がん のすべての投稿

2月20日稽古日誌IN県武道館

予定通り、昨日に続いて県武道館に稽古に行きました。
昨日は足腰が余裕でしたが、むむ、しゃがむと膝がちょっと突っ張って「よいしょ!」と自然と声がでるぞ。
どうやら筋肉痛のようです。まだ翌日筋肉痛がでることを喜ぶべきか、筋肉痛になったことを悲しむべきか、ハムレットのような複雑な心境です。
それでもめげず、午前の仕事を終えてフェードアウト。
いつもRAHさんに見せているスルスルっと入る動きを上手く使って、職場からスルスルっと抜け出します。
いざ、県武道館へ!

今日も稽古前稽古(よく考えたら変な表現ですが)からスタート。
今年の現役生には、うちのメンバーによく似た「ニオイ」を発している人がちらほら。
( ̄∇+ ̄)v キラーン
ということで、昨日自主練習の時に「胡散臭い」ワールド全開で稽古していました。
私の嗅覚は間違っていませんでした。
今日は稽古前稽古から昨日一緒に練習した人たちが来てくれました。
ふふふ ( ̄ー ̄)
で、昨日の復習も込めて両手持ちの側面入身
これは無難に終わりました。

本日も田中先生の稽古です。
昨日と同じように、四股40回(20回×2)と円描き10回
今日も余裕・・・じゃない。
筋肉痛が・・・
そうか、この筋肉痛は円描きの筋肉痛か・・・
でも、「平気だよ~ん」という顔をして(でも身体は正直で汗がボタボタおちました)終了。
早速体術へ。
最初の技は半身半立ちの四方投げでした。先生はあの膝でよく座りができるな、と改めて先生の超人ぶりに感嘆しました。
半身半立ちの四方投げでは、最初に一歩踏み込んでしっかりと身体全体で相手を引きながら極めることを注意されていました。
特に今年は女性が多いため、ごつい男を手先だけでは極めることができず、何度も体全体の使い方を注意されていました。

二つ目の技は胸持ちからの合掌捻り? でした。
受けが胸持ちに来るところを両手でつかんで呼吸投げをするのですが、相手の掴んでくる流れを利用して腰を切り送り出します。
いつも言っていることですが、先生は相手の手を握ったり掴んだりしません。また、腕を捻じったりもしません。そうすると呼吸投げでなくなってしまいます。
上手くできない人ほど、相手の手をつかんだり腕を捻じったりして無理やり投げますがこれは先生の技ではないので私はやりません。
また、先生の技は決してシテの腕は上下しません。上下させて勢いをつける方法もないわけではありませんが、先生がやられる技のように勢いよくは投げられません。
この点は忘れないようにして下さい。本当は先生の技を受ける機会があるとよいのですが、本当に気持ちよく吹っ飛ぶのでびっくりします。
そんな技を目指したいですね。
で、この時点で密かに「次はあれか?」と予想を。

思ったっ通り! 三つ目の技は胸持ちからの肘極めでした。
これが出るということは先生気合が入っているな、とひそかにニンマリ。
これは私も好きなので、よく稽古でやります。
今回合宿参加者の半数は女性なのですが、じつはここまで誰一人私のところへは来てくれません。(´_`。)
おっさんだからか? ごついからか? 先に胡散臭さにつられた男たちが来るからか?
わかりませんが、女性が来てくれた以上、めいいっぱいジェントル&親切にやろう! と決意。
でも肘極めかぁ・・・
極めないとダメだし、極めたら間違いなく痛がるし、手加減が難しい、というかできるのか?
とNoriさん並みに内心悶々としながら開始。
でも、説明を多くする作戦でそれなりにソフトかつしっかりとやることができました。
以外にみなさん「皮一枚」を巻き込むのが上手い。
ここで、意を決して田中先生のところへ。
実は私は一度も先生に直接肘極めをかけられたことはありません。たしか。
繰り返し先生の技を見て、「きっとこうだろう」と思ってやって来たのです。
でもこのままでは悔いが残る、そんなのは嫌だと思って失礼を承知で先生に「先生肘極めをかけて下さい」とお願いしました。
先生は快く技をかけて下さり、繰り返し極めながら技のポイントを教えて下さいました。
極め続けるのではなく緩めて極めるを繰り返すことで、身体に直接「技の掛る感触」を教えて下さいました。
先生がそのように教えて下さったことと、先生にお願いして技をかけていただけたことは感動で胸が一杯になりました。
めちゃくちゃうれしかったです。本当に合気道を続けてきてよかったと思いました。大げさかもしれませんが、本当にそう思ってのです。
もう一つ「実は」なのですが、これまで大学の稽古でもどうも私のやる肘極めは多数派の技とは違うような感じがしていて、(掛ってはいるものの)ちょっと不安がありました。
そこで、意を決して先生に身を持って教えていただいたのですが、先生にかけられて「一緒だ!」と思ったのもとてもうれしかったです。
なかなか、私にきちんとかけて下さる方はいないので、今日先生にかけていただいた感触は深く頭と体に刻みこみました。
道場でもまた稽古しましょう!

