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11月29日(土)稽古日誌

今日の稽古は久しぶりに大人がたくさん。
大人が8人の子どもが12人。
今日はしっかり投げをやろうというつもりで稽古に。

最初は正面打ちの入身投げ。
入り身投げの基本的な形を確認することを目的として稽古しました。
続いて片手取り二教。
横面打ち入身投げ。
正面打ち三教。
片手取り入身投げ。
正面打ち四教。
片手取り呼吸投げ(踏み込む形)。
片手取り呼吸投げ(転換して流す形)。
片手取り肘極め投げ。
半身半立ちの四方投げ。

今日はゲストが1名。
大学で合気道部だった方で、私のK大の知り合いの方と同じ道場で稽古していらしたそうです。
色々な合気道ができることは楽しいですね。
RAHさんが思いっきり食いついていたのが楽しかったです。
稽古後稽古では、ゲストを中心に飛び受け身の稽古。
大人の皆さん、受身の稽古しましょうね。

修武館2周年記念稽古のDVD

今日は副館長代理補佐さんから依頼されて、先日の修武館の記念稽古のDVDのチェックをしました。
チェックといっても、件の素晴らしい写真集を編集した副館長代理補佐さんに特に「ここをこうして欲しい」などという注文などあるはずもなく、私の仕事は「技の名前を確認する」ことです。

で、田中師範の技のビデオを見たわけですが、本当に勉強になります。
特に技の入りや体の捌き方などは、当初の目的を忘れてついつい何度も見直してしまいました。
しかも、副館長代理補佐さんの憎い演出? によって、拡大再生や、スローモーション再生など
ここがもう一度見たい!
と弟子が思うような場面が漏れなく素晴らしい形でクローズアップされています。

特に胸取りの捌き方や、片手取りの三教の捌きの流れるような動きは、以下に柔術において初動が大切かを感じます。
また、そこがスローモーションになっているところが素敵。

というわけで、散々ハードルを上げていますが、本当に勉強になるDVDが間もなくできあがります。
楽しみに待っていてください。
副館長代理補佐さんよろしくお願いします!

11月22日(土)稽古日誌

今日は大人3名、子ども12名とすご~く少なかったです。

よし、それなら徹底的に稽古をしよう、ということで今日の稽古は四方投げ。
最初は基本の基本として、片手取りからの四方投げ。
運足をきちんと理解してもらうために、1、2、3、に分解して説明。
何より基本の形が大切です。

でこれを三回相手を変えて稽古。
相手によってやりやすい人、やりにくい人がいるようで、結構苦労していた子どももいるようです。
その後、せっかく人数が少ないので、一人一人前で私を受けに投げてみて、注意するべきところができているかどうかみんなで確認。
みんなの前で技をやるのは緊張します。そうすると、注意すべきところを忘れてしまったりする子もいて、日頃の稽古の意識の大切さを再認識します。

ここで四方投げ表の基本の稽古終わり。

続いて、交差取り四方投げ、両手取四方投げ、正面打ち四方投げ、半身半立ち四方投げ、をやりました。
みんな少しは四方投げが上達できたらいいですね。
せっかくたくさんやったので、しばらくは四方投げにはこだわって稽古してみてください。

11月19日(水)稽古日誌

今日は子ども10名、大人8名の18名。
中高が期末テスト週間に入ったため、中学生軍団とmapleはお休み。
残り2名のは参加していましたが、テストがまだなのか、それとも余裕なのか?

