親子で稽古する楽しさ

名古屋至誠館の特徴の一つに「親子で一緒に稽古する」楽しさ、があると思います。
現在親子そろって稽古している人が全部で4組。

親子で稽古することの一番の意義は「共通の経験をすること」です。
親子と言っても学校に入れば普段の生活は別々の時間が格段に増えます。
また、子どもは親の知らない社会を周囲に築いていきます。
親は子どもの話を一生懸命聞くのですが、どうしてもやはり子どもと同じ体験をしているわけではないので、共感できる範囲に限りがあります。
こうした問題はどんな家庭にも必ずある悩みで、もし親子で何らかの共通の経験が存在すれば、相互理解の大きな助けになると考えます。

そして最近ではこの「共通体験」を重視した教育プログラムもあります。
たとえば、幼児向けの教室などでは親子で一緒に参加することで、子どもが安心して楽しく学べることをうまく活用しているところがたくさんあります。
ただ、この「親子で一緒に」の難しいところは子どもが成長するにつれてだんだん親にとって「子どもと一緒のこと」をやるのがきつくなります。
子どもの成長は著しいですし、また学年が上がるにつれて高度な内容の習い事を望むようになります。
そうすると、子どもより二回り以上年上の親にとっては、新しくはじめた習い事を続けていくのは大変です。

そんな中で合気道は親子ではじめるのにとてもよいものだと思います。
以前にも書きましたが、大人にとっては長い間続けることができる武道であり、また子どもにとってはいくらでも上達することができる。
それぞれが異なったペースとスタイルで稽古しながら、合気道という共通の武道について考え、共感しあうことができる。
もちろん、子どもの方の上達が早く一旦は親がおいて行かれる感じはしますが、柔術という武道の性質上単に体で動いているだけではなかなか上達できません。
頭で考えることも大きなウエイトを占めるため、身体的には後れをとっても親は子どもと違った経路を通って上達します。

さらに、上達するにしたがってだんだん高度な(複雑な)ことをやったり考えたりしなくてはならないので、少しずつ上達速度は落ちます(個人的にはそれと反比例して合気道が面白く感じるようになると思っていますが)。そのため、親子の差が縮まったり、開いたりしながら糸を編むように進歩することは、苦労という点でも親子の共感において魅力的なものではないかと思います。
何より一番素晴らしいと思うのは、合気道は年をとるまで永く永くやれることです。子どもにとって大人になっても続けられるような環境で稽古ができれば、とても長い時間を通じて親子で共通の経験と感性を共有することができるのではないかと思います
一緒に稽古されている親の皆さん、どうですか?

「親子で稽古する楽しさ」への3件のフィードバック

  1. 親子で共通の話題があるというのはいいですよ。

    私は39歳の時に合気道を息子と一緒に始めて、今年から娘も一緒に稽古をするようになりました。大人になってから始めたからとても不安でしたが、子供が一緒だと良い刺激、励みになっています。

  2. とりあえず、反抗期に突入した時に腕力ではかなわなくなった息子をきっちり締められることがひとつの目標ですが、もうちょっと時間に猶予はありそうです(?) というか、締められないよう息子も日々上達しているので悔しい・・ こいつうまくなった!と思うとちょっと焦ります(笑) それも親子ならでは?(^^; 

  3. またしてもワンテンポずれてしまった!

    子供と一緒に合気道。いいですよね。
    ウチも長男と一緒に始めて、早4年。最初はしょっちゅう「休みた~い」と言いながら稽古に参加していましたが、現在では出席率はワタシよりはるかに多く、「楽しい、うまくなりたい」とハッキリ言うまでに!
    また稽古中には、普段家では見せない、ちょっとオトナなところが見れたりして、「あぁ、ウチの子も成長してるんだなぁ・・・。」と感動したり。(まだ本人の前では言いませんよ。)

    さて・・・、次は次男を引きずり込むぞぉ~。

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