪ねてみようと思いました。
城ほどではありませんが、鉄分の含まれた身体なのでこういうローカル線にはときめきます。DSC00128続く

山陰旅行記2

DSC00022松江城を堪能したあとで、もう一つのお目当ての小泉八雲記念館に。
ここで、小泉八雲をよく知らない人のために一応触れておくと、小泉八雲は本名がラフカディオ・ハーンで、日本の取材にきてそのまま日本と日本文化に引かれて生涯を日本で暮らした人です。
その著書の中で最も有名なのは「怪談」で、特に「むじな」や「ろくろ首」「雪女」などは誰でも知っているお話で、民間伝承されていたものを小泉八雲が著作化したものです。個人的にはむじなとろくろ首は大好きなお話です。

この小泉八雲、松江に最初に住んで、その後熊本、神戸、東京に移り住んだのですが、それぞれの地域に記念館や居宅跡があります。松江の旧宅跡は地理的になかなか行けなかったので是非行きたかったのですが、ようやく願いがかないました。
これで四つの土地のすべての小泉八雲記念館にいくことができました。正直、それぞれに違いがあるわけではないのですが、民間伝承の書き手であるラフカディオハーンがどんなところで、どんな生活をしながらこれらの話を書いたのか考えながらたどってみるのは興味深いです。この地は彼が暮らした一番寒い土地なので、雪女の話はここで書かれたのかも。

一日目の旅程を満足の内に終えて、宿泊地の玉造温泉に。
名前の通り、「勾玉」を売りにした温泉です。
出雲にはもう一つ誰でもしっている「大国主命」通称「大黒様」と「ヤマタノオロチ」で有名な「素戔嗚尊(スサノオノミコト)」の伝承があります。この温泉にも両者の伝承をブロンズ像にしたものがたくさんありました。
結構かわいかったので、ここにもアップしておきます。この写真が何のお話なのかは説明する必要もありませんよね。DSC00043
続く

山陰旅行記1

先週の週末は稽古をお休みさせていただき、山陰へ行ってきました。

まずは岡山まで新幹線で移動して、そこから伯備線に乗って松江に。
伯備線に乗るのは初めてで、乗った列車は「スーパーやくも」ということで、非常に期待が募ります。
岡山で駅弁を買って旅情たっぷりに列車の中で食べようと思ったところ・・・
いきなりの列車酔い・・・
伯備線揺れる揺れる。横揺れがすごいため、久しぶりに乗り物酔いしました。
乗り物酔いしながらも、初めて見る岡山の車窓からの眺めは想像通りのもので堪能できました。
横溝正史ファンとして金田一耕介シリーズを全部見た者として、原作・ロケ地でよく使われる岡山の山間の風景は感慨深いものです。
結局3時間近い乗車時間を乗り物酔いにうちひしがれながら松江に。

DSC_0559松江でレンタカーを借りるために、駅近くのレンタカー店に移動したところ、恐るべきトラップが!
「レンタカー」の文字の上に何やら「募集」の文字が。どうみても同じ建物で両方の業務がおこなわれているようです。
お店に入って、店員さんに「ここにサインして下さ~い♪」と言われて「はいは~い」と署名すると、翌日から転職するはめになるかも・・とどきどきしながら店に入ると、どうやら入口はちがっているようでした。
でも、小心者なので書類がきちんと確認してサイン。

初日の目的地は松江城と小泉八雲の記念館&旧宅。DSC00006松江城は江戸時代の築城ですが、戦火に合わなかったため当時のままの天守閣が残っています。城フェチにはたまらないお城です。石垣から天守閣までなめまわすように堪能しました。
雰囲気的には犬山城に似ています。築城当時のまま現存している天守閣は全国に13あるそうですが、これで残すところは3つとなりました。あとは四国を回って制覇です。

