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9月27日(土)稽古日誌

土曜日は体術の稽古に入る前に、30分ほど時間を取って突きと蹴りの稽古をしました。

突きを捌くには間合いが非常に難しいです。
どうしても普段の稽古では、馴れ合いになってしまい、間合いについて感覚が甘くなってしまいます。
もちろん、稽古としては一定の条件のもと、技をかけやすい(=稽古しやすい)ように約束下で行わなければなりません。
ただ、実際に打撃の突きがどんなものか全く知らないのもいけないので、時々「突きや蹴りってこんなものだ」という認識をしっかり持ってもらう必要があると思っています。
何より自分がやってみなければその難しさもわかりません。

幸いにも名古屋至誠館には打撃系のスペシャリストが多数存在しています。
・拳法のリアクションHさん
・日拳T君
・空手のアラフォー初心者Wさん
・極真Iさん
・空手のChibi

ということで、今日はみなさんに打撃の稽古を担当してもらおう!
と思ったのですが、極真Iさんと日拳T君はお休み。
でも、まだ3人いるので3組に分かれて稽古。

本当に初心者組と、スパルタ初心者組と、一応中級者組に。
AFWさんとChibiでは同じ空手でもスタイルが違います。
それぞれがそれぞれの特徴を持った打撃の指導をしてくれるので、非常によい稽古になります。

打撃といっても当然一種類ではありません。
時々、こうした稽古で「打撃ってこんなに怖いんだ」「こんな理でこんな打撃があるんだ」ということを知ってもらって体の動きや技の幅を広げてもらえればと思います。

普段の技の稽古で、突かれた手を取りますが、実際に打撃をきちんと学んだ人の突きを受けるとそれがいかに難しいかわかります。
型稽古の中では、突いてきた手の甲を払ったりつかんだりすることも簡単ですが、打撃家の間合いやスピードはなかなか簡単には対応できません。
きっとNoriさんもいい稽古になったと思います。
相手がAFWさんだったら、もっと素敵でしたよ、たぶん。

捌きについては今回は稽古しませんでしたが、気をつけるべきことは身体が沈み込むように動いて安定させること。
突きの持つ力積を考えればなかなか軽やかに捌くのは熟練していないと難しいでしょう。

見学者の方には特殊な稽古だったかも。

子どもについて

名古屋至誠館ではどれくらいの人数の子どもが稽古しているんですか?
という質問を続けて受けました。

そういえば、人数はHPを読んでもわからないですね。
また人数は卒業等で絶えず変化するので、こちらもわかりません。

現在名古屋至誠館で稽古している小学生の数は13名
中学生は5名
高校生は4名
です。
緑区、守山区、豊明市、東郷町、日進市、などさまざまな地域から年齢も学校もバラバラの子どもたちが集まってきています。
週に1~2回の稽古で会える仲間と厳しく稽古し楽しく遊んでいます。

最初は慣れない子も、ちょっと合気道に戸惑う子も、
2~3回稽古に通ってみんなと遊ぶようになるとたちまち楽しくなります。
そして、仲間と稽古すれば合気道もあっという間に好きになります。
誰でもすぐに仲間になれる、そんな雰囲気が名古屋至誠館にはあります。

涼風の中、是非一度道場をのぞいてみてください。

3つの許さざるところ その1

先日稽古の際に先生がお話された「3つの許さざるところ」について。

もとは誰の教えか失念してしまいましたが、私が先生の弟子入りしてから30年近くずっと稽古の際に先生が言われている言葉です。
その一つが

起きたるを許さず(起こりを許さず)

これは相手が攻撃してこようとするその動作の始まりを抑えることを意味します。
攻撃しようと思っている相手の攻撃が始まってからでは十分な対処ができない。
だから、相手が攻撃をする前に制してしまう。

非常に合理的なのですが、口で言ってもできるものではありません。
というのは、相手がまだ全く攻撃を仕掛ける気がない時点でこちらが動き出せば、それはこちらからの攻撃になります。
柔術の技のほとんどは相手の攻撃を前提として考えられているため、相手の攻撃が出る前にこちらから仕掛けるのでは、相手を十分に制することができない(更には反撃されてしまう)ことになります。