小学生の皆さん、今のうちに精一杯休まず稽古に参加して下さい。
中学生になると色々大変になるからね(笑)。

まずはとっても寒くなってきたので、固い大人のために肩のほぐしも含めて正面打ちの一教表と二教裏。
一部の人からはほぐしているはずなのに悲鳴が。間違いなく間違っています。

さて、今日のお題は胸取り。
まずは胸取りからの三教。
日曜日にやった技で、胸取りしてくる手を体を入れ替えながら、外側から捌きます。捌いたところで反対の手で取り当身を入れる。後は手を決めながら相手の身体をくぐって三教。
先生にかけられた感触では、くぐった後に極まるのではなく、くぐる瞬間にすでに関節が極まっているため、くぐるときに身体の回転がそのまま受けに伝わって振り回されます。かけられて厳しいのは、力でかけられているわけでないので、振り回される力に抗えないこと。
これが力であれば、ある程度までは関節に力を入れて耐えられるのですが(もちろんさらに力を入れられれば壊れるので無理はしませんが)、その間隙がない。できるようになりたいです。

続いて同じ胸取りを反対の手で捌いた場合。
胸取りからの入り身投げ。
最初の捌きがいつもと違うため、右と左が苦手な子どもは悩んでいました。
頑張って覚えて下さい。

次は胸取りからの肘決め。
日拳T君が非常に上手い。ちゃんと手加減しなければだめだよ。華奢な大人が多いんだから。

次は胸取りからの四方投げ(片手でしたっけ?)
入り身投げと同じように捌いてから、そのまま相手の裏に入って四方投げ。

最後は同じ捌きからの七里引き。
これは高校生二人と日拳T君がとても上手い。
ポイントを探るのに集中してかなりコツを掴んでいるように感じました。
うん、痛かったです。

今日の稽古の後は大人で残って稽古を満喫しました。
最近水曜日は稽古後稽古がきっちりあるので、仕事で8時になっても結構稽古できます。
稽古後稽古はガンガン技をかけあう形の時と、研究会のようになる時とありますが、どちらも好きです。

稽古の楽しさ

日曜日の田中先生の稽古は久々に一稽古者として稽古に没頭できて楽しかったです。

先生の弟子として大学で稽古を始めて27年。
休む時なく、ずっと稽古を続けてきました。
やはり稽古者として稽古することは幸せです。

今は道場で教える立場でもありますが、教えるという形だけではなく、現役として可能な限り永く稽古したいと思います。

先日の稽古でも、先生が楽しそうに私を投げていただけたのは、ずっと稽古を続けてきたからだと思うと、本当に稽古を続けてきてよかったと思います。まだまだ受けを取り続けたいですね。
特に先生が私に対して手加減せず、きっちり技をかけていただけたことは本当にうれしかったです。
稽古を続けてきたことを本当によかったと思いました。

合気道は他の武道に比べて非常に理論的な武道であると考えます。
稽古を長く続けるにあたって、色々悩むこともありましたし、今でもたくさん悩んでいます。
それでも思うのは、理論を突き詰めながら稽古することが何より楽しく有意義であると思います。
もちろん、理論だけでは頭でっかちになって論外だと思います。
畳の上の水練ではありませんが、理論は体現されてこそ形を成すと考えます。
理論を求めながら、稽古によって体現する、それこそが合気道を続ける楽しみでもあると思います。
理論あっての合気道であり、また自らの稽古あっての合気道だと思います。

私はまだまだ未熟で現役の稽古者です。
色々悩むところもあると思いますが、皆さんよろしくお願いします。

年明けのイベント案内(会員向)

一部クローズなイベントがあるため、会員向けとします。

0.昇級審査
年末から春先に向けて順次昇級審査を行います。

1.若手稽古会 1月18日(日)
午後2時~4時まで 愛知県スポーツ会館
愛知県の若手が集まって行う稽古会です。
自称50歳以下、六段以下が参加要件です。

2.田中先生稽古 1月24日(土)
午後2時~4時まで 愛知県武道館
東京から田中先生が稽古にいらしてくださいます。
あわせて東大OB、金大OB、東大現役生が稽古に参加してくれます。
稽古会ののちは懇親会を行う予定です。
みなさん是非ご参加ください。

3.木田塾40周年講習会 2月22日(日)
道主の講習会です。
こちらもご参加ください。

4.館長の休み
恒例ですが、2月25日と28日は金沢大学の合宿のため欠席しますので、よろしくお願いします。

以上。

11月16日おみやげ2

1と同じものですが、wmvフォーマットです。

11月16日おみやげ

杖剣士が撮影したおみやげです。
ありがとう!

