今日の掃除メニューは倉庫の整理と、窓掃除。
夫婦と、手伝いをしない娘の変わりのルンバの3人? でどうにか年を越せそうな先行きとなりました。
といっても、まだまだ明日も大掃除で大変です。明日は手伝えよ、娘!
さて、名古屋至誠館では「柔らかい合気道」を目指している人が多いですが、下半身の強さは一定以上ある方がよいです。
といっても、筋力での強さは年齢とともに低下していきますし、また維持も大変です。
特に膝や腰に不安を抱える人にとっては、筋力トレーニングはもろ刃の剣となりかねません。
それに替わる「腰の重さ」が「重心を下げること」だと思います。
重心を下げる際に注意すべき点は
・重心は下げるが、足の自由は失わない
ということでしょう。
四股や呼吸法で重心を下げる鍛錬を続けると重心は下がるのですが、気をつけないと足が動かなくなってしまいます。
重心を下げて安定するには、物理的に腰を落として足裏から膝までを踏ん張るのが感覚的にも理解しやすいため、なれないうちはそうしがちです。
しかし足が動かない状態で重心を下げると、相手を崩してもその場所から動けないため、技をかける瞬間には力に頼ったりバランスを崩したりすることになります。
そこで、重心は下げつつも下半身は自由に動くようにすることを常に意識して稽古すべきということになります。
具体的には、丹田に意識を集中して体幹全体を塊だとイメージして丹田を起点に下に重心を落とします。
その際、自分の力で重心を下に落とすイメージよりは、丹田が地球に引っ張られるイメージで下に下がった方が意識を足に集中しやすいと思います。
つまり、体幹は勝手に下に引っ張られて安定するが、自分の意識は足まで地面に吸い付かないように、足を自由にする。
言いかえれば、重心の位置を低い地点で維持したまま膝から下が動かせるようにすることです。
重力にしたがって重心を下げることは筋力に頼らないため、筋力のない人でも可能です。
また足を自由にすることで、重心が下がる際にべた足となって膝や足に過剰な負荷が掛らないようにでき、無理のない強い下半身を作ることができるのではないでしょうか。