と思いきや、次はさらにディープに肘極めが崩れた時の極めも練習。

ここで、お話のあと杖に。
杖の最初の技は誘った杖を相手が掴んだところを引いて崩して、横面から杖を打ち込む、という技でした。
身体の動線の変化がなれないとわかりにくい技で、ここらで胡散臭いワールドの効果か、超人気者になることができました。
これは杖の技で今までやったことがないので、是非やりましょう!

続いて、相手が杖で横面を打ってくるのを捌いて四方投げと呼吸投げに。
ふふふ。ここでも胡散臭いワールド全開です。
なにやら副館長代理補佐さんやMigtyさんやRAHさんや日拳T君のように目を輝かせながら「胡散臭さ」に惹かれる学生たちがわらわら集まってきました。
うーん、いいなあ。
相手の掴んでいるところを支点として紡錘形を二つ(鼓)描くように杖を動かしながら、「ありゃ?」と言われるように投げてみます。
一部目が星のように輝く人たちが。うーん、最高な学生ですね。
ここで稽古終了。

本当は稽古後稽古(やっぱり日本語変だな)もみっちりやりたかったのですが、仕事があるので断念してすぐに帰宅。
今回の合宿は先生の稽古にしっかり参加できて、かつ先生に技をかけていただいて、この上なく最高でした。
K大学のみなさん、ありがとうございました。

でも、明日か明後日も行きたいな・・・

2月19日稽古日誌IN県武道館

今日は得意の丸投げを駆使して県武道館に来ました。
明日も午後みっちり来る予定です!( ̄- ̄)ゞ

K大学の合宿に今年も参加させて頂いています。参加させて下さる大学の皆様、快く送り出して下さる門人の皆さん、本当にありがとうございます。
今日の稽古は、稽古前稽古にすみ落とし
田中先生の稽古で、
まずは四股40回、円描き10回
これは最近よくやっているので、全然余裕でした。

技に入って
・両手持側面入身
・両手持入身投げ

入身投げをやりながら周囲を見ていると、「おかしい。ここの組だけ時間の流れが違うぞ」。説明もなく淡々と投げ続けてる私の組みだけ異常に体力が・・・

続いて帯刀で、
柄取呼吸投げ
柄取二教
柄取入身投げ
座りの呼吸
をやりました。リクエストがあれば今度の土曜日にやらないでもないことはないとは考えないことはないのですが、無理にリクエストしなくていいですよ。

帯刀の技では、先生から!厳しい激も飛んで、緊張感のある楽しい稽古でした。
稽古後稽古では、四方投げ、呼吸投げをやりました。
最近ではわが母校T大とも毎年交流が深まって、今年も3名参加していました。しかも彼らは前回名古屋のOB稽古に参加してくれた学生たち!
再び名古屋に足を運んでくれてとっても楽しかったです。
うーん満足!
明日も頑張るぞ♪

そうそう、夜は先生を囲んでOBのみなさんとお酒を飲みました。稽古は苦手だけど飲み会は得意なうちのI君も仕事からかけつけていました。
そういえば事前に連絡はしてなかったのに、彼は私が呑み会に参加しているのを驚きもしませんでした。うーむ。
ということで、結局車で帰れず今朝武道館から帰ってきました。

会員用ページを作成しました!

道場の会員数の増加にともない、新たに会員用ページを作成しました。

主な目的は道場内の連絡用です。
通常の投稿およびメニューの「会員ページ」に連絡用のページがありますので、門人・会員の方はそちらをご確認ください。
会員・関係者の方でページが見られない方はおっしゃってください。

バレンタイン!

今日はバレンタインの翌日ということもあり、かわいらしいチョコレートをたくさんいただきました。
ありがとうございました!

こういうイベントがあると改めて、うちの道場は女の子が多いなぁと思います。
素敵なLadyの皆さんから「先生チョコレートどうぞ」と言われると、うーん幸せ。
普段殺伐としているおっさん軍団の至福の時だったかと思います。

おじさんたち。LadyにはちゃんとGentleなお返しが欠かせませんよ。

こんなに女の子がたくさんいるのになんで大人の女性は少ないんだろう。
Noriさんがかわいそうです。
いや、Noriさんが怖いからか? やべっ、怖?

