今日の稽古は大人が「面目ない」日でした。
まず、稽古は必ずしも一方的に教えるものではないと思います。
もちろん、そういう稽古もあるのですが、norikoさんがやる場合はそうでなくてよいと思います。
norikoさんは「指導する」という立場で稽古をする必要はありません。
「今自分が悩んでいること」「自分が今目標としていること」
を目指す技や稽古を行い、みんなに自分の目標や悩んでいることを説明し、その上でこうやりたいといえばいいと思います。
自分がやりたい稽古について秀でている人がいれば、いろいろなアドバイスも出てくるでしょうし、明確な目的意志で行われている稽古は、理解しやすいので参加している人は「この稽古は自分にとってこんな風に役立ちそうだ」と受け止めやすいでしょう。
そうすれば、その人のスタイルと違ってもきっと役立つ稽古になるはずです(もちろん毎回全く自分のスタイルと異なる稽古ではつらいでしょうが)。
合気道の稽古は自分の身体や年齢・性別その他もろもろの要素にあった形でやるべきで、先生のコピーをつくることが目的ではないと思っています。
だから、気楽に「一緒に考えて」という気持ちで稽古をすればよいのではないでしょうか。
一方で、中学生コンビは超しっかりしていました。うーん、うかうかしていられない。
皆の前で照れている以外は、説明も私よりしっかりしているんじゃないかと思うくらい。
身体の動きも見ていて気持ち良いし、堂々としていました。
技そのものも自分が究めたい技をしっかりと主張し、自分が注意しているところをきちんと説明もできていました。
誰でもいつでも稽古を先導することができる、そんな風にはやくなりたいですね。