今日は月一の先生稽古なので名大へ。
新入生が入学したこともあって、基本の稽古を行いました。
攻撃の(受け)の重要性を説明するために、剣を振る稽古。
剣の握り方を稽古しました。
その後体術を稽古するために片手取りの四方投げ。
今回は力のぶつかった面に沿って動く稽古を。
日拳T君の好きなぺたぺた系の動きに近いです。
続いて足の捌きを目的とした身体の入れ替えの稽古。
正面打ちの捌きの形で行いました。
そのまま入り身の稽古へ。
稽古後には直接先生に20分ほど稽古をつけていただくことができました。
大満足。
標記の件ですが、反省会を行います。
場所は緑区のTRADの予定です。
参加希望者は水曜日までに一報を館長まで。
酒賓はサイタマさんです。
サイタマって誰? と言う人はここをクリック
今日6月25日(土)は遠路はるばるゲストが来てくれました。
誰かは伏せておきます。
でも名前がないと呼びにくいのでサイタマさんと呼んでおきます。
お忍びです。
目立っていますが。
家族で名古屋に来てくれました。
稽古では進化したサイタマさんの技を堪能したでしょうか?
稽古後は本人の強い希望もあり、夜の稽古も開催されました。
幹事のAFWさんありがとうございました。
まもなく夏合宿です。
お互い一生懸命稽古してまた伊那で会いましょう!
今日の稽古は「受け」です。
普段はあまりしない形ですが、相手の動きに合わせて受けが動く、という稽古をしました。
この稽古の主眼は「受け」が自分と相手の接触点に意識を集中して、取り(仕手)の動きに合わせて動くことにあります。
普段は取り(仕手)が相手を崩して技をかける稽古をしているので、どうしても取りになった人は相手を投げようとしてしまいます。
しかし、取り(仕手)が上手だと受けが意識を集中しなくても動かされて投げられてしまうし、そうでない場合は相手とのつながりが切れてしまいます(注1)。
今日の稽古で大切なのは取り(仕手)はほとんど力を入れずに(ただし身体の軸や姿勢は崩れないように)手を動かしてあげることです。
取り(仕手)が力を入れずに手を動かすことで受けは自ら意識を集中してくっついていかなければならなくなります。
この稽古では相手を投げることは目的としていません。
受けが相手とのつながり(あるいは結び)を感じ取ることで、崩したり投げられたりする場合の感触を理解することができるようになります。
この感触を普段の稽古で大切にすることで、力を入れずに相手を崩したり投げたりすることができるようになると考えます。
受けの上達は怪我をしないのみならず、技の上達にもとても大切です。
しっかり受けの稽古をしましょう。
注1
普段取り(仕手)は相手の抵抗を踏まえて技をかけます。今日のけいこでは受けが抵抗せずに、むしろ積極的についてきてしまうため、どうしても普段よりも動きが速くなってしまい、その速度差によって受け取の繋がりが切れてしまいます。
夏の講習会等についてご案内します。
1.若手稽古会
日 程:1月15日(日)
稽古会:15時30分~17時30分
場 所:世界の山ちゃん本丸店3階武道場
講 師:なし
参加費:300円
資 格:高校生以上
懇親会:世界の山ちゃん本丸店2階
参加費:4000円
締 切:1月10日
担 当:平岩
30日は審査する側でしたが、1日は審査される側です。
前日の我が子の保護者のみなさんの気持ちが非常によくわかりました。
今回の審査に際して私には一つのトラウマがあります。
しずかちゃんです。
昨年の夏の彼女の昇段審査。
見ている私は彼女の唯我独尊な演武を見ながら倒れてしまうかと思いました。
あの素敵な経験を二度としないためにも、今度は万全の準備をしてもらわなければ・・・
自分が稽古したりする分には全然気になりませんが、娘についてはとっても気になります。
というか、自分が演武した方が10000000000倍気が楽だ。
のんびりした、いや計画性のない娘は地のまま直前まで技も決まらないまま。
剣は本当に大丈夫か?