続く。

4月1日(水)稽古日誌

今日も結構たくさんの人が参加してくれました。
新しく仲間に加わった男の子も含めて子どもは本当にたくさんいます。

加えて、昇級審査が終わって、多くの子が級が変わったため、なんとなくまだ慣れません。
よく考えたら2年前のこの頃は茶帯の子以外はほとんど白帯だったので、随分みんな成長しました。
でも、まだまだ新しい級は「ひよっこ状態」です。
しっかりと稽古を積んで、しっかりとした技術と姿勢を身に着けてください。
それにしても茶ばっかりになったものだ・・・

DSC_0570

さて、稽古
の内容は先週できなかったので、講習会のおみやげ稽古。
何より一番大切な基本の動作をしっかり復習しました。
最初は片手取りからの5種類の転換。
それぞれの捌き方がどのような技に繋がっていくか意識しながら稽古するとよいのではないかと思います。
一人だけだと感覚が十分わからないので、相手を変えてさらに練習。

続いて交差取りで同じ身体の捌きを行いました。
これも講習会で行った稽古です。
手の形が変わると、どうしても身体の動き方が変わってしまいますが、それは相手との接点ばかりに意識がいってしまうためだと思います。全体を意識することが大切だと思います。

同じ捌きで入り身投げまで行って、それぞれの捌き方の違いを意識してもらいました。
最後は横面打ちを同じようにそれぞれの方向を意識して捌く練習。

一回だけでは十分ではないと思います。
繰り返し稽古しましょう。

3月21日(土)稽古日誌

今日の稽古はとってもあたたかく、少し動くと汗をかくほどでした。
今日は子どもが10名と少なく、めずらしく大人の方が多い稽古となりました。
さらに、有段者が8人と黒帯の比率が一番多くて、なかなか壮観でした。

準備運動、四股20回、転換200回を終えて前半は私の稽古。
今日は後ろ取りの基本の形を稽古しようと思い、
後ろ取りの外し方
後ろ取り三教
後ろ取り四方投げ
後ろ取り十字投げ
後ろ取り呼吸投げ
を稽古。

一角からは「こんなちまちました技はわからんぞ~」というオーラも漂っていたような・・・
子ども&白帯の方には後ろ取りはなかなかわかりませんよね。
一緒に練習しまよう。

後半は先週の講習会があったので、きっとその内容を研究したいだろうというEさんにバトンタッチ。
今週おぬしが来ることは予想しておったよ(笑)。

諸手取りと片手取りの呼吸法の稽古。
相手に握られている場所ではなく、腕全体を棒のように意識して動かす練習。

続いて後ろ取りで、がっちりと腕を上まで上げられた時の捌きかたの稽古。
これはみなさんかなり難しかったようです。
私も五十肩がつらかったです。
このあたりからNoriさんの眉間に複雑な模様が・・・

個人的には前半後半でいろいろできて楽しい稽古でした。
魔法の棒の話はまた別に。

 

3月22日反省会

久しぶりの反省会です。
RAHさん曰く、「しばらく反省会をしていませんね」
ということなので、きっとみなさん心の中に反省が溜まって溢れ出始めているかもしれません。
反省することがないのは、反省用の器に穴があいているこばっちと、反省の器がおちょこくらいで常に溢れだしているNoriさんと、先だって器を落として壊してしまった館長くらいでしょうか。

お待たせしました。反省会です。
でも、ただ反省するだけではつらすぎるので、おいしいものを食べながら反省することにしました。
反省しなければならない人はたくさんいるので、門人に限定しませんよ。
もし、門人および関係者で「私も反省しなければならない!」という人がいましたら参加を歓迎しますので副館長代理補佐さんまでご連絡下さい。
他に相談事があれば副館長代理補佐さんにご連絡下さい。