ファイルはmp4フォーマットになっています。

11月16日(日)稽古日誌 in 修武館

今日は田中先生の稽古に参加してきました。

参加者はいつもより多めで15人ほど。
今日はほとんどが黒帯でとてもしっかりした稽古ができそう。

最初の技は座りの二教表。
続いて胸取りの二教裏。
せっかくの機会なので、今日はすべての技を先生にかけていただくつもりで稽古に参加しました。
表の二教。痛い!
裏の二教。痛い!痛い!

続いて少し捌きの変わった胸取り三教。
ここで我慢できずに、見取りの技をかけていだくことに。
胸を取に来る手を外側から捌いて三教をかけるのがポイントです。
痛い!痛い!痛い!痛い!
全身を包む痛みの中で、何とか技のポイントを感じ取ろうとするのですが・・・
痛い!痛い!痛い!
ポイントがつかめました・・・?

続いて胸取りの肘決め。
これも胸を取られた瞬間の手の取り方がポイント。
肘を返して極めた瞬間にはがっちり決まっています。
ん、でもこれは激痛ではないぞ。
いや、単に痛みにマヒしただけかも。

次は片手取りの四方投げ。
手を取られた瞬間に内回りで手を返して取り、そのまま身体を返すと四方投げになります。
これは手首は痛くないので、何度でも受けられます♪

続いて片手取りの入り身投げ。
これも普段やっている技で、何度でも大丈夫、受けられます。

最後は片手取りの小手返し。
これも普段やるのとは少し違った手の取り方をします。手を取られる直前に反対の手で切るようにして手を取り返し小手返しに入ります。動きを止めないことがポイントです。
これも前で受けさせていただきましたが、いやあ飛ぶ飛ぶ。
人の身体は簡単に飛ぶものですね(笑)。

気のせいか先生、最初の頃に比べて楽しそうに私を投げているような。
何よりありがたかったのは、どの技もかなり強めにかけていただけたことです。
やはり技のポイントを理解するには容赦なくかけていただけることが大切です。
貴重な機会をたくさんありがとうございました。

軸へのこだわり

道場を始めた時からこれまで一貫して軸にこだわった稽古をしています。

私の師匠も近年特にそうですし、講習会等でいろいろな先生方に学ぶごとに、軸の大切さを再認識します。
非力な人が、あるいは力を使わないで技をかけようとする場合、言い換えれば極力力を省いて技をかけようとする場合、「筋力的な力」に替わる別の「」が必要になります。

一見すると合気道の技は不思議な理によって出来上がっているように思えますが、同じ人間が地球の重力の支配下で運動している以上、一般的な物理法則の支配から逃れることはできません。
合気道の不思議?な崩しや技も突き詰めれば、やはり通常の物理法則に従っているのです。
その点については、また別の機会に考えてみたいと思いますが、ともかく物理法則に従っている以上、
相手を動かして投げる=ある一定の力を必要とする
ということになります。

柔術が突き詰めようとする点の一つは、その力をどこから持ってくるか、ということではないかと思います。
合気道の場合、相手を崩したり制したりする力を、「筋力的な力」ではなく「体幹の安定によって生じる(失われない)力」に求めていると思います。

ただ、その「体幹の安定によって生じる(失われない)力」を出す(維持する)ことが難しいのです。わざわざ( )書きしているようにその力自体の感じ方、発露の仕方そのものから人によって主観的な感じ方が異なる力のような気がしています。

人は大型動物なので、かなりの膂力を有しています。特に合気道をはじめてまもない頃はその膂力を使って相手を投げているわけで、その力を使わないで同じだけの物理的効果を求めようとしたら、それは簡単ではありません。
加えて生物学的に「力を使う」ことは自然なことでもあるので、合気道的な軸への追究はある意味、かなり不自然な行為なのかもしれません。