あげくのはてに足が痛いとまで言い出して。
本当に審査が始まった時には心臓バクバクでした。
それでも、受けが上手かったおかげで、どうにかごまかすことができました。
少なくともしずかちゃんのときよりは安心して見ていることができました。
ええ、一生言い続けるつもりです、もちろん。
先生の講評を頂いて、申請ができることになった時は本当にほっとしました。
今日の稽古日誌は2人がアップしてくれます。
ということで、昇段審査in江戸川橋
のビデオをアップします。
昇段審査その1
昇段審査その2
あっと言う間に4月になりました。
もう間もなく夏になってしまいます。
今年も恒例の夏合宿を行います。
例年通り名古屋至誠館、修武館の合宿ですが、今年もたくさんのゲストの方が参加してくださいます。
金沢大学の学生・OB、東京大学の学生・OB、伊勢原の皆さん etc
もちろん今年も田中先生もご参加くださります!!
今年も暑く楽しい合宿にしましょう!
道場はとっても涼しいですけどね!!
日 時:7月23日(土)~24日(土)
場 所:長野県伊那市
稽 古:伊那市武道館
宿 舎:旅館あいや他
備 考:稽古はすべて田中茂穂先生の稽古です。
土曜日午前9時~11時
土曜日午後2時~4時
日曜日午前9時~11時
の稽古を予定しています。
すでにご連絡いただいている方以外の方で参加希望者はご連絡下さい。
宿の人数を確保するためにも現時点での参加希望意志のみでよいのでご連絡下さい。
では気持ちよく投げてもらうためには何が大切か?
そのために必要なのは
きちんと受けが取れること
だと思います。
相手を投げる際に怪我をさせることは絶対にNGですから、受けを取れない相手に対してはしっかりとした技をかけることはできません。
単に受けが上手く取れない場合以外に、ともかく投げられないようにする受けも気持ちよく投げてもらうことはできません。
もちろん、稽古によってはそういう相手をどうやって投げるかを目的にする場合もあります。
しかし、上達するためには、きちんと投げてもらわなければ投げる感覚が身に付きません。
これも私見ですが、きちんとかかっていることを実感するために、なんでも受ければいいわけではないと思うのですが、折角きれいな形で技をかけてもらっているのに変に抵抗するのはかえって上達を妨げると思います。
話が逸れてしまいましたが、技が上達するためには気持ちよく投げてもらうことが大切で、そのためには何よりも受けが上達することが大切だと思います。
技が上達するために受けを上達させる、というのは迂遠のように思えますが、多分これが一番正攻法で近道だと思います。
わが道場のみなさん、しっかりと受けの稽古をしてくださいね。
合気道を学ぶ目的は技がうまくなることだと思っています。
もちろん、それ以外の目的もありますが、武道である以上やはり技の上達は一番大きな目的でしょう。
技が上達するのによい方法は
できるだけたくさん受けをとること
だと思います。
私自身色々な稽古や講習会に参加させていただいて感じることはもちろん説明も大切なのですが
実際に技をかけられて体感すること
だと思います。
そしてこれは個人的な感想なのですが
先生やうまい方に投げられると気持ちがいい!
のです。説明をされながら形だけの投げられ方をしてもあまり響いてくるものはありません。稽古もあまり楽しくなりません。
実際に投げられて(仮に痛い思いをしても)、気持ちよく投げられたり極められたりすると身体の中を走り抜ける感覚のようなものがあります。そんな稽古は疲れますがとっても楽しいです。
そんな漠然とした感覚を頼りにしながら稽古を続けるのが合気道だと思っています。
みなさん、気持ちよく投げてもらえますか?