そのため、相手が攻撃しようという気を起こした瞬間に対処をはじめた上で、実際の接触や捌きは相手の攻撃が具体的に始まってから、ということになります。
要するに「相手が動く前に動き始めるけれど、実際に相手と対応するのは相手が動いてから」という非常に難しい要求をされるわけです。
身体的には相手の動きに合わせつつ自分の体の速度や動きをコントロールするという双方向的な意識が必要となります。
ただ、これができればすごく楽に相手を制することができるので、常に意識して稽古しているのですが・・・
やはり難しいです。

合気道の面白さを知るには

今日もお酒がおいしい館長です。

合気道の面白さを知るには何よりも実際に体験してみることが大切です。
合気道はじめ武道については、どうしても「痛い」というイメージがあるため、体験をためらって見学する人がいますが、見学のみだと多分面白さはほとんどわかりません。

合気道は高度に体系化されていますがあくまで武術です。
武術はその全般において身体的所作の妙を追究することを特性としています。
古来より「習うより慣れろ」「体で覚える」という格言があるように、身体的動作はアポステリオリであり、アプリオリでありません。
にもかかわらず、合気道はその理論特性の高さのためにどうしても観念的思考や論理的考察の占めるウエイトが大きく、一方で身体を使って稽古しても容易に技術を体得できません。
そのため、合気道の技の理解はアプリオリに行うものだ、と勘違いする人が多々いるような気がします。

これは個人的な感想ですが、ほとんどの道場において合気道のアポステリオリな面を繰り返し指導していると思うのですが、稽古を継続しアポステリオリの蓄積を図る過程において、技術の言語的表現性の困難さから「体現」よりも「観念」の方に傾倒してしまう人が多い気がします。
自己が体現できない技術については、それを具象的に捉えていると(自分より後から始めた)誰かによって体現されてしまい悲しい気持ちになってしまうかもしれません。固より言語的表現性の困難なものであるならむしろその技術そのものを純粋なテオリアとし、身体に従属するものから思考的な領域に昇華させてしまった方が気が楽だ、と考えているような発言を耳にすることもしばしばです。

おそらくそうした気持ちが多くの人に共有されているがゆえに、合気道の理合いはアポステリオリではなくアプリオリに「思得」するものである(だから難しい)という合気道観が一部に生まれてしまうのだと思います。
もちろん、そこまで極端に考える人は少ないかもしれませんが、それでも(仮に反復稽古で一定の技術を体得しても)いったんは理論として思考的に整頓する必要性があるのは間違いないので、完全に純粋なアポステリオリにはならないと思っています。

とはいえあくまで基本はアポステリオリであり、経験の蓄積を十分に行えば、言語的表現化はできなくても体現は可能になります。人間の意思伝達は言語以外にも数多の手段があるので、十分に体現された技術であればそれは伝承可能であると思います。
これはすべての段階においていえることで、その最初の一歩においても、いや最初の一歩だからこそアプリオリに理解することも、また武道以外の経験を基にしたアレゴリーも不可能だと思うのです。
だからこそ、合気道を始める前の前提段階として合気道の面白さを知るために、まずは体験が何よりも重要だと思うのです。

え、わけわからない?
だからこんなもの読んでいるよりも「体験」するんです(笑)。

カウントが! 06

このタイトルの投稿も久しぶりです。

実は今月でHP開設20か月になります。
副館長代理補佐さんが触れていましたが、あっという間にカウントも11万を超えました。

最初のころは数か月かけてカウントが上がっていったのが、今は1月単位で上がっていきます。
世の中数がすべてではありませんが、HPに関してはアクセス数が多いことは嬉しい限りです。

少し振り返ってみると、最初の頃は投稿してくれる人も数が少なかったこともあり、大半は稽古や武道に関することでした。
今でももちろん武道や合気道に関する投稿はあるのですが、それ以外の雑談もたくさんあるので、見方によっては
「合気道道場のHPなのに合気道に関係ない話ばっかり」
と思えるかもしれません。でも、きちんと合気道の話題はあります。