とはいえ、多くの先生方が力を使わない合気道を体現なさっていることを拝見しても、そうした不思議な理への憧れが尽きることはありません。そして、「筋力的な力」を使わないというマニアックかつ高度な技術を身に着けるために不可欠なのが軸の意識と正中線の意識だと考えています。

先ほども述べましたが、その技術を身に着けると傍からみて魔法をかけているように見えるほどのものです。そう簡単には身に付きません。その稽古途上においてはむしろ「何やっているんンだ」と思われるようなことも多々あると思います。しかし、遠い遠い目標に向けてあくまで軸にこだわる合気道をしてみたい、と個人的にも思いますし、きっとそれだけは間違っていないと考えて稽古しています。Noriさんがそうであるように、あくまで徹底的に軸にこだわることは大切だと思います。

11月8日反省会日誌

館長です。

またまた騙されました。
反省会と言われて、のこのこ出ていったところ、実は
「昇段について館長にお礼を言う会」
いや、「文句を言う会」でしたっけ?

ともかく、私がみなさんに対して昇段祝いをしていないのにも関わらず、先にそんな会を開いていただくなんて恐縮の限りです。
本当に私のような「なんちゃって館長」に対して、六段の昇段祝いといい、今回の呑み会といい、本当に気を使ってくださってありがとうございます。
他のことは知りませんが、きっとそんなことをしてくれる、気を使ってくださる方々がいる道場は多くはないと思います。
本当に素晴らしい仲間にめぐりあえてうれしいです。

会の詳細は副館長代理補佐さんがアップされた通りですが、改めて皆さんのお心遣いに感謝して、お礼を申し上げます。
そういえば、一次会、二次会ともに今回昇段してない人がいましたが・・・あ、前祝いね!

体育会だらけ

ついでに一言。

実は名古屋至誠館は体育会出身者も多いです。
私もそうですし、アラフォー初心者Wさん、日拳T君、こばっちetc。
実はこれ以外にも隠れ体育会がいるかもしれません。
是非カミングアウトしてください。

そういえば、春に私の昇段祝いをやっていただいたときに、隅に体育会が集合して飲みましたが、結構いたような気がします。
そしてみなさん、流石体育会、という飲み方を披露されていました。

あ、でも大丈夫です。

門人はじめ保護者の方を見ていて思うのですが、体育会経験者でない方々も十分名古屋至誠館になじんでいらっしゃる時点で体育会のノリです(笑)。
というわけで、色々な武道を経験している人も、体育会系のノリの人も大歓迎。

次は、女性の仲間が増えることが目標かな。
女性の方、護身のため、健康のため、合気道やりませんか!

黒帯だらけ

縁とは本当にありがたいことだといつも思います。
もちろん中には結ばれなかった縁もありますが、本当によい縁に恵まれて名古屋至誠館の今日があります。

この秋も何名かの新しい仲間が増えました。
で、改めて大人のメンバーを眺めていてあることに気が付きました。(@_@)
現在名古屋至誠館の社会人で白帯の人は6名いるのですが、そのほとんどは実は黒帯を持っている。
アラフォー初心者Wさんは古流空手
日拳T君は日本拳法
極真Iさんは極真空手
そして新しく仲間になった少林寺Iさんは少林寺
もう一人新しく仲間になったTさん(ニックネーム仮名)は合気道
皆さん、ある意味「エセ白帯」です。
「へへ~ん、こいつ白帯か、からかってやれ」なんて考えたら大変。
合気道こそ白帯ですが、みなさんその道の有段者です。
類は友を呼ぶのか、本当に面白いものです。

最近入会された少林寺Iさんは最初見学に来られた時は真剣に見学されていて、間違いなく素人ではなかったのですが、正直「この人合気道やるのかな?」と思いました。
しかし、RAHさんの思いが通じたのか、次に体験に来られてついに仲間になりました。ありがとうございます!
そしてもう一人Tさん(ニックネーム仮名)はなんと! 合気道経験者です。山鉄さん以来久しぶりの合気道経験者の加入で、色々と面白くなりそうです。
山鉄さんも最近あまり稽古にきてないじゃん、だめだよ~。