3月22日(日)午後6時から
場所は春日井のお店です。

参加希望者は早めに副館長代理補佐さんかこの投稿のコメントまで連絡下さい。

あ、私とNoriさんはその前の講習会の稽古でへべれけになっているかもしれません。

3月14日(土)午後稽古日誌

今日は午後も稽古がありました。
昇級審査も終わったばかりでで、自由稽古にはほとんど参加者はいないかな、と思っていました。
午後の稽古の参加者は、私、副館長代理補佐、Nori、リアクションH、日拳T(以上敬称略)、子ども6名+体験者2名の計13名でした。
結構いるぞ。

子ども達はだらだらするかなと思ったところ、それぞれが自分の課題をきちんと稽古してくれました。
普段の稽古ではなかなか大人と稽古できないので、今日は大人との稽古をメインに。
板の間では子ども4人とNoriさんが剣を稽古しています。
今日剣を稽古していた人へ。
もっと気合を出しましょう。剣の先からほとばしるような気合が欲しいです。

畳の上では、子ども2人が自分たちの稽古を終えたあと、副館長代理補佐さんを手伝って体験にきた2人の子どもを教えてくれました。
おつかれさま。
次回は子ども達だけでなく、お父さんも一緒に体験されるとのこと。
親子で合気道をするのはとってもいいですよ。
なかなか一緒に稽古できるものはないですし、武道を通じて男同士きっと深い絆できるに違いありません。
是非他の親子門人の話をいろいろ聞いてみてください。

頑張れ受験生!

昨日3月9日(2日間試験を行う大学では今日)は国公立大学の前期試験の合格発表でした。
一年間、いや長い人はそれ以上の期間、志望校目指して一生懸命頑張ってきた努力してきたと思います。
それでも、努力が必ず報われるわけではないところが人生の厳しいところだと思います。
大きな夢がかなった人も、あと一歩で届かなかった人にも、おつかれさまとねぎらいの声をかけたいと思います。

奇しくも、愛知県では同じ3月9日が公立高校の前半グループの試験でした。
愛知県は公立志向が強いため、大半の中学生の天王山はこの公立高校の試験となります。
昨日と今日の試験を終えて、あとは明後日12日と13日の後半グループの試験を残すのみです。
試験が終われば人事を尽くして天命を待つのみ。
長かった試験勉強から解放されます。
残り二日間、風邪を引かないように頑張って下さい。

わが道場のただ一人の受験生も頑張れ!
試験が終わったら、心置きなく稽古して下さい。

ちなみに来年は2名、再来年は6名の受験生がいることになります。
本当に学生頑張れ。

注:日拳T君も一応現在進学がかかっているらしいですが、まあ彼は優秀なのでまず間違いなく100%問題ないと思います(笑)。

新しい仲間

3月になりました。
寒さも少しずつ和らぎ、身体を動かすにはもってこいの季節になりました。

我が道場にも新しい仲間が増えました。
大人の男性1名
男の子1名
女性1名
計3名です。

このうち親子で入門された方は合気道は初めてということで、ここ最近の入門者の傾向からしてとってもフレッシュな感じがします。
先輩方はみなさんとても親切ですが、「本当の意味で初心者」ということを忘れずにいろいろと教えてあげてください。

もう一人はこれまでもゲストで時々遊びに来てくれた20代の女性ですが、今月から心機一転定期的に稽古に参加してくれるとのこと。
これで名古屋至誠館も大人の女性が3名になりました。
女性に対する指導もきっと充実すると期待しています。
このページを読んでいる女性の皆さん、合気道をやってみませんか?

新しい仲間が増えることはいいですね。合気道や稽古にすっかり慣れてしまっていた自分を見つめなおすとてもよい機会になります。
今年もたくさんの新しい仲間が増えるような気がしています。
4月からの新しい年度もみんなで楽しく稽古プラスアルファしましょう!

