先日の昇級審査会では子供達の演武が素晴らしかったことに感動しました。館長先生が子供の指導方針を「大人と同じレベルの稽古をする」とされているように、子供を子ども扱いせずに一緒に稽古し、それに頑張ってついてきた子供達の結果が表れているのだなと感じました。子供には手加減せずにしっかりと稽古しなければならないと再認識しました。
そこで、本日の稽古では子供は必ず大人の黒帯・茶帯と組んで稽古ができる体制で進めてみました。
・準備体操:いつも通り
・四股踏み:ゆっくり10回踏んでから円描をしました。しっかり腰を落としましょう。
・転換五種:二人組でやりました。転換で崩した後に技に入るイメージを持って稽古します。
・片手取りからの四方投げ
表(基本):しっかり当身を入れて相手を崩してから技に入ります
裏(二本目の転換):持たれた手をその位置で動かさないように
表(三本目の転換):力が当たらないように向きを変えながら
表(五本目の転換):転換により相手を崩します。動きとしては横面打ちからの四方投げに似ているかも
・横面打ちからの四方投げ:相手の横面打ちにあわせて入って、柔らかく受け流してください
・正面打ちからの四方投げ:相手が右手刀を打ってきた場合はこちらも右手刀で立ち向かうのですが、その場合に一教の裏のように、裏にさばいてしまうと四方投げになりませんので相手の内側に入ってしまいましょう。上段十字受けの形からも入れます。
・中段突きからの四方投げ:これも正面打ちの捌きと同じように相手の内側に入って表の四方投げにつなげます。裏もできますが、突きで伸ばした相手の腕をうまくまげてあげるところが難しいと思います。
・両手取りからの四方投げ:片手取りと同じように
・諸手取りからの四方投げ:片手取りと同じように
・何が何でも四方投げ:以上のパターンで何が来ても四方投げができるようになったので、受け手が出した技を捌いて四方投げにつなげて下さい。受け手はためらわずに攻撃しましょう。
受け手で攻撃を迷っている子供がいましたので両手を差し出すと両手取りをしてきました。素直ですね。
「受け手はどんな攻撃でもよし」と言ったらすかさず回し蹴りを飛ばしている中学生もいました。素直ですね。
というわけで今回は四方投げばかりをやりました。
追伸:「後ろ取り」と「交差取り」の四方投げをやってませんでした。