沢山の個性を持った方が参加されて、益々楽しくなっていくことは間違いないと思います。
これもみんな皆さんが持ち寄った縁のたまものだと思います。
良縁と門人の皆さんに感謝すると同時に、益々みんなで頑張って楽しくしたいな、と思っています。

 

11月8日(土)稽古日誌

こちらは普通の稽古日誌。
今日の稽古は大人11名ということもあって、半分が大人で占められている大人比率の高い稽古でした。
大人が多いと、迫力ありますね。
いや、一部の人たちが必要以上に迫力を演出しているのか?

今日のテーマは横面打ち。
前半は横面を捌く形からの技を。
普段足運びがいい加減な子どもも多いので、最初に繰り返し捌きのところまで稽古。
技に入るとどうしても技をかけることに意識がいってしまうので、その手前の箇所までを反復稽古して、足運びや足の位置に意識をおいて稽古しました。
この手の稽古は一人でもできるので、是非苦手な人は稽古前や稽古後に稽古して下さい。

基本の稽古を行った後、
最初に横面打ち入り身投げ。練習した捌き方を利用して相手を捌いてから入り身投げに入ります。
普段入り身はたくさん稽古しているのですが、捌き終わった位置が不十分なために入り身がうまくかからない人がいます。捌きから入り身への繋がりを意識するとよいと思います。

次に横面打ち四方投げ。今回は表のみ2つの形で稽古しました。一番基本の相手の方へ入って力を使わずに相手の肘をたたむ形。これが一番理解しやすいはずなのですが、捌いた次の足の位置によっては相手がしっかり畳まれてくれません。このあたりが稽古の目標かと思います。もう一つは捌いた相手の身体の流れをそのまま利用する四方投げ。私はこの形も好きです。

3つめは横面打ち小手返し。今回は流す形の小手返し。しっかりと捌いてしっかりと流さないと小手は返せません。

4つめも横面打ち小手返し。先ほどの外に転換する形ではなく、捌いた方向と同じ方向にさらに転換をして投げます。
小手返しのバリエーションといえばバリエーションなのですが、実際にやってみると体捌きが全く違っているので、こちらは苦手な人も多いようです。

5つは横面打ち肘極め投げ。今度は捌かずに相手が横面を打ってくるのを、打ち込まれる前に制してその手でそのまま手首を掴んで反対の手で肘をとって極めます。肘が決まらないと無理矢理腰を切って投げなければならないのでとても力が必要です。手首の押さえ方と肘の決め方は何度も体感して感覚を覚えるしかないと思います。

6つめも横面打ち肘極め投げ。これは横面打ちを捌いてそのまま片手で手首掴んで、自分の肘で相手の肘を極めて投げるのですが、これも2種類の形で。私は完全に肘を極める形が好きです。でも、これをやると皆さん嫌がります。気持ちは分かるのですが・・・。肘を極めるやり方はてこの原理を利用するので、軽く肘を接して身体で押してやれば極まるのですが、かけ方を理解できていない人は無理矢理力任せに押そうとしてしまいます。力で押しているうちはかえって決まらないので注意して下さい。

7つめは入り身投げに近いのですが、横面打ちからの天地投げもどき。相手が横面を打ってくるのを先に制して相手の体を制して技をかけます。相手を制する動作と入り身が微妙にずれるのがポイントです。これも繰り返しやって気合が入ってくるとすもうのぶつかり稽古になってしまっている人もいたので気をつけましょう。

8つめは横面打ちからの呼吸投げ。犠牲者はNori先生。予告せずにやったため、受身大変でしたね。すみません。
本来は正面打ちからやる技ですが、以前やった際に皆さんあまりできなかったので、少し捌きが楽になる横面打ちからやってみました。

最後は捨身。通称「カメ」と私の母校では呼んでいます。カメのようになって捨身します。田中先生に初めてこれをかけられたときは、車に跳ね飛ばされたようになりました。
捨身だけあってそれなりに痛いのでみんな嫌がるかな、と思ったところ大人はとても面白そうにやっていました。
この技で最も印象的だったのは、年少さんと超かわいい「カメ」。
あんなかわいい姿をみたら、襲い掛かれません。
でも、とってもうまかったです。

