八十八夜

昨日の稽古では子どもにちまきと柏餅をプレゼントしました。
たくさん食べて大きくなってください。
大人はたくさん食べると横に大きくなってしまうので。

さて、五月二日は八十八夜。最近の子どもはあんまりしらないと思いますが、有名な唱歌で「夏も近づくはーちじゅうはーちやー」という「茶摘み」の歌があります。
八十八夜というとお七夜とかと同じで88番目の夜、ということになります。中学生の時は元旦から数えて88番目は三月なのになぜ五月に八十八夜なんだ、と思っていました。それは単に陰暦を知らなかっただけで、八十八夜は旧暦の元旦すなわち現在の立春から数えて八十八日目のことを言います。
この時期までは気候の変更が多く、霜が降りることも多かったため、農作物を作る作業に注意する必要があったことから、まず暖かくなって大丈夫な日を八十八夜という節目の日として定めたのです。
簡単に言えば、この日になればもう夜になっても霜を心配する必要がないくらい暖かくなったよ、というわけですね。

八十八夜は季節を表す節目の日ですが、中国から伝わってきた二十四節季と違って、日本のオリジナルの日で土用などとともに「雑節」とも言われるそうです(調べました)。

夜もそこまで冷えないから子どもがおなかを出して寝ても大丈夫な季節、と考えられるかもしれません。
もう夜も冷えないから身体の堅い大人も安心して稽古できるぞ、という節目かもしれません。
八十八夜が過ぎると新茶の季節で間もなく立夏です。
夏は稽古に最適な季節。頑張ってたくさん稽古しましょう。

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