さて前回の続きです。
六韜の中には虎韜以外ににも竜韜が存在します。
ということはこれが「龍(竜)の巻」に当たるはずなのですが、なぜか日本では認知されていない。なぜ?
「虎の巻」=「虎韜」については、以前目を通した(本当に目を通した程度ですが)ことがあるので、それが戦い方の技術について書いてある書であることは知っていたのですが、「竜韜」については知らず。
ということで、今回「竜韜」にチャレンジ。
といっても、原文を読む気力は中年オヤジに残っているわけもなく、インターネットと日本語訳という素敵な文明の利器を存分に用いました。
それでも結構ボリュームがありました。
結論。「竜韜」は軍隊の規律や動かし方といったマクロというかちょっと「台所事情」を書いた書です。
王がどのように上手く将軍と軍隊を使うか、ということが書かれています。
これでは一般人受けはないですね。普通に考えて一般人は「使う方」ではなく「使われる方」なので。
もし、「竜の巻」があるとしたら「部下をどうやって使って、自分の成果を上げるか」という管理職向けのビジネス書になってしまいそうです。
ちょっといやらしいかも。
というわけで、「竜の巻」はあるけど、そんないいものじゃあないです、が「竜の巻」についての結論です。
以上の話を「竜韜」の内容とあわせて高校生にしたところ、「・・・(+_+)」という顔をしていました。
こいつ、もしかして「虎の巻」と対をなす「竜の巻」というあまり知られていない極意書があって、それを手に入れれば自分だけ優位に立てると思っていたのではないだろうな。
私もそんな「極意書」があったら欲しいです。m(_ _)m
その「極意書」が使えるだけの力量をつけないと
結局、宝の持ち腐れになってしまいますね。
残念!コツコツ頑張ります。_φ( ̄ー ̄ )