武道で心と身体を鍛えたい
武道でいう「道」とは「人としてあるべき道、人がめざすべき道」を意味します。言いかえれば「正しく生きていくこと、物事にまじめにとりくむこと、礼儀正しいこと、人を思いやること」です。この「道」は「誠」という意味でもあります。至誠館の一番の目的は「武道においても、人としても誠をめざすこと」にあります。
ただ、あまり難しく考えてしまうと、精神論ばかり唱えることにもなりかねません。実はそんなに難しく考えることはありません。まずはしっかりと身体を鍛えて技を磨けばよいのです。
武道のもう一つの「武」は戦いを意味します。同時に「武」という字の成り立ちは「戈(ほこ)」を「止める」で、相手の力に対してそれを止める力を持つことを意味します。もちろん「道」「誠」は何よりも大切です。しかし、それを貫きとおすためにも、また途中でくじけないためにも「武」も必要なのです。
危険な面もある「武」の技術を身につけながら、心にはつねに道と誠を目指す。そんな武道を至誠館は目指しています。
至誠館では、その人その人の目標とレベルにあった、「それぞれにとっての厳しい稽古」を積み重ねることで強い心身を身に着けることを目指しています。
大人にとっては、何にも負けることのない肉体と心を、子どもにとっては厳しい稽古を通して礼儀と他人を思いやる心と挫けない心、元気な身体をつくることができる、そんな道場です。
また、合気道は理論的な武道でもあります。至誠館では、その理を初心者にもわかりやすく説明しています。
館長略歴
1988年 東京大学運動会合気道部入部
2006年 名古屋大学合気道部入部
2007年 五段允可
2013年 名古屋至誠館 設立
2014年 六段允可