10日の日曜日にchibiと一緒に田中茂穗先生の稽古に参加しました。
今回もたくさんの受けをとらせていただきました。
先生に投げていただいて、身体の感覚を通して技を覚えることはとてもためになります。
先生の御年齢で道場に立って指導をされるだけでもすごいのですが、実際に弟子を放り投げるのは圧巻です。
ときどき「田中先生は実際に投げられているのですか? 先生(私)が合わせて受けているのですか?」と質問されることがありますが、誤解のないように言っておきます。
私は怪我しないように受けるので精一杯です
実際握力や腕力をほとんど使うことなく技をかけている先生の合気道を拝見していると、自分の目指すべきものがぼんやりと見えてやる気になります。
といっても、はてしなく道は遠いですが。
そんな先生に投げていただけることを本当に感謝しています。
今回は一緒に参加したchibiもたくさん先生に投げていただいていました。良かったね。
今日は珍しく道場が使用できなかったため、緑スポーツセンターの自由稽古のみになりました。
午後のスポーツセンターの稽古は個人の自由稽古なので、普段はそんなに人数は多くありません。
しかし今日は午前の稽古がなかったせいか、とても人数が多かったです。
20人を超える参加者がいました。
稽古自体はいつも通り自由稽古でした。
子ども達はとてもしっかりと稽古するのでいつも助かります。
小学校低学年の子たちも自分の昇級審査の稽古をしっかりとして、大人の人に見てもらいアドバイスを受けています。
本当に普段からきちんと稽古してくれてありがたい限りです。
大人は二組に分かれて掛稽古をしていました。
稽古の効率としては二人一組がよいのですが、最近は初心者も多いので、色々と指導を受けながら稽古ができる掛稽古もいいのかもしれません。
四月の出席予定についてアップします。
|
4/2 |
4/6 |
4/9 |
4/13 |
4/16 |
4/20 |
4/23 |
4/27 |
4/30 |
館長 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
Nori |
○ |
○ |
○ |
○ |
△ |
○ |
○ |
○ |
○ |
代理補佐 |
〇 |
× |
〇 |
〇 |
× |
〇 |
〇 |
× |
〇 |
第三の男 |
× |
× |
〇 |
× |
〇 |
△ |
〇 |
△ |
〇 |
しずか |
× |
〇 |
△ |
〇 |
〇 |
〇 |
△ |
〇 |
△ |
RAH |
〇 |
〇 |
△ |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
Mighty |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
AFW |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
日拳T |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
春の昇級審査について
審査日 4月30日
スケジュールは以下の通りです。
進行の都合上、当日審査を受けられない人は早めに平岩まで連絡下さい。
4月30日
午前 9時~12時 自由稽古
午後 1時30分~ 昇級審査
審査は7、6・・・1の順に始めて
昇級審査終了後に昇段審査を行います。
一度に1~2組同時に審査を行います。
いつも通り、見学・撮影は自由です。
保護者、祖父母、友達、も歓迎します。
あと、まだ相手が決まっていない人等がいましたらご連絡下さい。
水曜日の稽古をお願いするようになって、稽古にバリエーションができたことが嬉しいです。
もちろん初心者の方についてはきちんと基本を覚えてもらわないといけないのですが、その点については有段者の皆さんがしっかりとやってくれるので問題ないと思います。
なので、水曜日の稽古については、みなさんもっとわがままにやっていただいて構いません。