合気道に関係ない話やいろいろな方が書き込みをしてくれるようになったのは、本当にうれしいです。
これからもこのページをたくさんの人が訪れてくださり、合気道はじめみんなの輪が広がってくれると嬉しいです。

9月20日(土)稽古会

今日は道場利用の関係で東郷の稽古がなかったので、時間のある人は稽古会に参加しました。
今回は4道場(多分)10名の参加でした。

少人数でマニアックな稽古ができるので、この稽古会は大好きです。

今回は先週滋賀で行われた遠藤先生の講習会に参加されたスキンさんが中心で稽古しました。
今回の稽古会は午前に行われていたため、仕事の関係で少し遅れて参加でしたが、道場につくとすでに稽古は始まっていて、二教と三教を稽古していました。
これは講習会とは関係なかったようですが、着いたら間もなく終了したので誰かコメントしてくれると助かります。

講習会のおさらいは、まず立ち方と力の抜き方から。

脱力して立った状態で後ろ取りしてもらい、相手を動かす練習。
大切なのは相手を動かすことではなく、力を抜いて力まずに動くこと。
身体をつくる稽古なので、素早く動かないで丁寧に稽古しました。

次にその形から身体のすぐ前(身体にほぼついているような位置に)手を維持したまま相手を崩す練習。
大切なのは、脱力しながら自分の姿勢は維持し、下半身は柔らかく使う、かな。

続いて正面打ちを捌く練習。
正面打ちを受けようとすると力んで身体が動かなくなるので、あくまで自然に正面打ちを捌くようにする。
その際、きちんと意義のある稽古になるためには、受けの側の意識も大切であることを確認しました。
いいことを学んできてくれる人がいるとみんなの為になります。
一通り捌きの稽古をした後で、今度は手も出す(添えるという表現の方がいいかも)ようにします。
「相手を抑え込もう」という意識が強くなってしまうと、手を出すようにした瞬間に下半身が固まって力が入る。
本当に難しいと思います。

次に諸手取の入り身投げと片手取りの呼吸投げ。
ここらはいつも通りの形ですが、今回は脱力を意識して稽古しました。

今回も充実した稽古会になりました。
次回は十月中旬におこなう予定だそうです。
みなさんおつかれさまでした。

協心努力

先だっての修武館の講習会で、先生から

協心努力

というお言葉をいただきました。
明治維新の際の五箇条の御誓文の際に使われた言葉で、
「お互いに心を合わせ、ともに努力する」
という意味です。

名古屋至誠館の仲間が、修武館の仲間が、そして二つの道場が、
互いに相手を思いやりながら心を一つにして頑張ってほしいというお話でした。
設立からこれまでの両道場をずっと見守ってきていただいた先生からの、皆へのお褒めのお言葉でもあり、弟子たちへの願望とこの先の戒めでもあります。

協心努力という言葉は合気道の稽古そのものにもふさわしい言葉だと思います。
和を重んじ、相手と心を一つとすることを目指す武道において協心の上に切磋琢磨することが大切だと思いました。

名古屋至誠館の皆さん、関係者の皆さん、頑張りましょう!

それにしても先生のお話はいつ伺っても奥が深いです。
また皆さんにもお話していただける機会があればと思います。

中井仁平酒造場の三重錦

まずは感想から。

めちゃくちゃおいしかったです。

DSC_0429今回はたしなむ方が多く、
最初は男連中で足早にたしなんでいましたが、途中から気が付くとテーブルがほとんど女性に占領され、お酒も消費されていました。
さすがたしなみ深いレディーのみなさま、感服いたしました。
さて、Mさんから頂いた
三重錦 純米吟醸 中取り うすにごり生 (中井仁平酒造場)
三重錦 純米 四号うすにごり生 雄山錦 (中井仁平酒造場)
ですが、すんごくおいしかったです。
最初に純米吟醸の方をいただいたのですが、非常にやわらかくすっきりとした口当たりで、口からのどに「当たるもの」がありません。
きっと中取りであることもそれに輪をかけて飲みやすくしているのでしょうが、飲み始めるととまりません。
こちらは女性陣からの支持が圧倒的に多かったです。
比較で用意した寒梅や久保田を飲んだ時に口の中に広がるいわゆる「お酒っぽさ」がないのがとても飲みやすいそうです。
みんなぐいぐい飲んでいました。サワーや酎ハイのようなペースで。
でもね、みなさん、そのおさけ16度あるんですよ。
もしかするとこのお酒、微妙な度数のコントロールで女性を虜にするかもしれない、と思いました。

