土曜日は体術の稽古に入る前に、30分ほど時間を取って突きと蹴りの稽古をしました。
突きを捌くには間合いが非常に難しいです。
どうしても普段の稽古では、馴れ合いになってしまい、間合いについて感覚が甘くなってしまいます。
もちろん、稽古としては一定の条件のもと、技をかけやすい(=稽古しやすい)ように約束下で行わなければなりません。
ただ、実際に打撃の突きがどんなものか全く知らないのもいけないので、時々「突きや蹴りってこんなものだ」という認識をしっかり持ってもらう必要があると思っています。
何より自分がやってみなければその難しさもわかりません。
幸いにも名古屋至誠館には打撃系のスペシャリストが多数存在しています。
・拳法のリアクションHさん
・日拳T君
・空手のアラフォー初心者Wさん
・極真Iさん
・空手のChibi
ということで、今日はみなさんに打撃の稽古を担当してもらおう!
と思ったのですが、極真Iさんと日拳T君はお休み。
でも、まだ3人いるので3組に分かれて稽古。
本当に初心者組と、スパルタ初心者組と、一応中級者組に。
AFWさんとChibiでは同じ空手でもスタイルが違います。
それぞれがそれぞれの特徴を持った打撃の指導をしてくれるので、非常によい稽古になります。
打撃といっても当然一種類ではありません。
時々、こうした稽古で「打撃ってこんなに怖いんだ」「こんな理でこんな打撃があるんだ」ということを知ってもらって体の動きや技の幅を広げてもらえればと思います。
普段の技の稽古で、突かれた手を取りますが、実際に打撃をきちんと学んだ人の突きを受けるとそれがいかに難しいかわかります。
型稽古の中では、突いてきた手の甲を払ったりつかんだりすることも簡単ですが、打撃家の間合いやスピードはなかなか簡単には対応できません。
きっとNoriさんもいい稽古になったと思います。
相手がAFWさんだったら、もっと素敵でしたよ、たぶん。
捌きについては今回は稽古しませんでしたが、気をつけるべきことは身体が沈み込むように動いて安定させること。
突きの持つ力積を考えればなかなか軽やかに捌くのは熟練していないと難しいでしょう。
見学者の方には特殊な稽古だったかも。