私のスタイルを気にされるかもしれませんが、私のスタイルは私のスタイル。
これが唯一の答えでは絶対にありませんし、私のやり方が全員に向いているとも思いません。
ですから、そんな気は使わずに
・今自分が凝っていること
・自分が悩んでいること
・これをやらなければ、と思うこと
などなど、気になることをどんなことでもやってください。
大体稽古担当は8回に1回くらい。多くても月1回です。
むしろそれくらいは自分のやりたい稽古が組み立てれた方が面白いのではないでしょうか。
合気道に非常に関係ない話題です。
金大の合宿に今回全日参加するという英断を下した結果、先週は
本来の仕事+一週間さぼった仕事+年度末の仕事+突然降ってわいた仕事
の返杯を受ける羽目になりました。
さらにそこに合宿ボケで「仕事から逃げる」コマンドを選択したために、週の後半はパソコンの前から動けない日が続きました。
といっても普段自ら一生懸命働いている皆さんや、自らの意に反して働かされているMightyさんに比べたら多分たいしたことはありません。
で、ようやくそこら辺から抜け出してブログを書いています。
先週の土曜日からゆえあって1週間の禁酒をしております。
意志薄弱な私としては、こういうことをひっそりと人知れずやるのはなかなか難しいので、「禁酒宣言」を道場の仲間に行った上で(ただし明らかに悪意のかたまりであるしずかちゃんには内緒にしました)禁酒を開始しました。
普段の私の人を思いやる気持ちが皆さんの心に深く響いているのか、ヒビが入っているのか、たくさんの励ましのお便りをいただきました。
以下それをいくつか紹介すると
・飲み会のたびに「今飲み会」とホウレンソウをくれるMightyさん
・何度も「無理はしない方がいいですよ」と思いやりをくれる蒼氷さん
・TRAD行きたいを連呼する副館長代理補佐さん
・禁酒中に私の禁酒を励ます飲み会を企画してくれると言ってくれた第三の男さん
・「我々も付き合います!」と言ってくれたRAHさんと副館長代理補佐さん
・「なんでそんな面白い話私に教えないんだ」と言ったしずかちゃん
・ジョッキ片手に目いっぱいの応援PHOTOを送ってくれたAFWさん
・2月に行った学会のお土産のウイスキーをこのタイミングで持ってきてくれた日拳T君
神様、これからは心を入れ替えます・・・・
皆さんの予想した平均賭率(私の成功率)は10%程度でしたが、もうすでに4日目の折り返しを迎えております。
もともとそんなにお酒が好きでない私にとって、禁酒はなんともないことはすでに証明されたと言っても過言ではありません。
いや、帰納的に考えてほぼ禁酒達成と言えるでしょう。
なぜならすでにほぼ4日。時間にして96時間、分にして5760分、秒にして34万5600秒。
もはや天文学的な時間が経過しています。
あと、3日。
もしかすると、幻聴や幻覚かもしれませんが、
悪魔は心の中よりも私の周りにいるような気がします。
悪魔よされ!
明日も稽古に全身全霊を傾けよう。
先生稽古の感想を子ども代表してcitrusが書いてくれました。
さすが、アラ中。とっても立派です。
——————————-
日頃なかなかご指導頂けることのない田中先生に、直接技をかけて頂くことや、
沢山の金大有段者の方々にも教えて頂くことができ、参加してとても良かったです。
胸取りの二教で、相手を落としこむ時にそのまま下に落とすより、
少し相手の体の方へ押し込みながら下へ落とすようにした方がかけやすいと教えて頂き、なるほどと思いました。
稽古中少し気になったのが、低学年の子ども達全般的に相手を見つけるのが遅いことです。
普段の稽古でもそうですが…
自分より上手な人につくのが上達の近道だと思います。
今回のように有段者が沢山いて、大人についても構わないと言われている時なら、
積極的に有段者に相手をしてもらいましょう。
こんなチャンスはなかなか無いので、子供同士でかたまってはもったいないと思います。
夏の合宿にもきっと有段者の方が沢山いらっしゃると思います。
今回できなかった子達も次は頑張りましょう!!
