正中線2

身体の動きの中で正中線は常に意識されていなければならないと先に述べましたが、この意識は初動から残身まで一貫して持続され続けなければならないと思っています。
正中線に対する意識が持続されている限り、しかも動作の根底に位置している間は「相手を制する」ことも「自らの身を守る」こともできると考えます。
別の面からみれば、正中線についての意識を常に持ち続けることは、「意識と身体」の主従(あるいは上下)関係において意識の優位が確保されていることが具現されている一証明であると思うのです。
しかしある時この意識が途絶えた瞬間に、「意識」は「身体の動き」の背面に下がり、筋肉を主体とする身体の動きが動作を支配することになります。
一旦動作に対する支配権が意識から身体(筋肉)に移ると、よほどの熟練者でない限り、再び切り替えることは極めて至難の業だと考えます。
少なくとも私のように未熟な者には、一旦離れてしまった意識の優位性を、同一動作中に再び取り戻すことはできません。
そのためにも、普段の稽古において正中線への意識を徹底することはとても重要だと思います。

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