3月7日(土)稽古日誌

年度末になると大人は忙しくなってなかなか稽古に出られない人もいるので、大人の比率が少ないおことも多いのですが、今日は子どもも少なくて
大人9人、子ども9人でした。

準備運動を終えた後、最初は交差取りの入り身投げ。
土曜日は投げ技をやりたい、という気持ちもあるのでまずは基本の入り身投げから。

続いて、片手取りの四方投げ。
これは定番です。

三つ目は一部の方の中でブームとなっている諸手取り小手返し。
足さばきが非常に難しいです。

体術はここまで。水曜日の稽古日誌で予告した通りに剣術を一本稽古しました。
実戦太刀の鍔競倒に似ているのですが、真剣をイメージするため、足を払ったり相手を組み倒すという感じではありません。
この技は組み立ち(鍔競り)の理を稽古するにも良いと思って行ったのですが、案の定いい加減な人が(特に子どもに)見られました。
剣はいい加減にやると上達もしないし危ないので、しっかりと基本を理解して下さい。

この技を眺めに稽古したので全体での稽古はここまで。
残りの時間は自由稽古と昇級審査。
残りの組もあと少しです。
まだの人、頑張ってくださいね。

3月4日(水)稽古日誌

今日は夜は冷え込んで道場までの道も寒かったです。
参加者は子ども15名 大人8名
最近は平日の稽古でも20人を下回ることはあまりないので、とても賑やかになりました。

さて、みなさんご存じだと思いますが
・外に稽古行ったらそこで体験したことをみんなで分かち合う
が名古屋至誠館の基本方針です。

というわけで今日は先週のおみやげ稽古第一弾。
準備運動が終わったところでいつもの通り四股ですが
今日は四股20回、円書き10回、四股20回 の四股サンドでした。
予想外に2回目の四股の時に中学生の腰が上がり、背中が曲がりっていました。
もっと頑張れ、中坊! 部活で鍛えた身体と根性を見せてください。
一方で文句も言わずにやり通した小学生達、偉い!
その後、転換を210回
みんな汗をかくくらいの準備運動をしました。

今日の技は
・胸取りからの二教
・胸取りの崩し
・諸手取りの小手返し
・諸手取りの入り身投げ

どの技も今日のテーマは「一旦下げた腰を上げない」です。相手を崩す方法はいくつかありますが、その中ので基本の一つに相手よりも腰を低くする、があります。大切なのは、自分の体幹・腰・手が一体になって動くことと、一旦下げた腰は再び上がらないようにすること(もちろん相手よりも低いことが必要)です。

最初から言われた通りしっかりと下半身を意識して稽古していた人は、非常に足腰がつらかったと思います。そうでない人は稽古の趣旨とずれていたので気をつけましょう。
ちびすけが途中で「膝が・・膝が笑ってできない・・」と言っていました。膝に口はついていないので笑うことはできませんね。でも意識するところはまちがっていないようです。あとはもう少し根性をいれて上半身を伸ばしてください。

さて、土曜日は剣を使います。みなさん持ってきてください。

夏合宿 続報!!

夏合宿の最終情報です!
名古屋至誠館、修武館の合同合宿を行います。

日 程:7月18日(土)~7月19日(日)
場 所:長野県伊那市 伊那武道館(伊那インター降りて車で10分)
宿 舎:あいや旅館他
参加者:大人40名、子ども20名
稽 古:土曜 午前9時~11時
午後1時~2時
午後2時~4時
日曜 午前9時~11時
その他:土曜夜に懇親会、日曜午後にレクリエーションがあります。

日帰り、稽古のみの参加も歓迎します。
参加を希望される方は平岩まで。
電車等で来られる方は駅まで送迎します。

今回はスペシャルゲストも参加してくれます。
みなさん楽しみにしていてください。
私は稽古担当しなくてよさそうです。頑張って稽古します。
特に日拳T君とAFWさん、自称しずかちゃんは。ふふふ・・・・

2月26日(木) 五十肩日誌その2

今日朝起きたら肩が上がらない。
まずいぞ、これは!

