11月8日(土)稽古日誌

こちらは普通の稽古日誌。
今日の稽古は大人11名ということもあって、半分が大人で占められている大人比率の高い稽古でした。
大人が多いと、迫力ありますね。
いや、一部の人たちが必要以上に迫力を演出しているのか?

今日のテーマは横面打ち。
前半は横面を捌く形からの技を。
普段足運びがいい加減な子どもも多いので、最初に繰り返し捌きのところまで稽古。
技に入るとどうしても技をかけることに意識がいってしまうので、その手前の箇所までを反復稽古して、足運びや足の位置に意識をおいて稽古しました。
この手の稽古は一人でもできるので、是非苦手な人は稽古前や稽古後に稽古して下さい。

基本の稽古を行った後、
最初に横面打ち入り身投げ。練習した捌き方を利用して相手を捌いてから入り身投げに入ります。
普段入り身はたくさん稽古しているのですが、捌き終わった位置が不十分なために入り身がうまくかからない人がいます。捌きから入り身への繋がりを意識するとよいと思います。

次に横面打ち四方投げ。今回は表のみ2つの形で稽古しました。一番基本の相手の方へ入って力を使わずに相手の肘をたたむ形。これが一番理解しやすいはずなのですが、捌いた次の足の位置によっては相手がしっかり畳まれてくれません。このあたりが稽古の目標かと思います。もう一つは捌いた相手の身体の流れをそのまま利用する四方投げ。私はこの形も好きです。

3つめは横面打ち小手返し。今回は流す形の小手返し。しっかりと捌いてしっかりと流さないと小手は返せません。

4つめも横面打ち小手返し。先ほどの外に転換する形ではなく、捌いた方向と同じ方向にさらに転換をして投げます。
小手返しのバリエーションといえばバリエーションなのですが、実際にやってみると体捌きが全く違っているので、こちらは苦手な人も多いようです。

5つは横面打ち肘極め投げ。今度は捌かずに相手が横面を打ってくるのを、打ち込まれる前に制してその手でそのまま手首を掴んで反対の手で肘をとって極めます。肘が決まらないと無理矢理腰を切って投げなければならないのでとても力が必要です。手首の押さえ方と肘の決め方は何度も体感して感覚を覚えるしかないと思います。

6つめも横面打ち肘極め投げ。これは横面打ちを捌いてそのまま片手で手首掴んで、自分の肘で相手の肘を極めて投げるのですが、これも2種類の形で。私は完全に肘を極める形が好きです。でも、これをやると皆さん嫌がります。気持ちは分かるのですが・・・。肘を極めるやり方はてこの原理を利用するので、軽く肘を接して身体で押してやれば極まるのですが、かけ方を理解できていない人は無理矢理力任せに押そうとしてしまいます。力で押しているうちはかえって決まらないので注意して下さい。

7つめは入り身投げに近いのですが、横面打ちからの天地投げもどき。相手が横面を打ってくるのを先に制して相手の体を制して技をかけます。相手を制する動作と入り身が微妙にずれるのがポイントです。これも繰り返しやって気合が入ってくるとすもうのぶつかり稽古になってしまっている人もいたので気をつけましょう。

8つめは横面打ちからの呼吸投げ。犠牲者はNori先生。予告せずにやったため、受身大変でしたね。すみません。
本来は正面打ちからやる技ですが、以前やった際に皆さんあまりできなかったので、少し捌きが楽になる横面打ちからやってみました。

最後は捨身。通称「カメ」と私の母校では呼んでいます。カメのようになって捨身します。田中先生に初めてこれをかけられたときは、車に跳ね飛ばされたようになりました。
捨身だけあってそれなりに痛いのでみんな嫌がるかな、と思ったところ大人はとても面白そうにやっていました。
この技で最も印象的だったのは、年少さんと超かわいい「カメ」。
あんなかわいい姿をみたら、襲い掛かれません。
でも、とってもうまかったです。

ふう、久しぶりにすごくしっかり稽古日誌を書きました。

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