2月15日(土)稽古日誌

今日は親子で体験に来てくれた方がいました。
腕力・体力・柔軟性ともにすごかったです。
是非これからも来てください。
今日の稽古では柔術を満喫できなかったかもしれませんが、次回は満足できるようにしますよ。
稽古に参加できなかった日拳T君残念。

今日は私はいろいろとやらなければならないことがあったため、技だけ出して後は稽古を見ながら話をしていました。
寒かったです。
今日やった技は
・一教
・片手取肘決投げ
・胸持の呼吸投
・片手取一教
・座りの呼吸
でした。

詳しい内容はどなたかお願いします。
今日の反省点。
もっとあっさりかけられるようにしなければ。
それにしても、相撲は楽しかった。

2月12日(水)稽古日誌

昨日の稽古には見学者の方が一人。
どうせだったら体験してもらいたかったのですが、今回は見学のみということでした。
合気道は実際に体験してもらわないとなかなか雰囲気がつかみにくいのですが、興味はもってもらえたでしょうか?
年齢的に私に近いので、きっと共通の話題も多いはず。
次回は是非体験していただいて、さらに色々と話ができればと思っています。
是非また顔を出してください。みんなで待っています。

さて、昨日はたっぷり二教を稽古するつもりでした。
私がつくまでにNoriさんが入身投をやってくれていたので、あとの時間は迷わず予定通り、二教。

今回は先日書いた二通りの二教を試してみました。
それぞれの形を試して、その特徴を感じとってもらうのが目的でした。
そんな意味もあったので、「耐えて」かけてみることもしました。
あくまで目的は力の掛り方を理解するためなので、普段からお互いに耐えあうようなことはやめてください。

子ども達にとっては最初にやった形はどうしてもかけにくいかと思います。
相手の手を胸にきちんとつければかかりやすくなるのですが、それでも体格的・握力的には限界になりやすいと思います。
どちらの形をやっていただいても構いません。大切なのはいつでもだれにでもきちんとかけられることなので、自分なりのやり方をしっかり稽古して下さい。
ただし、「かからないけれど自分はこのやり方をする」というのではなく、あくまできちんとかかる技を目指して稽古するようにして下さい。

今日も大雪です!

IMG_20140214_085403先週末も雪で大変でしたが、今日も大雪です。
朝方、幼稚園のお迎えをまつ園児たちは大はしゃぎでした。
とはいえ、名古屋のスタッドレス率は低く、交通はマヒ状態。
仕事も暇で(私だけか?)ブログを書いたりしています。
写真は職場の駐車場です。
雪かきだけではモチベーションが上がらないので、雪だるまを作るぞ!と思ったのですが、今日の雪はベタ雪で雪だるまには不向きです。
ということで、雪でお絵かきしました。

明日は東郷と桑名で稽古があるので、何とか今日中に雪が解けてくれればと思っています。

片手取二教

片手取二教のやり方については、色々な考え方があることを前提として、いつも思っていることを。
普段の稽古の中だけだとなかなかいいたいこと全部を言えないですし、言葉足らずになってしまうこともあります。
ここで、自分のまとめも兼ねて書いてくことで皆さんと考え方を共有できたり、「へえ、そんな考え方もあるのか」と参考になったりするではと思います。

二教の理の一つとして、「手首を極める」という方法があります。多分これが一番オーソドックスなのですが、大きな難点もあると思います。ある程度、握力があれば大丈夫なのですが、相手の腕力との力差が大きい場合、特に女性が技をかける場合にどうしても物理的な限界がある場合があると思います。また普段の稽古では(きちんと受けることが前提なので)問題ないのですが、いわゆる「実戦」(この言葉は好きでないのでカッコつきですが)を口にする場合には相手の抵抗も考えなければいけません。
もし、試してみたいという人がいるのであれば次のように耐えてみるといいでしょう。
・他の技に切り替えられないように、二教の形ができあがった時に、
・決められている手首は自分の方へ引っ張るのではなく相手に強く押し付けるようにする(強いほどよい)
・肘は150度くらいに伸ばして肘にも力を入れる(ただし伸ばしきると危険)。
・可能であれば加えて決められている側の肩も相手に押し付けるようにする。
こうすると、技をかける方は引きながらかけることになります。きちんとかけられている手を押し付け続けていると、技は非常にかかりにくくなります。手首を極めるには実は受けの肘がある程度自由に動くことが条件となります。そのため、肘と肩に力を入れて押し付けられると「手首だけを極める」ことが困難になるのです。

