E的 技術論

E個人としては、合気道の技は、技術的な理論だけなら特段難しいモノとは思っていない。

達人と呼ばれる高齢者が可能なモノは、複雑な事ではないからである。

シンプルで少ない情報の入力と、単純化された反射に近い動作で成立するモノなのは逆説的に明確なのだ。

しかし簡単とは言え、何が難しいかと言うと、「手順」と「力加減の精密」なコントロールが難しい。

特に、「手順」はケーキを焼くのに似ていて、生クリームとイチゴのデコレーションした後に、オーブンに入れたらショートケーキが永久に出来ないのと同じくらい技が別物になってしまう。

そのくらいの違いがある。

技が出来ない人を多く見てきているが、その多くが先輩の指摘を守らず適当な技になっている。

いろんな先輩から、指摘された全てダメ出しを解決する線や点の様な窮屈な動きに技の真理がある。

精密に身体を使うことで、小さな力を大きくして、強者に対抗するのが弱者の技である。

弱者が手抜きの技で、強者に勝てる訳はないのだ。

丁寧に、精密に、正しい手順で行う。

それを追い求めなければ、上達は無いと思います。

 

「E的 技術論」への3件のフィードバック

  1. 以前にも同じ事を投稿されてましたね。

    大切な事かと。
    心します。

    勉強になります。

  2. >以前にも同じ事を投稿されてましたね。

    え~?
    本当ですか?
    いつだろう?
    更新されないなぁと思って何回も押したからでしょうか?

    1. logが見付からないんですが。。
      内容が印象に強く残ってますよ。(^○^)
      戒めになります。

蒼氷 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください