子どもに合気道を習わせる目的2

子どもに合気道を習わせる目的として第2に考えられるのが精神力、忍耐力をつけさせることだと思います。
私自身子どもにこうしたものを身に着けて欲しくて、小さいころから空手を習わせました。

精神力・忍耐力も礼儀同様わざわざそのための練習をしなくても、武道においては通常の稽古の中で自然と培われていくものであると思います。
また、稽古の内容や道場での振る舞い方などについてきちんとさせれば、どうしても身についていくと思います。

しかし一方で実はもっとも難しいのが精神力と忍耐力の向上ではないかと思います。精神力や忍耐力を鍛えるにあたっては
どうしても精神的なストレスや苦痛を伴うことが多々あります。私自身稽古は楽しくやりたいタイプなので、できれば稽古中に子どもたちを叱りたくはありません。名古屋至誠館は稽古中に遊ぶ子どもはほとんどいないので、せいぜいのんびりやっている子に激を飛ばすくらいですが、やはりそれはやらなければいけないように思っています。

道場としてもリスクは大きく、先の礼儀等と併せて考えると、厳しすぎる道場はどうしてもやめる子も多くなってしまいます。そこで、できるだけこの第2の点(場合によっては第1の点も)には目をつむって楽しく稽古することを最優先に考える道場も多いのではないかと思います。ただ、うちの道場の場合保護者から見て第2の目的の占めるウエイトは決して小さくないことと、子ども達の雰囲気から厳しい稽古をしても楽しく稽古してくれていること、から少し負荷の大きい稽古や子どもたちにとってややつらい稽古もこなせる環境が整っています。例えば、今では誰も大変だと思わなくなりましたし、また新しく入ってくる子ども達もそれが普通だと思っていますが、「四股20回、円描き10回、体の転換200回」は普通ではないと思います。

でも、不思議につらくてやめる子も泣き出す子もいないんですよね。子どもたちの健やかさと明るさ、雰囲気に感謝感謝です。

「子どもに合気道を習わせる目的2」への1件のフィードバック

  1. 子ども達の手前、引き攣りながら頑張っていますが^^
    四股と円描きでは股関節が悲鳴を上げてます。

    精神力、忍耐力の「骨」も骨粗鬆症が進み、
    疲労骨折も加わってポキポキ折れてます。

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