繰り返しますが、合気道の稽古は約束稽古でお互いに上達することが目的なので、そんな稽古はよくありません。ただ、実際に自分がやっている技の効果は確認したいという気持ちもわかりはします。あくまで、以上の話は「実戦」を仮定するならの話です。

もう一つの二教の理として手首・肘・肩を支点として相手の体幹を固めて落とす、という方法が考えられると思います。こちらは「手首を極める=二教」という定義を立てるのであればそもそも二教ではない、と言われるのですが、ここではどちらが二教かどうかの議論はせずに、相手の手首を二教の形で極めて制するという目的の一方法として、手首ではなく体幹へのアクセスを考える方法もあること、力のない人にとっては前者よりもこちらの方が使いやすいのではないかな、と思っています。
ちなみにこちらのかけ方にとって一番困るのは「力を抜かれる」ことです。どちらの技にも弱点はあり、一長一短だと思っています。本当はどちらもできる方がよいのでしょうが。

ここまで読んでいるかどうかわかりませんが、「剣術と体術」について投稿お願いします。特にスキンさんと山鉄さん。

2月8日(土)稽古日誌

今日はともかく寒かったです。
雪で稽古は開店休業か、と思いきやいつも通りでした。
大人6人、子ども10人、道場があたたまるのにはよい人数です。

今日の技は
1.四方投
2.両手取天地投
3.片手取呼吸投
4.半身半立四方投
5.片手取すみ落
6.両手取呼吸投
7.両手取呼吸投
8.座りの呼吸法

最初は大人二人(私とアラフォー初心者Wさん)きりだったので、二人でみんなが来るまで四方投げをやりました。
運動神経がいいのか、センスがいいのか、Wさんはとても初心者とは思えません。

続いてみんなが来たところで今日の基本の形、両手取天地投。
あくまで基本の形をやっているので、掛り方に納得できない人もいるかもしれませんが、応用は基本の延長上にあります。まずはしっかり基本の形を練習してください。
次の片手取呼吸投も基本の形と技の流れを意識した形を説明、稽古しました。呼吸投げ全般がそうだと思うのですが、スピードのコントロールが非常に重要なコツとなります。初動から最後の残心の形までの流れと速度をしっかりと見て・感じて・意識して稽古することが大切です。

ここで、子ども達がとても足が冷たそうなので座りの技を一つ。半身半立の四方投で、基本となる手首をしっかりと固定(極めるのではないので注意)して相手の身体を崩す方法と、呼吸投げのように流れを利用した形の四方投、引き込む形での四方投を説明しました。

足裏が少し温まったところで再び投げ技に。呼吸投げを3つ。どうしても相手を投げようとすると、正中線の意識が弱くなって腕の力だけで投げるようになってしまいます。それが癖になると、将来的に自分が悲しくなるので早い段階からきちんと正中線からはずれない技をやるようにして下さい。あとは「つ」です。
続いて行った二つの呼吸投げも同じ流れの技でしたが気が付きましたかNoriさん。

今日は最後の座りの呼吸法にも時間をかけました。しっかりと腹を練る目的で稽古できればよいと思います。なかなか自分の思った通りに力をコントロールすることは難しいですが頑張りましょう。
今日は用事があったため、稽古後の自由稽古には参加せず。
その部分の日誌は日拳T君お願いします。

昇級審査を終えて

一連の昇級審査が終わって結果もすべて出ました。
あらためて子どもの審査と昇級について書いてみます。
以前も書きましたが、子どものやる気をだすために毎回昇級させる、という考え方もあります。これはこれで正しい考え方だと思っています。
ただ名古屋至誠館では、
 ・外に出ても恥ずかしくない力をつけてほしい
 ・「子どもの習い事」としてではなく、一生を通じて合気道と取り組んで欲しい
 ・合気道は本当に真剣に取り組む習い事である
という理念を貫くことにしています。

今回は初めての審査ということもあり、前の道場の級から「降級」した子がいます。もちろん本人にとってはとてもショックだと思います。そんな結果を出す方もとてもつらいです。
昇級に関しては本当に考え方がいろいろあると思いますし、どれが正しいということはないのですが、名古屋至誠館の子ども達には自信をもって楽しく合気道を続けて欲しいと思っています
子どもの観察力は鋭く自分の実力を十分に客観的に判断します。もし、自分の実力がそこまで上達していると思えないのに、昇級できたら「先生のやさしさにうれしい」と思うかもしれません。でも、「なんだ、こんなんでも昇級できるのか」と思うかもしれません。(もちろん実力が伴えば別ですが)簡単に達成できてしまうと、合気道を甘く見たり、馬鹿にしたり、真剣に打ち込めなくなるのではと思っています。