もう一つの純米四号は私とアラフォー初心者Wさんが支持します。
もちろん、純米吟醸の方もとてもおいしいのですが、もう少しふくよかな、力強さ、存在感、そんなようなものを感じて飲みたいと思う人にはこちらがおすすめだと思います。
今回はそれほど暑くもない中だったのもよかったかもしれません。
もう少し暑かったら、飲みやすさで純米吟醸の方を選んだかもしれません。どちらが優れているというよりは、場面にあわせて選べる二本かな、と思いました。
どちらもあまりにおいしいので、つい値段も調べてしまいました。

みなさん、三重錦は「買い」です。
「三重錦」で検索してこのページに飛んできた方にもおすすめします!

こんなリーズナブルな値段でこんなおいしいお酒はそうそう飲めません。
この銘柄が全国ブランドになってプレミアがつく前にどんどん飲みましょう!
呑んでいる最中にみんなで「こんなおいしいお酒を造っている酒蔵を是非見学に行きたい」と盛り上がりました。
是非前向きにご検討いただければ幸いです。

そうそう、「こんなうまい酒があることをなんで俺にだまっとたんや~」と叫んでいた人がいましたよ、Mさん。
本当にありがとうございました。
そして、お子様の誕生おめでとうございます!

1年半の感謝を込めて

 

スクリーンショット 2014-09-13 20.42.25

無事BBQ大会を終了することができました。
毎回盛大になっていくBBQですが、父兄の皆さんのご理解とご協力があって成り立っています。
道場が立ち上がって1年半、門人での稽古のみならず、こういう機会を通して保護者のみなさんやご家族も含めて一緒に楽しめる場ができてきていることを本当に感謝しています。

もちろん、道場なので合気道の稽古が主体であることは間違いありません。
そして稽古の方針自体は一貫して変わっていないつもりであります。
でも、どうせみんなが集まってくる場所ならそれ以外にも楽しめればそれ以上のことはない。
そんな願いが、名古屋至誠館に集まってきてくれる皆さんのおかげで、少しずつ形になっていきます。

特に子ども達は本当に住んでいるところも学校もばらばらなのに仲良く楽しくやってくれています。
ひとりひとり仲間が増えて、少しずつ楽しい道場になっていく、何よりの歓びです。

これも開設以来変わりませんが、名古屋至誠館はここに集う人みんなの道場です。
これからも稽古もイベントも楽しくできる
そして、門人だけでなくその家族も含めて気楽に楽しくやれる道場であれたらと思います。
これからもよろしくお願いします。

心からの感謝を込めて。

【速報】嗜む会

DSC_0429 DSC_0430いよいよ本番です。
すでにお酒の準備も整い、後は心静かに日本文化と触れ合うのみです。
あ、Mさんから頂いたお酒については昨日副館長代理補佐さんからメールで写真を頂いた瞬間に電話で「冷やしておいて!」とお願いしておきました。

さて、昨日【特報】でお伝えしたお酒の皆さんです。
ちょっと写真が小さいかもしれませんが、お許しください。
番号は昨日の【特報】に対応しています。

その1
三重錦 純米吟醸 中取り うすにごり生 (中井仁平酒造場)
三重錦 純米 四号うすにごり生 雄山錦 (中井仁平酒造場)
今回の主役のお酒です。Mさんありがとうございます。
詳しい感想は明日にでも姿勢を正して書かせていただきます。
今回はご紹介のみで。
皆さんも是非お試しください。

その2
醸し人九平次 純米大吟醸  (萬乗酒造)

その3
蓬莱泉 美 純米大吟醸(関谷酒造)

その4
越乃寒梅 白ラベル(石本酒造)