ふう、久しぶりにすごくしっかり稽古日誌を書きました。

11月8日(土)子どもの稽古日誌

今日は久しぶりに豊明福祉体育館での稽古。
東郷の体育館がお祭りで使用できなかったためです。
ちなみに来週も豊明なのでお間違えのないようにして下さいね。

今日の出席者は大人11名、子ども12名で23名。
年少さんのとてもかわいらしい子も稽古に参加してくれました。
うーん、見ているだけで癒されます・・・
受身なんか回っただけで「おお!」と思います。
でも一生懸命稽古していました。
それを見ていた年長さんもやる気いっぱい。
とてもよいことだと思います。

それに比べて小2軍団。
少しだらだらしているぞ(怒)。今度だらだらしたら特訓だ。
四股と円かきを30回ずつ、後ろ受け身を100回くらいか?
あ、小3も。

4、5、6年生は特に5、6年生は最近特にしっかりと稽古ができていると思います。
単に言われたことをやるだけでなく、工夫しながら少しでも早く上達するようにしようとしている姿勢がとても嬉しいです。

土曜日は部活動の関係で中高生は半数以上が出られません。特に今日のような変則的なスケジュールの場合は中高生が激減します。それでも部活が休みの日や、部活帰りでも頑張って稽古に来てくれる子たちが多く、彼らの姿が小学生たちにとてもよい見本となっていることは間違いありません。
小学生の皆さんも今の中高生を見習って、勉強に部活に合気道に文武両道精一杯頑張ってほしいと思います。

私の合気道観

先月は何件かの問い合わせと体験があり、新しい仲間も増えました。
その中で何度か出てきた話について。

名古屋至誠館の合気道(の特色)は道場の皆で作り上げていくものだと思っています。
言い換えれば、門人それぞれが個々に自分の合気道を創りあげていく過程において、その総体として名古屋至誠館の合気道というものができていくと思っています。

これは私個人の考えですが、私はそれぞれの門人が、自分の体格や体質、好みや武道観に基づいて自分らしい合気道を求めればよいと思っています。それぞれの合気道が異なっていた方が、良い刺激になり、新しい発見もあると思います。

もちろん道場では私の稽古が主なので、私のカラーが強く出てしまうでしょうが、それでも皆が私の合気道に制約を受けずに稽古できればと思っています。

自由度の高い、その上で協調性のある、そんな稽古と合気道を門人皆がめざせればと願っています。

11月5日(水)稽古日誌

今日はNoriさんの稽古でした。
いつものように仕事が長引いて、遅れていくと技に入っていました。
出席は大人10人、子ども12人で22名。

最初の技は一教の形を身に着けるための稽古。
お互いに手を接したまま相手を崩すところまで一教をかけます。
かけられたら、そこで今度は腰と膝を使って体を起こして、一教をかけられた軌跡を巻き戻すように受けと仕手が交代して一教をかけます。
もちろん、約束稽古ですが、きれいな形で力まずに繰り返すことによって、力に頼らない形で一教をかける感覚を稽古できるやり方でした。

次に形に慣れたところで、今度は最後まで一教をかけてみる。
見ていると、「一教をかける」という目的が加わったところで、意気込んで力むようになってしまっていた人が何人もいました。
折角、きれいな形を反復練習したのですから、その意識を途切れさせないように技もかけられるとよいと思います。

続けて今度は二教の表。
全体の流れは一教と同じで、手の極め方が加わります。
ここでも、先ほどまできれいに技をかけていた人が手の使い方に意識が集中しすぎて形が崩れていたのは残念です。
繰り返し稽古して、同じ形で崩しができるようにしましょう。