これでは今日の稽古に支障をきたしてしまう。
その前に仕事があるけれどこちらは別に支障はないだろう、たぶん。
ということで、やや焦ったのですが少しほぐしてみたとこと、どうやらこれは五十肩が原因ではなく「五十肩をかばった動かし方をしていたので周囲の筋肉が筋肉痛になった」というちょっとトホホな症状。
仕方ないので午前の仕事中に隙を見てしっかり肩をほぐして準備OK。

午後はもうすっかり慣れた武道館への道。
2時にはついて稽古前稽古から参加できました。

今日の稽古は体術が
・胸取りの二教
・胸取りの三教
・胸取りの肘極め
の三つ。最初の二教は全く問題なし。
思わず鼻歌を口ずさみたくなるほど余裕です。

問題は次の三教。基本的に五十肩は肩を上げると痛いので、三教のように吊り上げられる形で肩を持ち上げられるのは・・・「OH NO!」
軽く手首を極められても、肩を吊り上げられるとそれだけで激痛が走り嫌な汗が流れだします。
結局技そのものではなく、肩の痛みでかなり汗をかきました。

三つめの肘極めは予想通りですが、肘ではなく肩が極まってしまって悶絶。多分今の私にはだれでも簡単にこの技をかけることができると思います。
だから、本当に肩が痛いんだからそんなにぐりぐり腕を押し付けないで・・・ギャア!

ここで体術は終わり。ようやく剣術で休めると思ったところで田中先生からまさかのキーワード。
「今日は裏太刀をやりましょう」 えーーーーーーーーーーーーーーーーー。
裏太刀の受けは八双に構えるのですが、今の方ではム・リ。
構えるだけで激痛が。
剣は直接教えるのはやめて見ていようと思ったのですが、つい気合が入って参加。

結局他の人よりもたくさん八双に構えていたような気がします。
今日はシップをはって寝ようかな。
明日の稽古に備えて今日は早く寝ます!

2月25日(水) 五十肩日誌

今年ですっかりアラフィフの五十肩館長です。
現在毎年恒例の金大合宿に参加させていただいております。
火曜日の初日、水曜日の午前・午後に参加しました。

水曜日の午後は田中先生の稽古でした。
副館長代理補佐さんの日誌にもありましたが、四股は2回あるのですよ、2回。
今回の合宿が始まるまでは忘れていましたが、すでに2回経験済み。
ふふふ。経験者の強みですね(いや、3回目を迎えている点で「弱み」になっている面も)。
準備運動が終わって体術に。
今日の体術は「後ろ取り」

まじ???

この時の私の表情きっとRAHさんやMightyさんにはわかっていただけると思います。
よりによって後ろ取りとは・・・
普段なかなかやらないそうで、勤勉な学生諸君はこういうときに
・ふだんなかなかやらない技はしっかり稽古したい
・稽古するならばできる人と一緒に稽古しよう
・上級者に手加減をしては失礼だ
という非常に敬服すべき思慮と思考を働かせます。

で、早速最初の技から私の前にダッシュしてきた学生を見て
「よりによってお前か・・・」
もちろん、こうなることは分かっていましたが、それでも、ねえ。
後ろ取りで手を取られた瞬間に激痛が!!!
その力でそっちに思いっきり引っ張るか!
いや、それは予想していたけれど、そちらに引っ張られてもそんなに痛いのか!!!
一瞬腕がもぎ取られたかと思うほどの激痛でした(T T)
これでもか、と渾身の力で挑んでくれる学生のありがたさに涙が止まりません。

次々に繰り出される後ろ取りの技に玉の汗を流しながら稽古を続けましたが、途中からランナーズハイならぬ五十肩ハイになって、痛みなんてへっちゃらさ! という感じで稽古できるようになりました。

体術が終わって剣に移ったころには頭もクールダウンして、再び肩に激痛が。
いろんな意味で修行になりました。

さて、今日もこの後稽古に参加します。
今日は一体どんな試練と修行が待っているのでしょうか。

吹奏楽の夕べ

みなさん!
吹奏楽を聞きませんか?