その5
久保田 千寿(朝日酒造)

その6
久保田 得月(朝日酒造)

では、姿勢を正して、いただきま~す。

【特報】嗜みの会

いよいよ嗜みの会、もとい秋のBBQ大会が明日となりました。
すでに、慎み深く自制心をもって卓上のぐい飲みを眺めて秋の夜長を過ごしていらっしゃる皆様に明日のお酒について少しだけお伝えします。
今回はMさんのご提供と館長セレクションです。
私の好みが多く入っているので、北寄りのお酒が多いです。すみません。

その1 三重錦
今回の主役のお酒です。伊賀からやってきたお酒です。
純米吟醸です。生酒でまだ酵母が生きています。
それだけではありません。中取りです。
ブレンドや押切りではありません。うーん、素敵です。
きっと口の中でしゅわしゅわします。冷やしておいて、少し常温に戻ったところを頂くと生きたお酒の力を味わうことができるはずです。
ありがとうございます。
会員全員で味あわせて頂いた上、しっかりと感想を述べさせていただきます。

その2 愛知の地酒A(数字がつく方)
今回お酒を差し入れて頂けることを知った際に、「きっと生酒に違いない」と予想しました。そこで、愛知でしゅわしゅわと言ったらこれだろうというお酒を一種類用意しました。
わが故郷緑区のお酒です。ワイングラスに入れて飲んで! というキャッチコピーがあるようにこちらもしゅわしゅわしたお酒です。
フランスでも人気なようです。すみません。半分飲んじゃいました。

その3 愛知の地酒B(漢字1文字の方)
地酒はやはり大切です。三重のお酒が来てくれるなら愛知のお酒も用意しなければ。
愛知は愛知でも東の方のお酒です。
会員には女性も多いため、フルーティーな飲み口のお酒を用意しました。
純米大吟醸ですが、精米歩合があまり高くないので、口当たりは多分やさしいです。
それにしても、漢字一字ばっかじゃんここのお酒は。

その4 新潟のお酒A(梅がつくやつ)
新潟のお酒は梅がつくものが多いです。その中でも有名なものが3つほどありますが、その1つです。
ある意味有名度では今回の中でNo1かもしれません。
ただ、いくつかある種類の中では一番ベーシックなものです。
というのは、個人的にはこの「梅」よりも他の「梅」の方が好きだからです。
まあ、嗜む会としては、このあたりも抑える必要があるかと思ってのチョイスです。

その5 新潟のお酒B(おめでたそうな名前)
これも新潟のお酒です。この酒造メーカーは一般的には100とか1000とか切のよい数字が好きですね。
新潟のお酒Aと同じくとても有名です。
私は数字に弱いので、あまり大きな数字は数えられませんでした。なので、今回は中位の数字です。
実は少しマニアはご存知ですが、このブランドにはおめでたい漢字は使っているが数字のついていないものもあります。
個人的には「翠」が好きです。でも毎回飲みすぎます。
今回は数字のついた方です。

その6 新潟のお酒C(館長一押しです)
新潟のお酒Bと同じメーカーのお酒です。年に一度この時期にしか出回りません。
これはマニアな人かMさんにしか伝わらないかもしれませんが、このお酒は究極の贅沢ともいえる精米歩合を誇ります。
なんと精米歩合72%。もったいない気もします。獺祭とか超マニアなお酒には負けますが、それでもすごい精米歩合です。今回この会のために頑張って入手しました。
ちなみにこの酒造メーカーのHPを見ると「このサイトでの販売はしておりません。また、当社からの直接販売も致しておりません。
お電話にてお問い合わせください。お近くの取扱店をご紹介いたします。」
と書かれています。

以上、今回の嗜む会のラインアップです。
明日は日本文化をしっかり感じ取りましょう。
種明かしは明日の会で。

 

【予告】嗜みの会

燗長です。

明後日13日はお天気にも恵まれ、BBQをする予定です。
今回のBBQに当たって、三重の杜氏のMさんからお酒を差し入れていただけるそうです!
ありがとうございます。ありがとうございます。本当にありがとうございます。