by citrus
最近T君がはまっている稽古。
相手との繋がりが途切れないように相手を誘導して投げるとというものですが、少しまとめてみようかなと思います。
多分訳が分からない文になると思いますが、T君以外のどなたかコメントをいただければ幸いです。
Noriさんの名前も出てくるのでよろしくお願いいたします。m(__)m
最初の接触の瞬間に一番気をつけたいと思っていることは、受けの力の方向と自分の力の方向のベクトルです。
人間の身体は身体の中心軸に末端部である腕が接続している構造をしているので、受けが力をかけてきた場合(垂直方向については別として)水平方向についてはモーメントとして考えることができると思います。
合気道における動きの基本は円運動なので、最初の瞬間に相手の力が回転方向に変換されない力のぶつかり方、すなわち自分の末端と中心軸を結ぶ線分=腕の方向にベクトルが衝突すると、唯一の例外として受けの力は回転方向に変換されず直接自分の中心に向かってくることになります。
とはいえ、これは全円周角において360分の1の確率程度でした起こらないことなので(ただし程度の問題で実際には上記の方向でぶつかる場合+ー15度くらいは動かなくなってしまう気がする)、実際にはまずありえないのですが、意外とこの方向に力がぶつかってしまう人は多いと感じます。
特に体幹の中心から外部に向かって力を意識していくNoriさんのようなタイプは、自分の力が一番出しやすい方向を模索した結果、例外的方向に力が衝突することは多いのではないかと思います。
さて、この線を外した場合受けの加えた力は直線から回転方向に変換されるわけですが、その力をどのように処理するかが次の課題です。
ここで一番イメージしやすいのは偶力を考えることだと思います。とはいえ、偶力自体は本来中心点に対して反対方向に加えられた2力の問題なので、現時点で受けのみが力をかけている場面とは厳密に言えば状況が異なります。合気道の場合、受けがかけた力をF1とすると(未だ加えられていない=自分がかけていない)偶力になる力F2をイメージします。
このF2の力を感覚的に探り取って偶力となる方向に力をかければ、受けは自ら望む方向に力をかけ続けながらその力が相手に伝わらない状態に陥ります。これを自分の視点で見れば相手とぶつかる力を使わずに相手の力をいなすことができるわけです。
と、ここまで簡単に考えてみましたが、実は偶力を用いようとした場合最も困難な問題が「中心点の設定」だと思います。自分の手首を相手が握ってモーメントの力F1が働いている場合、中心点として最も明快な点は自らの中心軸です。ただし自らの中心軸を中心点とした場合偶力になる力F2は反対の手や腕の位置から加えることになります。それでいいじゃないかと思う人もいるかもしれませんが、今掴まれている手と異なり何もされていない手は力をかける対象物がないのですから端的に「押す」という動作はできません。となると使える力は遠心力ということになるわけですが、遠心力で受けの押してくる力と釣り合いをとろうと思うとよほど速い回転速度で大きな遠心力を得るか、F2の位置を中心軸から遠くするようにしなければなりません。そうなると必然的に回転の半径は大きくならざるを得ないと思います。
時々T君がとても大きな転換や回転運動で技をかけているのはこの現象ではないかと考えています。
つまり、身体の中心軸を中心点とする円運動による制御はかなり困難だと思われます。
では他にはどんな方法があるかと言えば、相手の掴んでいる点と自分の身体の中心軸の間に中心点をつくることです。これは非常にコンパクトに身体を使うことができるのと同時に相手を小さな動きで誘導することができて私は好きです。
ただし、こちらはこちらで非常に難しい点があります。先ほどの身体の中心軸を中心点とする考え方は、稽古を続けている人なら誰でも無意識におこなうことができる動きです。しかし、自分の身体の中心軸以外に、さらには自分の身体の体幹の外側に中心点を設定してその中心点に対して偶力F2を働かせることはかなり意識が重要になります。身体の外に点を設定する意識は、いつも稽古の時に意識する空間上に手や身体の一部を固定する意識と同じだと思います。そこに意識上の中心点が存在することを意識しながら反対側に力をかけるようにするのです。