後半は片手取りの側面入身。
最初は腰の切りながらタメを作って入身する方法を稽古。
形を覚えるには一番よいかけ方だと思います。
若干バレリーナのような運足になっている高校生がいましたが。
次に、持たれた相手の手を制するように重心を落として受けのバランスを崩す方法と、抑えられている腕を捨てて入身する方法を稽古。
この二つは感覚的な部分が多いやり方のせいか、みなさんなかなか苦労しているようです。

今日の稽古は流れと形がわかりやすくとても考えられた稽古でした。
すごくよかったと思います。

あと、今日は紫帯ちーがとってもよくやっていました。
もう少しこうして欲しいな、と思うところはありますが、彼なりにすごくしっかり稽古していたと思います。
稽古後稽古日誌については誰かにお任せ。

11月1日(土) 稽古後稽古

今日は寝坊して遅刻した日拳T君が奇妙な準備運動を。
「なんで合気道の準備運動に相撲の準備運動しているんだ」
「この季節になるとやっぱり相撲っすよね」
秋場所はこの前終わりましたよ・・・

という前振りがあって、自然と?
稽古後稽古は相撲に。
先だって入念な準備の下にT君に負けてしまいました。
今日負けると相撲を禁止しなければ・・・
勢い気合が入ります。

今日T君は「関節を決めて勝つ」ことにこだわってくれたようで、楽に倒すことができました。
でも、その後のがっぷり四つの取り組みはめちゃくちゃ疲れました。

でも、相撲は大好きです。
来週もやろっか(笑)。

11月1日(土)稽古日誌

朝、道場へ着くと黒帯は高校生一人。
いきなり気合が入りました。

今日は先週私がさぼった罰なのか、黒帯が私を含めて三人。
全体で子どもは12人、大人は7人と人数はそれなりにいるのに(T T)

こういうときには「基本技の稽古」

ということで、
・正面打一教 表裏
・正面打二教 表裏
・片手取四方投 表
・正面打三教 表裏
・両手取天地投 表裏
・正面打四教投
・片手取呼吸投
・横面打肘極投
と基本の技を中心に。

子どもの白帯が増えたことで、基本技の見直しが大切かな、と思いました。

ところでふと気が付いたのですが、
新しく入った人も含めて最近稽古に出てきている
うちの社会人で「純粋な」白帯って一人もいないんですよね・・・・。

合気道「では」白帯をしている人が沢山いますが、AFWさんも日拳T君も極真Iさんetc・・・
見た目に騙されると大変なことになりますね。
騙されないぞ!

道場の探し方

先週2件ほど問い合わせの電話をいただいたのですが、その中で感じたことを一つ。

自分自身が稽古をされる場合はもちろん、お子さんに合気道を学ばせるに当たって、是非色々な道場をご覧になることをおすすめします。
お問い合わせいただいた方のうちお一人にはお話したのですが、うちの道場が本当にお子さんにとって一番よい道場かはわかりません。
もちろん、私たちは子どもたちが楽しくかつ厳しく稽古できて、上達できるように日々努力していますが、雰囲気や指導方針にどうしても合わない場合も多々あります。

特にお子さんが入られた後に「やっぱり合わないかも」と思ってしまった場合、やめるのであれば挫折感を、無理につづければ子どもに精神的負担を負わせることになってしまいます。
合気道に携わる者としてせっかく合気道を始めるのであれば、できるだけ長く、できれば一生続けてほしいと思います。
そのためにも、特に最初は無理なく続けられる環境を探してあげてください。

合気道道場の多くは何回か体験できるようにしています。
私自身も本音を言えば、うちだけで体験してすぐ入門してくれた方が仲間が増えてうれしいです。
でも、子どもの合気道に携わる者としては、是非いくつかの道場を体験された上でお子さんの話や表情を見て道場を決めるようにされることを老婆心ながら思います。

もちろん、体験している際は必ず保護者の方はしっかりとお子さんの様子や道場の雰囲気を見学してください。
合気道を単なる一時の習い事としてではなく、一生の習い事にしていだだきたいと思う立場として、お子さんに合った良い道場にめぐり会えることを心より願っております。