私はできるだけ子ども達全員に合気道を続けて欲しいと思います。そして、長く続けるためにはその対象が本当に価値のあるものでなければならないと思っています。本気で取り組んで時には涙するようなものだからこそ、身に着けたり認められた時に輝いて見えるはずです。だから、道場内で子どもに「優しい」評価はしたくないと思っています。級の考え方も大人に準じて厳しく評価したいと考えています。

最後に子どもとしては、頑張った分の評価はしてほしいのは当然でしょう。しかし、頑張ればすべて認められるということは社会ではなかなかありません。子どもに対して敬意を払い、合気道に対して真剣に取り組んでほしいと思うので「合気道ではそう簡単に昇級はできない」と納得した上で稽古を続けてほしいと考えます。
子ども達が自信を身に着けて昇級できる。そんな道場を目指したいと改めて思い直しました。

今回昇級したみんな、おめでとう。でも、次はもっと厳しくなります。
気を緩めずに稽古して上達してください。

2月5日(水)稽古日誌

今日は子どもが9人とかなり少なかったです。
Noriさんがおみやげ稽古の続きをやってくれるか、と淡い期待をいだいていたのですが、ダメでした。
でも、ちゃんと考えていましたよ。

今日の稽古のテーマは「一教」
表の一教を二種類と裏の一教を二種類やりました。
一教自体のコメントはNoriさんにお任せするとして、今日の稽古のコンセプトは
「体格や慎重によっていろいろな技のかけ方があり、それが個々の個性になる」
ことの紹介でした。
最初は教科書的な基本の形の一教を表と裏でやりました。
どちらもしっかりと入身を必要とします。
もちろん、入身は非常に大切なのですが、どうしても体格差のため相手を十分に制することができない場合があります。
まず最初に基本の形をやってもらった上で、そうした「差」を埋める「理」について紹介しました。
体格差があるということは、技をかける方にとっては不利があるわけですからなんらかの技術でその不利を埋めなければいけない、そこに技術が介在する余地が出てきます。
特に裏の一教は不利を利に変えうる手法の一つだと思っています。

この点は、別立てしてきちんと書きます。

2月2日(日)稽古日誌 in 東京

日曜日は東京で稽古に参加して来ました。
東京の稽古風景について、紹介します。

日曜日の参加者は大人12人、幼児5人。
東京のコンセプトの一つは「子どもを連れても稽古に参加できる家庭にやさしい道場」なので、幼児は道場の中で楽しく走り回っています。
とはいっても、それでは危険なので大人の中から何人かの「子ども担当」が子どもを見ています。
中には小さな子どもを連れて稽古に来る母親もいます。
今では子どももすっかり慣れているので、道場に来るとお友達や道着を着たお兄さんやおじさんと遊びだします。
お母さんはその間しっかり合気道の稽古。
また、中には休みの日に母親に自由な時間を、と子供連れで来る父親もたくさんいます。
最初はなれなくて父親から離れなかった子どもも、慣れると誰彼かまわず遊ぶようになりました。
仕事などで稽古に行けない時は奥さんに「今日は稽古行かないの?」と言われる人もいるそうで、非常に素晴らしい子育てシェアだと思います。

さて、稽古は大半が有段者のため、内容は結構濃いです。
白帯の人たちは最初からそれが「普通」なので、気にしていないかもしれませんが、みなさんはハードな「奴等」を相手に稽古しているんですよー。
その成果か、一年でとても上達しました。今回昇級した二人の技を見て「うーん、上手くなった」と思いました。
負けていられません。

もう一つのコンセプトである
「久しぶりでも気軽に稽古に来れる敷居の低い道場」も上手く機能しています。
がっつり稽古をしたい人は最初から最後までしっかりと、久しぶりや月1位でしか稽古に来られない人は子どもの世話とバランスを取りながら自分のペースで稽古できます。
長く細く、でもやりたくなった時には太く長く、そんな稽古ができる道場になっています。

今回は連日の通飲で嫌な汗とスタミナ切れがたたって、若い有段者と稽古をしてもすぎに息が上がってしまいました。
次回はもっときっちり稽古します。
ちなみに今日の技は片手持ちの四方投、両手持天地投、正面打二教、正面打三教、子どもと鬼ごっこでした。

そういえば、近いうちに東京の道場から数名名古屋へ稽古に来てくれるそうです。
予定が決まりましたらまた連絡します。
稽古&懇親会を予定しましょう!

