オンライン稽古の工夫3

もう一つオンライン稽古をやって思ったことがあります。それは

頭でっかちになる

ということです。

実際に手を取り合って稽古をするわけではないので、どうしても口を使って説明するようになると、理屈っぽくなります。合気道自体は理論がとても大切な武道であることは間違いないのですが、現在の私の感覚としては理論を前面に押し出してはいけないと感じます。

仮に理論と身体の感覚の比率はどれくらいだと言われれば今の私は2:8くらいがバランスがよいと思います。私自身も合気道以外では理屈で考えることが好きというか基本になっていて、合理性を優先する癖があります。

でも合気道をやっていて最近思うのは、本当に合気道と言うのは矛盾を含んでいる(良い意味で)と感じます。そしてそこがとても楽しいです。物理的や生理学的に考えられる理論を敢えて押しとどめることで成立する部分が非常にたくさんあると感じるのです。これを理論的に述べるのであれば、肉体的な出力を意識的に制約して制御することで最大限の効果を得る瞬間の快感は何とも言えません。ここでいう最大限の効果というのも瞬間的にベクトルも加速度も力積も絶えず変化する状態で個々の瞬間においては最大限ではないけれどもそれを連続する相手との関係性で積分すると、最終的に最大限の効果を得るという意味です。こうやって説明されても訳がわからないと思います。

だからこそ合気道においては型稽古の反復による身体的感覚と感性の向上が重要になると思うのです。

その点を注意しながら、以下に実際の稽古に近づける形でオンライン稽古を行うかは本当に難しいと思います。

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