四方投について02

先日四方投げについて投稿したところ、予想通り稽古中に質問を受けました。
ということで、今回は四方投げについて第二弾です。
せっかくなので少し詳しく書いてみますが、読みにくいかも。

相手の右手をとって(話を具体的にするために手を固定して書きます)四方投げをかけるときに
 ・自分(投げる人)の左側を通る際に相手の腕や身体がひっかかる
 ・投げる直前に自分の右側を通る際に相手がとても重く感じる
最初のような場合、初心者はその状態で無理に相手を投げようとするため掴んだ手が頭の後ろに大きく回ったり、頭の上を回る際に大きな抵抗を感じたりします。そうなるとさらに無理に投げるために力を入れて相手の手を握らざるを得なくなります。初心者は自分が力んでいることに気が付かないことが多いです。そこで、一緒に稽古をしている相手がまずは意識を集中して相手の力みを感じとる必要があります。頭の上を回る際に力で引っ張られていないかを確認します。本来は相手の技に合わせて受けるべきなのですが、相手の力みを確認するには受ける際に、少しばかり腕の前腕に力を入れます(引っ張るのはNGです)、相手が力んでいる場合力を入れるといきなり動きが重くなって技がかかりにくくなります。
相手の力みを確認したら、そのことを伝えながら力まないような形で技をかけるように修正するとよいと思います。

後者のような場合、特徴として右腕が身体に水平な状態に開き、肘が方のラインより上に来ます。正面から見ると右腕が「ム」のように見えます。この状態になると相手の体重が引っかかって相当投げづらくなります。それでも無理に投げようとすると、相手の体重を支える必要があるため背負い投げのような恰好になります。具体的には手と肘と腕の位置が一体になったまま右肩を前に押し出すように投げてしまいがちです。さらに力みがひどい場合は右肩の回転と同時に右腰が右斜め前(あるいは若干右上方向に押し出すように)に動きます。それが高じると投げ終わった瞬間に相手の体重に引きずられて右足がふらついたり、勢い余って左に回転してしまったりします。見た感じで右半身が全部一緒になって動いている人は、(引っかかって)動かない相手を無理に動かそうとしている可能性が高いです。
この方法は単に効率が悪いだけでなく、無理に相手を投げる際に相手を怪我させてしまう可能性もあります。すでに腕が極められている状態で無理に我慢するのは危険です。こういう投げ方をする人に対しては、受け側の身体が相手の右後ろ(力んでいる場合身体より後ろの位置で引っかかります)に来た瞬間に少しだけ相手の手首を握る手に力をいれるか、相手の手首を握っていない場合は取られている手を握り締めます。それだけで、相手にとってはかなり抵抗が強くなるので、力任せに投げにくくなります。何度もいいますが、本来の稽古は正しい形でお互いに相手を感じとりながらきれいに受けるべきです。あくまでこの方法は相手が力任せに投げる際に少しだけ負荷を軽くする防衛策です。何よりも一番大切なのはそういう無理な投げ方をしている初心者に間違いを指摘してあげることです。力任せに投げることは気分がいいかもしれませんが、技の上達の面でも安全面でもよいことはありません。
先生方の見本を拝見すると、手・肘・肩は柔らかく相手の動きを吸収し、腰と下半身、上半身は別々に動くことで力を理想的に伝えられています。

後者の問題点はこの段階まで来ると修正は困難です。そういう状態(引っかかる)までの技の過程を根本的に修正する必要があります。
言葉にするのはやはり難しいです。実際の動きについては稽古の中で確認しながらみんなで直しましょう。

「四方投について02」への2件のフィードバック

  1. すみません。
    何度も読んで動いてみてますが…
    受けは『左手』なんですよね?

    1. 右でした・・・
      すみません。すみません。
      『丸投げ』の反撃が・・・

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