先生とお話して

先日先生とお会いして、色々とお話をうかがいました。
私だけではもったいないと思うお話だったのと、やはり先生のお言葉はためになったので思ったところを書いてみようかな、と思った次第です。

先生が私と武におっしゃられた言葉で一番心に響いたのは、先輩後輩が仲良くやることが何よりありがたいことだ、ということでした。
先生から特に昨年一年を通して身を持って教えていただいたと思うことは、感謝する気持ち、相手を思いやる気持ち、そして時に我慢をし苦いものも呑みこむ忍耐、ともに喜ぶ楽しみだと思います。
これは先生だけでなくいつも一緒に稽古している仲間、もちろん大人も子どもの含めて、遠く離れていても志を同じくする仲間、そして現在所属する場所が違っても支えてくれる仲間、そんなたくさんの仲間に支えられ、その思いやりをありがたく感じることができました。

先生が私に下さった思いやりと教えて下さった教訓を忘れないこと、一つ一つ実践していくことが私たちにとって大切な修行のひとつであると思っています。
私がいつまでもくだらないことや、過ぎ去ったことにこだわっっていたら周囲の人はそれに振り回されます。私が周囲への感謝や仲間を信じられなくなったら、間違いなく私の周囲にいる人たちは悲しい思いをするに違いないと思います。そして、周囲の人が悲しい思いをすることは結果として私自身を不幸にすると思います。
まだまだ名古屋至誠館は若い道場なので、これからもいろいろと大変なことや困ったことを経験すると思います。
それ以上に私は未熟なので、先生に教えていただいたことができるようになるには時間がかかると思います。

ただ、しっかりと自分たちが何をするべきかを見据えて、武道を稽古するものとして何をなすべきか、何を恥ずべきかを常に心におきながら、多くの心許せる仲間と厳しくも楽しく稽古し続けることができるように、強い意志と広い心を持てるように少しずつなっていきたいと思っています。そして、今の仲間と今はまだ見ぬ未来の仲間、また再び共に歩むであろう仲間、を大切にできればと思います。

道場設立から今回の昇段まで一連の大きな流れを経て、ようやく道場として一段落ついた気がしています。
この機会にここまでの自分と道場の足跡を振り返りつつ、先生からいただいた多くのもの、学ばせて頂いたたくさんのこと、仲間積み上げてきた礎を考え直して、これからの名古屋至誠館と自分の目指す方向を考えてみました。
といっても、基本的なスタイルが変わるわけではありません。
これまで通り、
・誰でも気軽に参加できる道場
・いつでも仲間を迎え入れる道場
・より広く開かれた道場
・関係者がみんな楽しめる道場
としての、「みんなの道場」を目指しましょう。
今後ともよろしくお願いします。

最後に。
先生、未熟ながら精進を続ける所存ですので、今後とも御指導御厚情のほど宜しく御願い申し上げます。 名古屋至誠館一同

稽古さぼってすみません。

昨日金曜日に、私の師とお会いするために上京しました。
そのため今日の稽古はお休みでした。
私の代わりに稽古して下さったMigthyさんありがとうございました。
もうすっかり安心してみなさんに稽古を任せています。

師匠からお祝いを言っていただき、本当にうれしかったです。
また名古屋の仲間が仲良く稽古していることをいつも喜んでくださいます。
これからもみなさん頑張りましょう!

次は2月第三週にいつも参加している大学の合宿に参加させていただくため、また稽古を丸投げします。
担当していただく有段者の方よろしくお願いします。
今日はせっかく東京に出てきたので、たまっていた所用を済ませました。
昨日も今日も痛飲のため、明日は大丈夫か不安ですが江戸川橋の稽古に参加して帰ります。

稽古予定と私の予定

2月3月の予定、修正版です。

1.イベントについて
2月15日 三重の稽古会があります。
2月22日 稽古会があります。午後2時から知立体育館です。問い合わせと申し込みは私まで。
3月23日 講習会があります。場所は岡崎です。Noriさんか私に問い合わせて下さい。
新年会について
出席可能日の連絡のまだ、および変更のありそうな方、Migthy、山鉄、無礼者、Naoさん、Eさん、蒼氷さんは連絡下さい。Y君は今は大変でしょうから無理しないで。山鉄さんはどうかな? 私が取りまとめるので2~3月で土曜日で出席できる日を教えて下さい。

2.2月の自主稽古について
私に「こんな稽古したいぞ!」というリクエストがあれば、やります。
なければ楽しく稽古に参加したいと思います。

3.個人的な稽古の予定について
2月1日(土)の稽古はお休みします。
前日から日曜日まで東京にいくため。
2月18日から22日は大学の合宿に参加します。通常の稽古にも参加します。
3月23日は叔母の一周忌でした。うーん、困った。
3月30日は東京へ行きます。

