「型」の重要性1 ー初心者の段階的感覚ー

最近は審査前、ということもあって基本の技が多いです。

基本の技をやっているとそれぞれの人の「」がよく見えます(もちろん自分も含めて)。
昨日の稽古の祭にも気がついた点を何人かには指摘しました。

合気道を始めたばかりのころは、「できるようになることが楽しい」時期だと思います。
これまで全くやったことのない合気道という未知の武道を一つ一つ知っていくことがとても楽しく感じます。
私の記憶でこれがすごく強かったのが、RAHさんやAFWさん、釘バットさんの相方です。
とはいえ、合気道は見ただけでは形を真似することも難しいので、「知った」からといってできるわけではありません。

そこで次の段階に移ります。
見て聞いて「知った」技のメカニズムを一つ一つ覚えていく段階です。時期で言えば合気道を始めて数か月の頃でしょうか。
今まで知っていてもできなかった技の形を覚えて、自分の同じ動き(の基礎)ができるようになることです。
どんどんできる形が増えていく、これもまたとても楽しい時期だと思います。

次が「かけたい」という欲求に強く支配される時期です。時期はその人の稽古頻度によってことなりますが、一年以上やっている人~黒帯を取って当分の間が一番強いかもしれません。「欲求」と書くとなんか悪いことのような気がしますが、この欲求は至極当然のものでこれがないとその先の上達はありません。
形を覚えて真似ができるようになった技を実際に相手にかけてみたいという欲求で、術である以上当然に生じる欲求です。
ただ、この時期に「型崩れ」をおこす人が非常に多いです。かくいう自分も多分そうだったと思います。

ある意味ではこの型崩れも一度は経験をした方がよいのかもしれませんが、少なくとも今の私の感覚からいえば、この型崩れが遅い人言い換えればその前段階の型を徹底的に稽古した人の方がこの後に来る長いトンネルに強いと思います。
この型の徹底が図られていると感じるのは、Noriさん、しずかちゃん、Mightyさん、RAHさん、ちびすけ、棒剣士、ハミルトン、レイサンでしょうか。

~続く

「「型」の重要性1 ー初心者の段階的感覚ー」への1件のフィードバック

  1. 「ぼう」、、、

    ここに突っ込んでいる場合ではありません^^

    まさに先生が仰っている事を「なぞる」ようにして
    合気道の楽しさを実感してきました。
    私は「かけたい」スイッチがすぐに入ってしまう。
    これが上達を妨げているんでしょうね~
    で、、、熱くなると皆さんの様子を見て、
    「そうそう、あんなふうにしたいんだった!」と
    思い直しての繰り返し、一歩進んで二歩さがる。
    でもその時だけを見れば後退していますが、
    始めた頃から一歩進んで二歩さがるを繰り返して
    いるわけですから、少しは前進しているんでしょう!

    今になって、Noriさんの眉間のしわの意味が
    よ~く理解できるようになりました。
    (かなり遅いですけどね^^)
    変な方向へ進んでいきがちなので、その際は
    懲りずに修正を宜しくお願い致しますm(__)m

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