4月2日午後5時から金山の旧名古屋市民会館で県立名古屋南高等学校吹奏楽部の定期演奏会が開催されます。

同校は昨年愛知県マーチング大会金賞、東海大会銀賞の実力校で、
定期演奏会では
・春の猟犬
・交響的断章
・宇宙の音楽
・ジャズスタンダードナンバー名曲集
・ハリーポッター
・アナと雪の女王
・スリラー
他ポピュラーなナンバーを演奏する予定だそうです。

入場は無料ですが、チケットが必要です。
チケットを希望の方は私かBBQの鬼嫁さんまで気軽に声をかけてください。

あまり吹奏楽を聞かれたことのない方へ。
吹奏楽はすーーーっごい迫力です。
特に陽気な曲では思わず身体がリズムをとってしまうほどパワフルでノリノリです。
騙されたと思って是非一度どうぞ。

保護者体験会というイベント【於保護者体験会3】

今回も皆さんの協力あって、こんなイベントをおこなうことができました。
本当にありがとうございます。

子どもに合気道を、いや合気道に限らず武道を習わせている親御さんは多いとおもうのですが、多分その子どもを教えている指導者たちはみんな保護者にも実際に体験してほしいと思っているに違いありません。
先のブログにも書きましたが、子どもを教えることは大人を教えるよりも難しいと思います。
わざわざそんな難しいことをやろうという指導者にしてみれば、保護者の方に体験してもらいたいという気持ちは強いに違いありません。

でも、実際にはいつ、どこで、どのように、など考えなければならないことは多く、また普通に稽古するよりもいろいろと難しいことが多く、なかなか実行に移すことはできないような気がします。

今回保護者にも子どもと同じ目線で体験してもらうという素晴らしい企画が実行できたのも、皆さんの協力あっての賜物です。特に稽古にもならないのにわざわざ参加して下さったEさんと蒼氷さん、本当にありがとうございました。普段と違って本当に大変だったのではないでしょうか。

保護者体験会は是非またやりたいですし、次はもっといろいろとやってみたいです!

何よりも本当にこういうことに全力で協力した下さる門人の皆さん、そして保護者の皆さん、いつもいつも本当にありがとうございます。
これからも楽しく合気道できるようにご協力よろしくお願いします!

合気道を教えること【於保護者体験会2】

後輩に合気道を教えるという経験は長いですが、人から先生と呼ばれて合気道を教えるようになってはまだ10年も経ていない若輩者です。

他人に、特に子どもや初心者に合気道を教える、ということは本当に難しい!
未だに何がよくて何が悪いか、何が正しくて何が間違っているか、何が早道で何が遠回りかよくわかりません。
なので、どうやって子どもや初心者に合気道を教えたらいいか本当に自信はありません。
ただ、自信はなくてもいろいろ考えてできるだけ教える相手が上達できるようにいつも努力はしているつもりです。その点は(認めてくださいではなく、)ご容赦下さい。

そんな中で思うことは、そういう相手にどのように合気道を教えるか悩むことは、事前に悩むことも稽古をやりながら悩むことも、稽古を終えた後に反省することも非常に役に立っていると思います。
前の初心者に技をかける点について感じているジレンマに触れましたが、子どもに対しても同じようなジレンマを感じることは多々あります。

子どもに技を教えることは直接に自分の技を向上させることになるとは思っていません。ただ、普段自分が自分自身の向上の為に創意工夫しているのとは別の視点を手に入れたり困難や工夫をすることができるよい機会だと思います。
もちろん、合気道を稽古する者である以上、何より自分の向上が重要(第一目的)なので教えるばかりというのは嫌になってしまいますが。
合気道に限らず、広い視点やさまざまな角度から物事を見たり、検討することはよいことだと思います。