折角本職の方から素敵な差し入れがある以上、参加者も真摯な態度で取り組まなければなりません。
とはいえ、BBQは子どもが主役。
そこで、当日会場の片隅で慎みを忘れないようにしながら、「日本酒を嗜む会」を開催したいと思います。

会の目的は、日本酒を通して日本古来の醸造文化および農耕民族としての矜持とその先人の智慧を学びつつ、この素晴らしい伝統を後世に伝える担い手の一人として、その重責が全うできるように舌と五感を練磨することにあります。
今回は不肖私めがMさんのお酒と比べられるように、メジャーなお酒を用意いたします。
もちろん、「これが日本酒だ!」というものを持ってきていただくことには全く反対いたしません。
参加資格は、文化と杜氏に対する敬意より以下の通りとします。
我こそはと思う方は参加資格に注意の上、こぞってご参加ください。

参加資格:
マイ猪口または、ぐい飲みまたは冷酒グラスまたは湯呑を持参すること。
ただし、プラスチック及び紙の容器は不可。

以上です。

昇段おめでとうございます!

先日合気道新聞NET版(合気会のHPから見ることができるPDF版の新聞です)を見ていたところ、先だっての夏合宿で行った昇段審査の結果が掲載されていました。
Noriさん、副館長代理補佐代行さん、Mightyさん、リアクションHさん、卓球少年

昇段おめでとうございます。

道場を開設して1年半、ようやく昇段審査を行うことができました。
私も大きな肩の荷が一つ下りた気がします。

でも、まだまだ道は長いです。
私と一緒にさらに上を目指して頑張りましょう!

子ども達へ。
みんなも卓球少年に負けないようしっかり頑張ってください!
次は君たちの番です。

9月7日(日) 懇親会日誌

午前の修武館2周年記念演武会および稽古会が終了した後は懇親会へ。

本当はもう少し気楽な雰囲気でやりたかったのですが、準備までの日がなかったのと昼から大人数で入れる店が非常に限られていることから、池袋のメトロポリタンホテルで開催することになりました。
このホテルも実は改装が延期になってたまたま空きがあったから使用することができました。
これも縁ですね。

当初は○民とか白△屋とかでラフな格好でと思ったのですが、ホテルなので流れでみーんなスーツに。
非常に記念懇親会っぽくなりました。
こういう感じになってくると、これまでの私の経験が役に立ちます。色々経験しておいてよかったよかった。
おかげさまで先生にも喜んでいただきました。

懇親会には当初の予定を大きく超えて40名近くが参加してくれました。
「少し多めに予約しておけばいいよな」
「まあ、10人も増えることはないでしょう」
という私と武の目論見はあっさりと破綻。
ホテルの係の方、御迷惑をおかけしました。m(_ _)m

スーツを着ていてもやはり名古屋至誠館とその姉妹道場。
飲み方が変わるわけではありません。
若い人は食べる。我々は呑む。
適材適所、華麗なチームワークできっちり楽しませていただきました。
先生も各テーブルを回って弟子のみんなとお話をして下さりました。
ありがとうございます。

子ども達もしっかり食べてしっかり遊んで楽しんでくれました。
ちょっと格式ばった感じになったけれどとてもよい会でした。
関係者の皆さんのご協力に感謝します。
本当にありがとうございました。

現在すでに次の計画がひそかに進行中です。ニヤリ。

修武館2周年記念

 

