山陰旅行記2

DSC00022松江城を堪能したあとで、もう一つのお目当ての小泉八雲記念館に。
ここで、小泉八雲をよく知らない人のために一応触れておくと、小泉八雲は本名がラフカディオ・ハーンで、日本の取材にきてそのまま日本と日本文化に引かれて生涯を日本で暮らした人です。
その著書の中で最も有名なのは「怪談」で、特に「むじな」や「ろくろ首」「雪女」などは誰でも知っているお話で、民間伝承されていたものを小泉八雲が著作化したものです。個人的にはむじなとろくろ首は大好きなお話です。

この小泉八雲、松江に最初に住んで、その後熊本、神戸、東京に移り住んだのですが、それぞれの地域に記念館や居宅跡があります。松江の旧宅跡は地理的になかなか行けなかったので是非行きたかったのですが、ようやく願いがかないました。
これで四つの土地のすべての小泉八雲記念館にいくことができました。正直、それぞれに違いがあるわけではないのですが、民間伝承の書き手であるラフカディオハーンがどんなところで、どんな生活をしながらこれらの話を書いたのか考えながらたどってみるのは興味深いです。この地は彼が暮らした一番寒い土地なので、雪女の話はここで書かれたのかも。

一日目の旅程を満足の内に終えて、宿泊地の玉造温泉に。
名前の通り、「勾玉」を売りにした温泉です。
出雲にはもう一つ誰でもしっている「大国主命」通称「大黒様」と「ヤマタノオロチ」で有名な「素戔嗚尊(スサノオノミコト)」の伝承があります。この温泉にも両者の伝承をブロンズ像にしたものがたくさんありました。
結構かわいかったので、ここにもアップしておきます。この写真が何のお話なのかは説明する必要もありませんよね。DSC00043
続く

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