下天のうちをくらぶれば01

合宿も終わり夏のメインイベントは終了。
ということで、まだ決まっていない夏の息抜きを求めてネットサーフィン。

鵜飼なんかもいいかな、と色々検索していたら「岐阜城」のページに。
城マニアとしては、如何ともしがたい性(さが)で当初の目的を忘れてネット漂流者に。

岐阜城は元の名を稲葉山城といい、金華山という山のてっぺんに立っています。
もともとは斎藤一族の居城だったものを織田信長が奪って岐阜城と改名したのですが、織田信長の話はまた別の機会にすることにして、この城はとっても面白いのです。

まずこのお城は戦国時代の居城で、敵から攻めにくいように山のてっぺんに建てられています。
金華山は標高300mくらいなので、山としては登山家には全く魅力のない低い山なのですが、この上に城を建てるのですから天守閣の高さは東京タワー並みということになります。
それがどうした、という人もいるかもしれませんが、東京タワーに階段で上ったことがある人ならわかるはずです。
大変なんだって!
この城を攻め落とそうとしたら、ビルでいえば50階分の階段を登って攻め込まなければならないわけです。城に攻め込む頃には体力は激減。
結局織田軍に攻め落とされてはいますが、大変だったんだろうな、と思います。

この城について私のおススメは「登山競争」
攻め込むのが大変なように作られたこの城には主な登り道として「ロープウェイ」「百曲り」「七曲り」「馬の背」の4ルートがあり、後になるほど登るのが大変になります。
私はこれまで10回以上登っていますが、その中で一番はやっぱり「馬の背」。
百曲りと七曲りは道になっていますが、馬の背は道とは言えない道です。しかも途中に「お年寄りと子供には無理!」という立て看板まで立っている配慮付。
いきなり、両手両足を使わないと登れない山道があり、「これこれ、ここから織田軍は攻めたに違いない」と歴史ファンにはたまらない経験です。

自分一人でタイムアタックも楽しいですが、やはり楽しいのは友人と別ルートで登山競争。
ちなみにどうやっても、ロープウェイには勝てないのですが、他のルート間ではいい勝負になります。

普通城といえば「中や外観を見るもの」ですが、この城は「登る」ことが楽しめるとても珍しくて楽しい城です。
天守閣まで登るとそこには濃尾平野が一望できる絶景が待っています。
こちらも是非晴れの日に行ってみて下さい。
あ、雨や雨上がりには「馬の背」は厳禁です。かつてチャレンジして悲惨な目にあいました。
みなさんも是非一度チャレンジしてみて下さい。

「下天のうちをくらぶれば01」への1件のフィードバック

  1. 鎧兜で武装して登るのは至難ですよね。
    その上で敵から投石されると多くの兵は気が引けちゃいますもんね。

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