広島裏旅行記

いよいよ今回の旅行のもう一つのメイン、Noriさんを育んだ広島の探訪です。
広島に入る前から、興味と期待で悶々、いや津々です。

まず広島に入る前に気を付けたのが言葉。
いつも道場で耳にしている広島弁で町はごった返しているに違いない。あちこちから
「けぇ、けぇ」という言葉が・・・聞こえてこないぞ?
???
みんな普通の言葉を話している?
どうやら私の勘違いで、けぇけぇ言っているのは名古屋のごく一部の広島人だけのようです。
きっと故郷の文化を一生懸命守っているのですね。

宮島の美しさに感動するとともにもう一つ気が付いたのは、おみやげのバラエティさ。
もみじまんじゅう、もみじまんじゅう、もみじまんじゅう、もみじまんじゅう・・・
確かにどの店も店の中でオリジナルのもみじまんじゅうを作っています。
宿泊したホテルももみじまんじゅうを作っていました。
でも・・・
もみじまんじゅうしかないじゃん!
どうして広島へ行った人がみなそろいもそろってもみじまんじゅうを買ってくるかようやく理解できました。
きっと広島の人はもみじまんじゅうをこよなく愛しているのです。
売り上げを増やすために安易なコラボや、新しいおみやげを乱発する風潮がはびこる中で広島の皆さんは本当に自分たちの大切なものを大事にする、その美しい郷土愛に心を打たれました。
あ、宮島にはしゃもじもありますが、まあ、ねえ。

本当は、広島では江田島や呉の大和ミュージアムや新藤兼人監督の「裸の島」のモデルの宿祢島を見に行きたかったのですが、すべて却下されました。
宮島を離れて広島へ。もちろん昼食は広島電鉄にのってお好み焼きを食べに行きます。Noriさんからお好み焼きならここ!といわれたみっちゃん本店へ。Nori先生のお勧めに逆らうわけにはいきません。何より、他の店で食べて「おいしかったよ」と言っても「ふーん、でももっとおいしいところがあるけぇ」と言われたら寝られなくなってしまいます。
ここまで来た以上は、本場のお好み焼きを食べなければ後へは退けません。
というわけでみっちゃん本店の前へ。何やらたくさんの人が。
係の人に聞くと40分待ちとのこと。今2時だけど・・・
そうか、Noriさんは教えてくれなかったけれどお好み焼きは食べ物ではなくてアトラクションだったんですね。納得。
私はアトラクションで並ばない主義なので、勇気ある撤退をして別のお好み焼き屋さんへ。
広島のお好み焼きおいしかったです。

さて、おなかも膨れたので平和記念公園へ。
ここでもまたひどい仕打ちを受けました・・・
せっかく娘が見たがっていた原爆ドームが点検中で見られない(T T)DSC00222
我が家は広島に嫌われているのでしょうか?
それとも何か呪いでもかかっているのでしょうか?
公園の中は桜が満開で本当にのどかでした。
川べりにたくさんの人が座っていましたのをみると、今から70年前にあんな凄惨な出来事があったとは到底思えません。
平和はいいですね。

さて、帰りの電車まで時間があったので駅前で買い物を。
ん? ここにもあそこにも赤いポスターが貼ってあるぞ?
よく見ると、町中のいたるところに広島東洋カープのイベントポスターが貼ってあります。DSC_0566DSC_0567
名古屋でもこんなにドラゴンズのポスターはありません。
本当に広島の人はカープが好きなんですね。
そうか、厳島神社が赤で塗られているのもそのためなんですね。
電車にのると赤いユニフォームを着た人もいました。
最初はグランパスのサポーターかと思ったのですが、赤ヘル軍団の準構成員でした。
そんな中で巨人帽をかぶって自転車に乗っていたおっちゃん。
一見すると普通のおっちゃんでしたが、きっとすごい勇気の持ち主に違いありません。

帰りの新幹線のホームで目についたのが「みずほ」「さくら」の文字。
ここは新幹線のホームのはずだが・・・
なんと! 九州新幹線か!
恐るべし広島!
こっそりと鹿児島までの直通便を通していたとは。
名古屋の人間は新幹線と言えば「のぞみ」「ひかり」「こだま」しか知らないわけですから、まさか新大阪から鹿児島まで座っていけるとは思いもしないでしょう。
しっていましたかEさん? さくら315号にのると鹿児島に行けるんですよ。あ、さくらに315号は存在しませんでした。
流石外様の浅野家42万石なかなか手の込んだことをするなぁ。
思わず体内の鉄分が3%位濃くなってしまいました。DSC00228

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