とりあえずそんなところかな。

稽古の担当について

丸投げ館長です。
前に書いたかもしれませんが、稽古の担当について私の考えを書かせていただきます。

Noriさんや副館長代理さんはもとより、MigthyさんやRAHさんには「まだ自分が稽古担当するなんて」という気持ちがあるかと思います。もちろん、きちんと「説明」して「指導」しようとするのは難しいかもしれません(実際は私もそれができているかどうかわからないのですが、みなさんよりは「自分の技」への悶々感が少ない分気を回すことができると思いますが)。

そこで、次のように考えていただければと思います。現在月に10回くらい稽古がありますが、そのうち7から8方は私が担当できています。ならば、私が担当しない稽古は「指導する」稽古と考えずに、「研究会」くらいのつもりでやっていいただければよいと思います。
むしろ、自分が担当する稽古は「自分のやりたい技」「自分のやりたい鍛錬」を好き勝手にできる時間だと思っていただければよいと思います。

ただ自分の中だけで「これをこうやってやってみよう」と考えていると、うまくいかない時やみんなに意図が伝わらない時にパニックになってしまいます。そこで、稽古の前にその日の稽古の「テーマ」を決めておいて、稽古の最初に全員に自分のやりたいテーマを説明するとよいと思います。そうすると、大人は担当者が何をやりたいか理解できるので、サポートしてくれると思います。
さらに自信がない技や普段と違うことを試してみたい場合は「いつもはこうやっているけれど、今日はこういう点を稽古したいのでこんな風にやってみて下さい」や「いつもと違うけれどこんなことをやってみたいので、こういう点を意識してやってみて下さい」ときちんと説明してから技をやれば、技がうまくいかなくても大丈夫だと思います。また技がうまくできないときもパニックを起こさず「私はうまくできないですが、こういう風にやればこうやってできるはずなので、みんなで稽古しましょう」と説明してもらえればそれでよいと思います。

せっかく稽古を担当するのですから、自分のやりたいことをやって、その上で疑問に思ったことは私にいっていただければ次の稽古を「おさらい稽古」にして私なりの考えを説明することができると思います。
繰り返しますが、稽古の担当は「責任をはたさなければならない」ことではなく「自分のやりたいことをやれる時間」だと思ってください。もちろん、他の人からダメ出しもでるかもしれませんが、私の稽古でもダメ出しはされると思って気楽にやってください。

1月29日(水)稽古日誌

今日は昼にEさんの所属している道場の大先生から電話をいただきました。
嬉しかったです。ありがとうございました。

今日の稽古は子どもがちょっと少なかったかな。
大人6名、子ども9名でした。

今日はNoriさんのおみやげ稽古でした。
先週の土曜日に他の道場の稽古に参加させていただいたので、そこで学んできたことをみんなにも伝えてもらわなければいけません。

せっかくなので、私のリクエストで稽古方式から普段とは違う形でやってもらいました。
普段と違った形でやる受身の練習は、普段「ごまかして」受身をとっている人には、大変だったのかと思います。

最初は一教の表、しっかりと後ろ足の形をつくって足の接地面からの踏んばり(力の流れ)を伝えるための稽古でした。
子ども達はどうしても形だけの一教をやりがちですが、しっかりと足の力(その力を丹田を通して伝えるのですが)で技をかけるためにとてもいい方法だと思いました。

次の小手返しですが、いつもやっている足さばきですよ、。・”(>0<)”・。
僕の説明が下手で伝わっていないかな。すみません。・・・
これも全体的な身体の動きを体に染み込ませるのに効果的な稽古法だと思いました。

次の四方投は偶然うちでも土曜日にやっていました。
これは丹田に気を落としてしっかりと相手を崩すことを目的とした稽古でした。

! そうか。最近は「流す」形の稽古を多くやっているので、「入って崩す」がやりたいのか。
ふむふむ。勝手に納得したぞ!
ということで、土曜日もNoriさんのおみやげ稽古です。
よろしくお願いします。

1月25日(土)稽古日誌

今日は稽古開始時には大人3人子ども3人の超少人数。
少ないなら濃い稽古ができるぞ! と思っていたのもつかの間、準備運動の途中から人が増えていつも通りに。
大人6人、子ども10人の稽古になりました。

最初に四股を30回。
これだけで結構下半身に来たと思うのですが、続けて最近気になっていた転換を400回。
特に最後の50回はかなり負荷をかけての転換だったので、きつかったと思います。
途中でやった四方投げの途中で固めたやつは、最初の準備運動で下半身をいじめた大人にはきつかったかもしれません。

