脱力について

振られたので早速投稿してみます。が、もちろん正しいことを述べれているわけではなくただ単に私自身の考えということなので適当に読み流してください。

脱力とはもちろん皆さんがご存知のとおりただ単に全身の力を抜くということではありません。わかりにくいかもしれませんが、直立姿勢における状況に対して少しでもわかりやすく述べるとすると直立した姿勢を保ちつつ意識できるすべての筋肉をできる限り弛緩させると言えばいいでしょうか。

どういうことかといいますと、たとえば直立姿勢において首・肩・腰・胸・鳩尾・肘・手首・足首・膝・太もも・ふくらはぎなどの箇所を意識すればもう少し弛緩できるとするならば、その弛緩できた分は無駄な力だといえます。難しい表現でよく言われるのは骨格で立つとも言われています。

弛緩した状態で動く練習として様々な練習方法があると思いますが私が実践しているものを述べますと

①お風呂の中で浮力を動きのきっかけとして指先や腕を動かす。

②寝転んだ状態にて腕を上げ下げしてみる。

③片方の腕はできる限り脱力し、もう一方の腕で脱力した手の小指を持っていろいろと動かしてみる。

④脱力した腕の指先を他の人にいろいろ動かしてもらって、その動きに無理なく身体がついていくようにする。

⑤剣の素振りや体術のシャドーをする際に意識できる筋肉すべてにできる限り力が入らないよう改善していく。

⑥できる限り脱力した状態になるために、一日10分ほど正座して呼吸法を行う。

などがあります。

よく体幹の筋肉を使うとか肩甲骨から腕を動かすとか、屈筋ではなく伸筋を使うとかいろいろ言われますが技の流れの中でそれらを意識することは非常に難しいと思います。そして、逆に技の流れの中であまり使うべきではない筋肉を使っているかどうかのほうがわかりやすいと思います。ですので使うべき筋肉を意識するのではなく使ってはいけない筋肉を脱力することで結果的につかうべき筋肉が使われるようになるというのが、無駄な力を抜きなさいという言葉の本当に意味するところだと私は思っています。

そして無駄な力が抜けた際に得られるものを挙げてみますと

①腕力の強い相手にも、腕力による抵抗がされにくい(受けが仕手に対して抵抗するためには受けが力を伝える場所を見つけなければなりません。しかし無駄な力が抜けていて体幹近くにしか入っていなければ、腕・肘・肩・背中などに対して受けは力を伝える場所が見つけられないと同時に体幹までは遠すぎて伝えられないため結果として抵抗できなくなります。ゆえにもしも仕手として技を実施している際に、肘に投げている感触・肩に押し倒している感触などを感じているとしたらそれはそこに無駄な力が入っていると同時にもしも受けがしてよりも強い力で押し返してきた場合にはかからない技だという事を示しています。)

 

②静止した状態からでも技の起点を受けに悟られにくい。(相手と自分を一本の棒でつないだ場合と一本のたるんだ縄でつないだ状態を想像してみてください。一本の棒でつないだ場合は相手に自分の動きを悟られやすいと思いますが、一本の縄でつないだ場合に相手が自分の動きを悟ることは難しいと思います。同様に無駄な力が入っているとその力みを起点として受けは仕手の動きを察しやすいですが、無駄な力が抜けていると極論では受けは実際に崩した力が伝わった瞬間まで仕手の動きを感じることはできなくなります。止まっているものを動かないようにすることと、動き始めたものを止めることは同じ運動量だとしても難易度に天と地の差が生まれると思います。)

③受けが強くなる。(無駄な力が抜けていると仕手のちょっとした動きを体幹近くで感じれるようになります。そのため無駄な力が入っている仕手相手だと先回りさえもできます。)

以上のことから脱力の程度の巧拙がそのまま合気道の実力のひとつに直結すると思います。一番わかりやすいのはすわりの呼吸ですが、脱力程度が上の方にガチでかけることは上記のような理屈から非常に難しいです。

 

 

 

 

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