先日先生とお会いして、色々とお話をうかがいました。
私だけではもったいないと思うお話だったのと、やはり先生のお言葉はためになったので思ったところを書いてみようかな、と思った次第です。
先生が私と武におっしゃられた言葉で一番心に響いたのは、先輩後輩が仲良くやることが何よりありがたいことだ、ということでした。
先生から特に昨年一年を通して身を持って教えていただいたと思うことは、感謝する気持ち、相手を思いやる気持ち、そして時に我慢をし苦いものも呑みこむ忍耐、ともに喜ぶ楽しみだと思います。
これは先生だけでなくいつも一緒に稽古している仲間、もちろん大人も子どもの含めて、遠く離れていても志を同じくする仲間、そして現在所属する場所が違っても支えてくれる仲間、そんなたくさんの仲間に支えられ、その思いやりをありがたく感じることができました。
先生が私に下さった思いやりと教えて下さった教訓を忘れないこと、一つ一つ実践していくことが私たちにとって大切な修行のひとつであると思っています。
私がいつまでもくだらないことや、過ぎ去ったことにこだわっっていたら周囲の人はそれに振り回されます。私が周囲への感謝や仲間を信じられなくなったら、間違いなく私の周囲にいる人たちは悲しい思いをするに違いないと思います。そして、周囲の人が悲しい思いをすることは結果として私自身を不幸にすると思います。
まだまだ名古屋至誠館は若い道場なので、これからもいろいろと大変なことや困ったことを経験すると思います。
それ以上に私は未熟なので、先生に教えていただいたことができるようになるには時間がかかると思います。
ただ、しっかりと自分たちが何をするべきかを見据えて、武道を稽古するものとして何をなすべきか、何を恥ずべきかを常に心におきながら、多くの心許せる仲間と厳しくも楽しく稽古し続けることができるように、強い意志と広い心を持てるように少しずつなっていきたいと思っています。そして、今の仲間と今はまだ見ぬ未来の仲間、また再び共に歩むであろう仲間、を大切にできればと思います。
道場設立から今回の昇段まで一連の大きな流れを経て、ようやく道場として一段落ついた気がしています。
この機会にここまでの自分と道場の足跡を振り返りつつ、先生からいただいた多くのもの、学ばせて頂いたたくさんのこと、仲間積み上げてきた礎を考え直して、これからの名古屋至誠館と自分の目指す方向を考えてみました。
といっても、基本的なスタイルが変わるわけではありません。
これまで通り、
・誰でも気軽に参加できる道場
・いつでも仲間を迎え入れる道場
・より広く開かれた道場
・関係者がみんな楽しめる道場
としての、「みんなの道場」を目指しましょう。
今後ともよろしくお願いします。
最後に。
先生、未熟ながら精進を続ける所存ですので、今後とも御指導御厚情のほど宜しく御願い申し上げます。 名古屋至誠館一同