教えるという立場に立つようになってはっきりわかることですが、初心者に教えるのに比べて有段者に教えるのは本当に簡単です。経験によって蓄積された共通認識や感覚を前提とすることができるので、説明が拙くても理解してくれます。それに比べて初心者にはそれがないですから、どこから教えればよいかすら手探りで探ることになります。
それゆえに、もう一度自分のこれまで通ってきた過程を振り返らざるを得なくなるのであり、そこに原点への回帰もあるのではないかと思います。そういう意味で、初心者に合気道を教えることは非常によい経験だと思っています(もちろん大変であることと、そればかりでは嫌になってしまうというのは先に述べた通りですが)。

いつもは体験や、新入門者への指導は他の有段者の方がおこなってくれます。だから今回の体験会では一から自分で考えてみようと思いました。当日も話をしましたが二週間位前から、ずっと考え続けて、当日も修正を入れながら、終わった時には知恵熱がでるかと思いました。

結構大変だったんです。でも、色々な意味で久しぶりに忘れていた感覚を思い出せてよかったと思っています。

未経験者に技をかける【於保護者体験会1】

蒼氷さんから、「保護者=未経験者に合気道を体験してもらう」ことと「合気道を教える」「合気道技を素人にかける」ことについてどう考えるか、という質問をいただきました。
ありがとうございます。
折角なので、個人宛ではなくここに書いてみようかな、と思います。

まずは具体的な内容からの方が入りやすいので、タイトルの通り。
黒帯になった頃からずっと思っているのですが、合気道の初心者に技をかけるのは非常に難しいと思っています。

例えば今回の保護者の皆さんのように、そもそも「子どもが体験しているものを体験したい」という目的で合気道をやってみる場合においては、合気道の技術的な側面への関心はあっても合気道の武道としての側面への関心は薄いわけです。
具体的に述べると、本来「武道」は相手を攻撃するという敵の加害意思に対抗するものです。なので、例えば手を取るという行為にしても、それは「技をかけてもらうために手を取る」わけではなく「相手の攻撃を防ぐ」「相手に攻撃を仕掛ける」「相手を抑え込む」など積極的な攻撃意思を持って行われるはずです。その両者の相違は武道を修練している人であれば誰でもわかると思います。
平たく言えばこちらが技をかける時にどのように反応するか、という形になったりして現れるわけです。相手を制する意思のない人にとっては、技をかけられたら痛い思いをしないうちに手を放します。最初から痛くなったら手を放そうと思って持つわけですから、逃げることに対しての用意は周到であり、また手を放した後に相手から攻撃を受けることも想定はしていません。

合気道を始めて以来ずっとこの点は疑問として消えないのですが、そういう相手に対しても有効に技はかけることができるが自分が未熟なのでかけられないのか、それとも相手の積極的な攻撃意思が前提として存在しないと技はかからないのか、未だに悶々としています。
もちろん、逃げる相手の手や手首をつかんで投げれば投げることはできます。少し合気道ができるようになって相手を投げたくてたまらない位の時期にはよく、切れた手を掴んだりして無理やり投げたりしますが、それは力で投げているのでやはり合気道の本質とは違う気がします(そもそも自分から掴んだ場合どうしても投げ方も力を入れた形になるわけですが、そういう投げ方があまり利かないのは皆さんご存知の通り)。

というわけで、初心者や普段自分達が当然の前提として考えているものをそもそも共有していない人に技をかけることは非常に難しいと思います。ただ、反対に普段の稽古ではあまりに前提とするものが固定化されすぎていて、もしかするとかからないような技までかかってしまうこともまた事実だと思います。
よく冗談で私が技をかけた後に「お弟子さんが上手く受けているからかかるんだ」と戯れて言うことがありますが、あながち全部冗談なわけではないと思っています。合気道という設定下で稽古をするうちに、身体的な共通認識・前提論が支配的になって、「本来のありうる状況」よりも効率的に技がかかってしまうことは往々にしてあると思います。いわゆる馴れ合いというやつです。