DSC_0423今日は江戸川橋の修武館の2周年記念演武会と稽古会が行われました
名古屋至誠館からも10名が参加しました。なんと今日のスペシャルゲストは田中先生。行きの道中からテンション上がりまくりです。
最初に昇級昇段審査を行ったあと、修武館の子どもと、名古屋至誠館の子ども女性の演武を行いました。娘の受けをとったのですが、やはり師匠の前では緊張してしまいます。未熟かも知れませんが、ずっとこのままでいいかな。
そのあとは2時間弱の田中先生の稽古。名古屋至誠館の門人にとっては初めての先生の稽古です。こんな機会は滅多にないので、先生にお願いして参加した門人に受けをとらせていただきました。
全員先生の受けをとる経験ができてよかったですね。
私も最後にささっと受けをとらせて頂きました。すみません。
どうです日拳T君。以前の先生の技についての私の感想は間違っていないでしょ。「痛い痛い。」
門人みなたくさん受けを取らせていただき、技をかけていただきました。
副館長代理補佐さんは肘決めをかなり懇切に教えていただいていたようでした。
独り占めはいけないよ。
また、先生の奥様が大人と混じって稽古している二人の小学生をとても褒めていらっしゃいました。
先生に直接技をかけて頂く機会は滅多にないので、門人には勉強になるとともに、貴重な経験になったと思います。
総勢40名程の稽古でしたがあっという間に時間が過ぎました。
今回参加出来なかった人は次回を楽しみにしてください。
懇親会編に続く。

8月30日(土) 稽古日誌

今日は大人7名、子ども13名でやや少な目。
最近の課題である受け身の練習を副館長代理補佐さん中心にしっかりやった後に、技に入ります。

最初は前回の復習を兼ねて片手取り四方投げの表と裏
表については二通りの入り方を稽古しました。
まずはしっかり基本の形を稽古したあと、別の方向へ捌く形の四方投げもやりました。
持たれた手を流すようにするか、相手の手を絞るようにするかはどちらでも構わないと思いますが、手と体の動きと体の入る場所のバランスが重要になります。
あまり相手の方に深く入りすぎると相手の体制が楽になるので、腕力で無理やり捻るか振り回さなければならなくなります。そうならないように、足を運ぶ位置が大切になります。

続いて四方投げの裏
表と違って、転換を使う技なので入る位置と姿勢が非常に大切になります。転換自体は普段やっているように中心軸をしっかりと意識している転換を行えばよいと思いますが、足の置き場所(入る位置)がなかなか感覚的にわからないのかもしれません。

三つめは片手取りからの側面入身
しっかりと相手の懐に入らないと単に横から腕で薙ぎ払うだけになってしまいます。ポイントは腰の溜と足運び。程よい位置で足を運んでおいて腰を使っていい位置にはいれるようにすることが相手をきれいになげるために必要だと思います。

四つ目は片手取りから入り身投げ
手の捌き方を三通りほどやりました。色々な形をやってみて自分にやりやすい形を見つけられるといいと思います。
もちろん、どれもある程度はできるようになった方がよいのですが、まずは得意な形を身に着けて、バリエーションを増やした方がほかの技も上達しやすいと思います。

続いて片手取り木葉返し
こういう関節技では決めようという気持ちが強くなりすぎて、必要以上に強くひねってしまいますが、相手の体勢を少しづつ崩しながら、詰将棋のように最終的な形に向かって一つ一つ積み重ねていくという意識が不可欠な技です。

最後は片手取り肘極投げ
持たれている手を固定して投げることが大切です。この手が動いてしまうとただ相手を引っ張っているだけになります。

来週の日曜日も同じような技を稽古する可能性は高いですよ(笑)。

受け身の稽古 その2

受け身について、「受けを取る側が自分のタイミングで受けられることはまずありません。」というのは「怪我をする場合は受けが自分のタイミングで受けられない」ということか、という質問をいただいたので補足です。

そうだと思います。
例えば、呼吸投げでよく見られる光景ですが、仕手が投げたあとタイミングを調えてから受けを取る人がいます。
もう少し具体的にいうと、仕手が投げた動作をした瞬間に受けを取るのではなく、ワンテンポ遅れて受けを取る、というような受け身です。
こういう人は、仕手が投げるタイミングではなく自分のタイミングで受けを取っている訳です。そのため、仕手が相手を逃がさないように投げた場合に受身のタイミングを計れずに失敗するのです。
特に四方投げのように、受けが相手に完全に拘束された状態で投げられる場合に起こりやすいです。

実は、こういう受けをとる人には更に次の段階があって、何時でも自分のタイミングを取れるように、攻撃の手を弛める癖がつきます。
相手の体をしっかりつかんだり、力を込めて攻撃をすると体が固まってしまうため、柔軟にタイミングを取ることができなくなります。そこで、最初の攻撃の段階で全力を出さないようにしてあらかじめ受けを取る時のために余力を残しておくのです。