次に力のかけかたですが、私自身は(未熟さもあるので)やはり力といって一番有益なのは体幹全体を使って腹から押し出す力だと思っています。この力は身体の末端である手の力に比べてはるかに大きいので、F1<F2 しかも圧倒的という関係が成り立ちます。そのため、仮想の中心点と二つの力の距離関係については中心点からF2の距離の方がかなり短くても大丈夫だということになります。
私自身は十分に体幹の力をのせられると感じる場合は、今述べた距離の比がかなり偏った点を中心点として設定します。具体的には握られた手首のすぐ横当たりをイメージして動くようにしています。
実際には手首を掴まれて押し込まれた際に、掴まれた手首のすぐ横を中心点=不動点として意識し、偶力の関係になるように相手の負荷に相当する力で転換を行い相手の力を流します。そして力が流し終えた終点(ここでいう終点は自分が出したF2の仕事量と受けのF1の仕事量の和が等しくなった地点)で自分自身の力を相手の力の作用線(F1の方向)に負荷として加える感覚でおこなっています。いかがでししょうか。
とはいえ、こんな風に理屈で考えることを身体で体得しないといけないのが一番難しいんですけどね(笑)。
とりあえず理屈を理屈っぽく考えてみるってことで。
あ、すごく長くなっちゃった。
今日から金沢大学合気道部の春合宿です。
今年も早速初日にお邪魔しました。
普段道場では、どうしても私のカラーになりがちで、受けもある程度受けてしまう(悪く言えば馴れ合いになっている)ところがあります。
しかたがないんですが。
そういう意味ではうちには日拳Tや極真ソルジャーといった強者がいてありがたい(と思っているのはわたしだけかも)のですが。
ということで、思い通りにならない学生の皆さんと稽古することは自分のためになるので非常にありがたい機会なのです。
最近は初回の稽古は私の稽古となります。
今回は稽古前稽古で皆さんがやっていた技を中心に稽古しようと考え稽古前に準備運動しながらよーく観察。
(ちなみに金大の合宿では午前の稽古前稽古+本稽古+稽古後稽古+午後の稽古前稽古+本稽古+稽古後稽古+夜の自主稽古と早口言葉のようにたくさん稽古があります)
・正面打ち一教
・片手取側面入身
・横面打ち四方投
・横面打ち肘極め投
・片手取り肘極め投
をやりました。
その後、少しいつも稽古後稽古にT君とかとやる接触の瞬間に注意し、接点を維持しながら相手をコントロールする稽古をしました。
学生の皆さん全体にやってみたのですが、ほぼ全員に思った通りかけることができてちょっと嬉しかったです。
その流れを汲んで最後は剣術。
一年生には少し難しかったかもしれませんが、続飯付の稽古をしました。
あっという間の二時間でしたがとても楽しかったです。
稽古後には体を動かしたりない人たちとバンバン稽古して、それもとても楽しかったです!
今日の午後は個人稽古。
春の昇級審査に向けて体術と剣とを稽古するために10名ほど参加していました。
私は仕事場の片づけを終えてから少し遅れて稽古に参加。
茶帯の子どもたちは剣の稽古をしていました。
普段は道場に人がたくさんいるので剣の稽古ができません。
こういうときにしかできないので、一人ずつ組太刀の相手をします。
剣を扱うのに手先や力で振るようになってほしくないので、一本一本確認しながらやります。
今日は基本太刀をやりましたが、最初から最後まで2~3本ずつ通して受け仕手を交互に行うと結構時間がかかります。
今日稽古していた茶帯は3名だったのですが、3名の剣を受けると4~50分かかります。
結構疲れますが、いい稽古になります。
でもそれだけだと欲求不満なので、体術を行っていた大人に混じって体術も稽古。
こちらはNoriさんの一教にいかに耐えるか、もといどのように相手を崩すかを色々と試していました。
途中で一生懸命頑張っていたAFWさんはねじ伏せられていました。
可哀相に。
茶帯の中学生とプレ中学生が集まって稽古しているとみんな真剣でいいですね。
自分たちで稽古している最中もお互いに話をしながらしっかり稽古していました。
また個人稽古の時に剣をやりましょう!
名古屋市緑区、天白区、東郷町、東京都文京区、神奈川県伊勢原市の合気道道場