四股と円かきについて

四股とはもちろんただの足腰の鍛錬法というものにとどまらないと思います。しかし、四股を単なる足腰の鍛錬法でないものに昇華する為には様々な注意事項があります。誤りもあるとは思いますが私が留意している点を述べますと

①上半身はできる限り脱力する。
②地面を足で踏む際になるべく膝・太もも・ふくらはぎ・足首などに力を入れないようにする。(膝を痛めることにつながります。)
③足を上げる際に膝が内向きにねじれこまないようにする。
④腰の筋肉が張らない様気をつける。(腰を痛めることにつながります。)
⑤一回一回腹式呼吸を実施することを気をつける。
⑥足の内側の付け根の筋肉を使うことを意識する。(足の外側、つまりは直立している際の前面の筋肉はなるべく使わない。)
⑦勢いでやらない。(ゆっくりやってもバランスが維持できるよう常に体のバランスを意識する。)

次に円かきについて述べます。円かきとは基本的には股関節の柔軟と背中の柔軟、そして臍下丹田への集中という三つのことを同時に実施しようとしている動作だと思います。ただしこの円かきは無理して行うと非常に膝を痛めやすいと思いますので各人無理ない程度に行うほうがよいかと思います。(大きく膝を痛めたことがある身として)
あくまでも四股の予備(足腰がつけば・臍下丹田への集中力が増せば・股関節が柔軟になれば円かき自体を実施しなくても円かきへの耐久性はまします。)ならびに四股によって身体作りが適正になされているかの確認みたいな形程度で用いられるほうが安全だと思います。くれぐれも無理はしないことが大事です。

「四股と円かきについて」への2件のフィードバック

  1. やっぱり四股は難しいです。
    スキンさんが言われたことを注意しながらやるとバラバラになってしまいますし、特にゆっくりすることが難しいです。

    現在、筋肉痛・・・頑張ります。m(_ _)m

  2. はい。私も難しいと思いますし、まだまだ自分の四股も完成にはほど遠いと思っています。私が申したことを注意しながらやると今までの数倍の負荷になると思います。ですのではじめは回数を1/3ぐらいに減らしてでもいいので一回一回丁寧になさるのが良いと思います。特にバランスを鍛えるという意味では時々沢山するのではなく気づいたときにふと意識して数回踏むということも良いかもしれません。できる限り避けていただきたいのは疲れている状態でがんばってしまって、ついつい回数をすることに目がいってしまい形がおろそかになってしまうことです。形がおろそかですと正しい場合に比べて、足腰の鍛錬以外の面で得られる効果が非常に小さくなってしまいます。くれぐれも無理なく続けてください。

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