稽古時の注意点について2

初心者と稽古する際の具体的な注意点です。

1.挨拶をとにかくしっかりする。
道場に入る時の礼、最初と最後の礼、教えてもらった時の礼、ともかく礼はしっかりすることです。武道を稽古するに当たって気持ちを引き締めることは上達するためにも、怪我をしないためにももっとも大切なことです。だらだらとした稽古をしないこと、そういう見本を見せないこと、何よりも心がけてください。

2.構えと残心
最初の構えがダラダラしている子どもがたくさんいます。武道の多くは最終的には構えを崩すあるいは構えないで戦えるようになることを目標にしますが、最初からそんなことはできません。
よい形を少しでも早く身につけるように考え出されてきたのが「型」です。その一番基本は最初の構えと残心です。合気道の基本の構えである「半身」がしっかりしていない人は本当に上達しません。何よりも最初の構えを注意するようにしてください。

3.間合い
これも非常に雑な人がいます。名古屋至誠館はせっかく打撃のスペシャリストが多いのですから、もっと間合いにシビアになってほしいと思います。間合いについては実は最初はいい加減でもなんとかなってしまいます。しかし、間合いがいい加減になると後々その癖を直すのは非常に困難になります。できれば最初から間合いを意識した方が技も早く上達します。

4.足の位置
合気道でもっとも重要なのは足と下半身だと私は考えます。構えの足の位置、技に入る時の足の位置、右左の足の動かし方、足の位置はきれいに技ができるようになるために何よりも重要な要素です。間違った足の位置ではいくら技を稽古しても上達しないと思います。上級者は初心者がいつも自分の足の位置を見ていると思って、まずは自分の足の位置から意識するようにしてください。足の位置については、ある程度経験している人でもいい加減な場合が多いです。

他にもまだまだ列挙できますが、一度に多くをやりすぎると混乱すると思います。
また、必要に応じて伝えますが、まずは何より上の点に気をつけて初心者と稽古するようにしてください。
上記の他にも大切だと思われるものがあれば、是非アップしてください。

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