合気道の理では受けが「本気で相手を倒すための攻撃をしてくる」ことを前提に技が考えられています。受けが緩い攻撃をしてくるのであれば、自分のタイミングを柔術を使うまでもなく、少し痛みを我慢して攻撃を受けてから反撃すればすみます。別の例を挙げるなら、女性を襲う暴漢が、やさしく抱きしめるようなもので、それを想定するなら多分柔術は不要(というかそこまで高度な技がそもそも必要なくなる)と思います。
逆に言えば、相手の攻撃が破壊力に満ちていたり力がこもったものであるからこそ、高度な理や技術が必要になるのです。

ところが先にも述べたように、受けが苦手な人は無意識に攻撃をゆるめて、自分の受けに備えてしまいます。こういう人に対して理性的な仕手は無理をしてまで技をかけません。そんなことをすれば受けを怪我させてしまうことがわかるからです。ちなみに技をかけられる瞬間に全力で身体に力を入れる人もいますが、これも近いものがあります。
そのため、受けは自分がきちんと受けているような錯覚をしますが、実際には加減をしてもらっているだけで、受けることができてはいません。それだけでなく、手加減をされることでキチンとした技もかけてもらえないため技術もなかなか向上しません。

悪循環なのは、そういう受けをしているにも関わらず自分が受けができていると思うことで、そうなると何かの拍子に怪我をしたり、あるいはいつまでたっても上達しないという迷路に入り込んでしまいます。
そんなことのないよう、できるだけ早い段階からしっかりした受けを取れるように稽古することが怪我をしないためにも、合気道が上達するためにも必要だと信じています。

受け身の稽古

白帯の人が増えて、それなりに稽古が形になってくると、怪我が心配になります。

始めたばかりの頃は初心者も、その相手をする方も何より「怪我をさせない」ことを優先的に考えます。
ただ、その分きちんと技をかけられないので、どうしても稽古としては不十分になりがちです。

ところが少し慣れて来て技術的にも上達してくると、自分自身も「やれそうだ」という気持ちになり、一緒に稽古する人も相手が初心者であることを気に掛けなくなります。
もちろん、一つの方法として常に怪我をしないことを最優先にして、怪我をするような程度では技をかけないという方法もあります。
が、私自身はせっかく合気道を稽古するのであればある程度はしっかり技をかけた方が楽しいと思っているので、単に形だけの稽古にはならない場合がほとんどです。

そういう稽古をしていると、技術・受けともに上達するのですが、時にそのバランスが崩れて怪我をしてしまうことがあります。
武道である以上ある程度危険は踏まえた上で稽古をしているのですが、大きな怪我はやはりするべきではありません。

そのためにも、稽古の時間を割いても受け身の稽古をしっかりとやらなければといつも思っています。
しかし、なかなかそれも思うようにならないので、今月と来月は可能な限り受け身をしっかりと稽古したいと思っています。

怪我をする場面では、受けを取る側が自分のタイミングで受けられることはまずありません。
なので、無理はしないようにしながらもできるだけシビアな受けの稽古をすることで、気持ちと技術の両方を鍛錬する必要があると思います。

自分の指導の未熟さも反省しながら、しばらくは受け身の稽古をしっかりとやるつもりですので、この機会にキチンとした受け身ができるようになってください。

イベントダイジェスト

年内のイベントのダイジェストです。
詳細は担当者まで。

8月23日
・滝行 大人限定
8月31日(日)
・三河納涼セミナー 大人限定(担当館長)
・稽古会 大人限定(担当Nori)
9月7日(日)
・江戸川橋演武会 全員(担当館長) 超特別ゲストあり
9月13日(土)
・秋のバーベキュー大会(担当副館長代理補佐)
9月20日(土)
・稽古が変則になります。参加者希望者はRAHまで
10月12日(日)
・愛知県合気道連盟講習会 全員(担当Nori)
10月25・26日
・本部師範講習会 大人(担当館長)
12月20日
・大忘年会