問題はこの時点で、武道としての実践論あるいは精神論を唱えて初心者的な振る舞いを否定・排除する(それゆえそういう相手に技をかけることはそもそも考えないし論じない)考え方もありますし、それはそれで非常に正論だと思います。
これは完全に私見ですしむしろ少数派に属すると思いますが、総体的な武道としての合気道から技術的な側面を抽出して考えることは可能であり、また稽古・鍛錬という点では全く無意味ではないと考えます。それゆえ、上記のような初心者に対して技術的にどこまで技をかけることが可能かを追究するのは非常に意義あることだと思いますし、自分としてはとても勉強になると思っています。経験者同士、馴れ合い中で失われたものを体験できる機会は本当に稀だと思います。
今回の体験会も本当に初心者しかも大半が女性という条件で技をかけるのはとても稽古になりました。おそらく普段の稽古で技をかけるときの数倍は意識を集中したような気がします。初心者というのは、本当に稽古を積めば積むほど出会うことが少なくなる非常に価値ある鑑だと思います。

講習会・稽古会について

現在春季の講習会と稽古会あわせて5つについて声をかけて頂いております。

詳細は会員用ページにありますので確認してください。
皆さん、是非講習会に積極的に参加して、視野を広げるとともに研鑽を積んでください。
内輪だけで自己満足していては上達しませんよ!

現在私は3と5については講習会・懇親会ともに参加が確定しています。
特に3については、誰か私を連れて帰ってきてください。m(_ _)m
2はできればどちらか参加したいのですが、14日に大学の合気道部の60周年の記念式典があるので非常に悩ましいです。
来週の合宿も考えると全部出席は微妙なところが・・・

あと、来週ですが水曜日の稽古はお休みさせてください。
できれば土曜日の稽古もお休みさせてください。
あとNoriさん、木曜日の午後と夜でシルブプレ?
T君はどうする?

春の講習会のお知らせ

これから春本番を迎えますが、以下の講習会についてお誘いを頂いております。

私の補完できないところはNoriさん、補完してください。

1.木田塾40周年記念講習会
講 師:植芝守央道主
日 時:2月22日(日)12時30分~14時
場 所:愛知県武道館 第三競技場(1月24日と同じ場所)
参加費:2,000円(高校生は無料)
資 格:高校生以上
連 絡:平岩

2.第4回遠藤征四郎師範講習会(懇親会有)
講 師:遠藤征四郎師範
日 時:3月14日(土)14時30分~16時30分
3月15日(日)10時~12時
場 所:市営露橋スポーツセンター
参加費:1日3000円、両日5000円(学生は1日1500円、両日2000円)
締 切:2月末日
連 絡:平岩

3.皇道館栗林孝典師範講習会(懇親会有)
講 師:栗林孝典師範
日 時:3月22日(日)10時30分~12時30分
場 所:岡崎市中央総合公園 第2錬成館
岡崎市高隆寺峠1番地
参加費:講習会 一般2000円学生1000円
懇親会 5000円
締 切:
連 絡:柏森

4.三河合氣道研究会 春の研修会
テーマ:自力と他力の妙用(続編)+自然姿勢が生み出す結び
日 時:3月29日(日) 14時~16時30分
場 所:知立市福祉体育館 柔道場
参加費:一般1000円(学生500円)
締 切:3月22日
連 絡:平岩

5.氣守道場春季講習会(懇親会有)
講 師:植芝充央本部道場長代行
日 時:4月12日(日)10時~12時
場 所:愛知県スポーツ会館 2階第一競技場
参加費:一般2,000円 学生1,000円
締 切:3月末
連 絡:平岩

詳細について知りたい方は、連絡担当者まで。