3月22日(日) 皇道館 栗林孝典師範講習会

去る3月22日(日)、皇道館さん主催の栗林孝典先生の講習会に参加してきました。
場所は岡崎中央総合公園、広大な敷地に色々なスポーツ施設が集まっているところです。当日、野球場では社会人野球の大会が行われており、駐車場は結構混雑していました。
講習会は第二錬成場で行われ、参加者は100名程度だったのではないかと思います。(以前別の道場にいたときにお世話になった方にもお会いできました。)
準備体操の後、まずは片手取りからの5種類の転換。持たれた手の捌きを意識しながらになります。

1.持たれた手の位置はそのままで自分が転換
2.自分と相手のつくる直線と直角方向にそらす転換
3.持ってきた手を自分の後ろ方向に送り出す
4.相手の側に送り出す
5.持たれた手の位置を変えずに腰と一緒に捻る

続いて、交差取りからの5種類の転換。最初気づかなかったのですが、片手取りからの転換とセットにして説明していただき、相手の動きが片手取りと同じになるということが分かりました(驚)
ここから、横面打ちが続きます。まずは入り身2通りから。

1. 横面打ちを捌いた状態から更に同じ方向に転換して相手を巻き込む方式
2. 横面打ちを捌いた後、相手の後ろに入りなおして反対側に転換する方式

いずれもその前に行った転換を利用して捌きや入り身を行うということで、つながりがよく分かりました。この技の時に栗林先生に1の方で投げていただきましたが、クルッ・ギュルンという感じです(擬音ばかりですみません)。
続いて、名前のついた「技」ではないようですが、横面打ちから捌いた手をそのまま押さえる練習を行いました。捌いた手を自分の中心に持ってくることで、力を入れ過ぎなくても相手を制することができる上に、自分の腰の動きと連動させることもでき、後の技への入りが容易になります。これに続いて、横面打ち小手返し(2通り:先ほどの入り身と同じパターン)を行いました。
小憩に続いて、座技5教。5教は相手が短刀を持っている前提なので(つい忘れがちなのですが)、横面打ちを制して捌く際にそのイメージを忘れないようにすることが大切です。
続いて天地投げ。上の手、下の手いずれも最初に行った5種類の転換の捌きを意識しながらです。次は四方投げ。表・裏ともに入った際に1歩が大きすぎて自分自身がバランスを崩すことがあり、逆に投げられること数回。要注意です。。。
次は諸手取り呼吸投げ。4~5人でかかり稽古でした。持たれた時にどう力がかかっているかは相手によってもタイミングなどによっても異なるので、その力の入り具合に応じた捌きを持たれた瞬間のコンマ数秒のうちに感じて判断することが必要です。このセンサーはすぐに身に付くものではないので、日ごろの稽古から意識し続けることが大切だと思います。
最後は座技呼吸法。これも力のかかり具合を感じることと、自分の手や腕だけで押し込まないことが大切です。

この日の講習会を振り返ってみると、最初の5種類の転換と捌きから技へのつながりがよく分かり、これからの稽古でも更に意識していこうと思いました。どうもありがとうございました。

「3月22日(日) 皇道館 栗林孝典師範講習会」への1件のフィードバック

  1. 「片手持ち」と「交差持ち」からの転換が同じになる(=_=)
    う~~~ん!!
    イメージ力と読解力が少ないため悶々としています。
    また教えて下さい。

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