今日の技は
・片手取り四方投げの基本の形
・片手取り四方投げ(流す形)
・片手取り四方投げ(裏)の基本の形
・横面打ち四方投げ
・両手取り四方投げ
・胸持ち四方投げ
要するに四方投げスペシャルでした。

四方投げは人によってやり方や得意な形がさまざまな技だと思います。
基本の形をきちんと覚えた上で、それぞれの体格や動きの質に応じて自分のベストの形を身に着けて欲しいと思います。
基本の形(合気会のテキスト等に載っている形)は必ずきちんとできるようにしてください。
私が得意とする形は私の体格などに合ったものです。そのあたりを無視して、独特の形を押しつけるのは却って上達を阻害すると考えるので、各自色々試して自分にあった四方投げを身につけるようにして下さい。
稽古の際にも理が通らない(例えば途中までいい形で相手の力を流しているのに途中から力で投げつけるように矛盾している動き)の修正に重点を置くようにしています。

今日の稽古でいえば、例えばRAHさんの形は一歩目の足さばきが腰を開かせてしまうため、どうしても二足目の動きが大回りになって脇があいたり、相手の手首をかなり強い力で捻らなければ相手を崩すことができなくなってしまいます。
最初から体全体を回転させる流れで四方投げを行うならよいのですが、基本の形で技をかけようとするとどうしても動かなくなってしまうので、力を使わないで投げるためにはその点を修正する必要があると思います。
また日拳T君は技の投げれに対するイメージをきちんと作ってから技にはいるので、非常に上達が早い反面、一定のタイミングにおける負荷に弱いという欠点が(スタイルに)あります。
そうした「問題点」をそれぞれがお互いに協力しながら考える稽古が、上達に必要だと思います。 以前も書いたと思いますが、頭を使うのが柔術の特徴だと思っているので、悩みながら稽古して下さい。

稽古後は昇級審査を二組行いました。
どちらも技はしっかりとできていましたが、もう少し元気(メリハリ)が欲しかったです。
名古屋至誠館の稽古方針は下半身の安定と使い方を重視します。さらに上の級を目指して強くて柔らかい下半身を稽古と鍛錬を通してしっかり作っていってください。

1月22日(水)稽古日誌

今日の稽古は子どもが少し少なめで大人6人、子ども11人。
稽古のテーマは
・脇をしめる
ことでした。
最初の天地投げでは、ともかく窮屈な体勢で技をかけることを意識しました。
本当は自分が楽な体勢で技をかけるのがベストなのですが、技をかけるときに特に天の側の手の脇が開いてしまうと相撲のぶつかり稽古になったり、相手の動きよりも自分の動きの方が大きくなって力みがちになります。
そこで脇を徹底的に絞って、最後まで腕の力を使わないように身体を動かせるようにすることを練習しておくことで、実際に技をかけるときも身体ができるだけ開かないようになると思います。
次の肘決めも同じで、腕だけで技をかけようとしたり無理矢理肘を決めようとすると隙ができて力を込めても関節が決まりません。
あくまでできるだけ脇をしめた状態で腕を絡めるようにすることが大切です。
他の技のときもいろいろと試してみてください。

1月18日(土)自主稽古

土曜日は午前と午後のダブルヘッダー。
午前の稽古を終えて、三重へ。

私が真犯人かもしれない、一連のウイルス疑惑で名古屋からの参加は2人と少なめ。すみません。
全部で7人の稽古でした。
人数もちょうといい感じでいい稽古ができました。

道場へ入るとまずひときわ目立つ頭が一つ。
独特の腰の落ちた姿勢とまばゆいヘッド。
なんと、スキンさんがいるじゃあないですか。
目の錯覚かもと思って頭を触って確認。間違いありません。
Noriさんの残念がる顔を目に浮かべつつ早速稽古に合流しました。

ほとんどが有段者だということもあり、稽古は一人ずつやりたい技を出すという形になりました。
自分も目一杯稽古をするつもりでいたので、これも大歓迎。
普段は自分が考えて技をやるので、こういう時はできるだけ他人が考える技をたくさんやりたいなあと思います。
せっかくの機会なので、自分の技の確認の意味も含めて制限をつけて技をかけてみたり、いろいろ試せたのも久しぶりに楽しかったです。

この稽古会は毎月恒例にする予定なので、今回参加できなかった人もまた参加してください。
参加自由なので、知り合いがいたら是非どうぞ。

そうそう、参加者の数以上に剣があったので最後は剣をたっぷり稽古できました。
これも良かったかな。
マニアックな稽古もしたいですね。

次回は2月15日(土)開催です。