立つことについて

たらいの話にリピート要求があったとのことなので、確かこんなタイトルで書いたと思いますので再度upします。とはいっても前回のも今回のも思いつくままに書いているので内容は少し異なっているかもしれません。

日常における立つという動作はほとんど無意識に行っていると思います。しかし武道における立つという動作は非常に難しいものだと私は考えています。

どういった点が難しいかというとざっくり言えば全身に無駄な力みが無い状態を作ることと言えますし細かく言えば肩・腕・首・背中・腰・太もも・ふくらはぎ・足首などすべての箇所で最低限の筋力しか用いずに、立っている状態とできるように各部位の骨をあるべき位置に持っていくと言えます。

こんなことは人間誰でも無意識に行えているんじゃないかと思いたいところですが、少しばかりバランスが悪くても二本足で立っている人間は転びません。また人は常に目から入る情報によってバランスを微調整しているのでなかなか自分のバランスが悪いことには気づけません。

複雑な動きをした際や他の人と関わった際にようやく自分のバランスの悪さに気づくことができます。例えば体転換ですね。体転換をした際に自分のバランスの支点が一点に集中していればしているほどブレはなくなりますが、集中していなければブレが大きくなります。やじろべえの支点が強ければ強いほどやじろべえのバランスは強固なものになりますが支点以外の部分に邪魔なものがあればあるほどちょっとした動きでバランスは崩れるのと似たようなものです。

ではより良い立ち方をするにはどうしたら良いのかというところで先日のコメントにもありました水のなみなみ入ったタライを持つという話が出てきます。イメージができるならイメージでよいですし、できない場合は一度実際に行ってみるといいかも知れません。大人の男性なら10~15Lぐらいの水が入ったタライを鳩尾の高さぐらいに両手で抱える。その際に胸からタライは少し距離を置くこと・腕は伸ばしきらないこと・背筋はまっすぐであること に注意します。そしてタライを持った状態にて水をこぼさないように慎重に動いてみましょう。このような動作をすれば少なくとも下半身に関しては一歩理想に近づけるかと思います。

続けて、ここからさらに前進してみましょう。前進する際にどのように前進するのが一番水への影響を少なく動けるでしょうか?実際にいろいろ試してみて正解を見つけてみてください。

私は正しく立つということは非常に重要だと考えています。というのも例えば腰が固いとか右ひざが固いという状態を放置したままで練習を続けていると、確実に固い部分に過負荷がかかるため故障につながるからです。

柔術の鍛錬は人と向き合う鍛錬も大事ですが、自分の身体と向き合うという鍛錬の方がより大事だと思います。怪我をしない体をつくれるのは最終的には自分の意識の在り様のみなのでその点を常に念頭に置くのが良いと思っています。

 

「立つことについて」への4件のフィードバック

  1. タライの話をリピートしたのは私です。。。^^
    お手数をおかけいたしました。有難うございました。

    我が家ではカメ(クサガメ)を飼っていて、2~3日に1度の割合で水替えをします。
    その際、居間からバスルームまで20L程度?(衣装ケース半分)を抱えて移動します。
    部屋のドアの横幅が衣装ケースよりも小さいため、身体を縦にしたり横にしたり、、、
    もちろん、抱えている衣装ケースを体に密着させると水面が暴れてこぼれてしまうため、
    胸から10cm程度離して水面を揺らさない様気をつけながらの移動です。。。
    (ある意味、衣装ケースをもって転換しながら動いている感じです。)

    多分、この動きがスキンさんの言われているものと類似しているかと、、、
    しかし、水量が多いせいか?!額に血管を浮かせて移動しているため、
    いろいろ試す余裕がありません。
    ただ一つだけ言えることは、身体の上下運動を少なくし、すり足で平行移動する。
    重心はどこなんでしょうかね~
    水槽の下あたりに重さが大きくかかるので、前足あたりでしょうか???

    今度、水量を少なくしてやってみます。^^

  2. カメへのご心配有難うございます。
    大丈夫です。後からバケツでちゃんと追加しておきますから^^

  3. リアクションHさん>
    おっしゃるとおり動きは類似しています。また要は波面のざわめきを感じれれば良いので亀に優しい程度で水を調節してください。

    人によって考え方はいろいろあると思いますが私は重心の要は丹田にあり、その重さが地面に伝わる接点という意味では重心は丹田の真下であると思います。なので移動のある瞬間においては前足に一番のっているように見えることがあるかもしれませんが足というくくりで言うとどこということは無いと思います。ただ私が歩く際には、股関節の内部をより柔軟に使うことや自分の重心をより集中させる鍛錬もかねて足裏では足底の一番内側(親指から踵を結ぶ一本線)のみに重みがかかるようにしております。

    摺り足は足の筋肉で地面を摺るように歩くのではなく、足の筋肉の力みをできる限りなくした状態にて股関節の付け根から足を動かすことにより結果として地面を足が摺る状態となっていると私は考えています。言い換えると足を股関節の付け根や尻の奥にある筋肉で運ぶようにして動かすことで結果として歩いているといった風でしょうか。これを心がけることで足首や膝を柔らかく使えるようになってきたと私は思っています。蛇足かも知れませんが掲示板を見ている方のどなたかに響くかもしれないので記載しました。

    水量を減らすと同時に、私がやる場合注意することを列記しますと
    ・深い呼吸を行うことを意識する。
    ・全身で持つ。(抱えやすいけど重たい箪笥、そういったものを抱えるときに腕や肩に力を入れませんよね。それを発展させてできる限り肩や腕の力を使わなくてすむ位置を探してみてください。)
    ・四股を踏んでみる(足はほとんど上げなくてかまいません。)
    ・良い位置に抱えた後に目を閉じて数分腹式呼吸に集中してみる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください